近年私は、若い人からおっさんまで、いろんな人から相談を受ける。出版についてだ。そして、ほとんどすべての人が誤解していることがあるのです。
本には、著者の知っている最も高度なことが書かれているのではないのだよ。本には、著者にとっては当たり前のことが書いてあるのだ。
新しく発見したことを早速原稿にする人もいると思うけれど、普通、本は企画もので、こういう購買層に、こういうふうに見せよう。と考えて書くものです。
ですので、みんな、もっとレベルを下げて考えて、自分にとって当たり前すぎることを書けばいいのだよ。そんなのつまらない? でもね、いずれにしても書く時点で、著者はもうそのことは知っているのだよ。執筆中の著者の関心は、実はまったく別のことにあるかもしれないのです。
それでね、本を書きたい人は、とにかく行動するのだ。考えていないで行動すること。そうすれば困ったことは何なのか、具体的にわかるよ。それを何とかするのだ。
仕事が終わってから、飲みにいってる人なんかはダメよ。本だけではない。そんなことしてたら何に関しても成功しないよ。遊んでいたり、付き合いをしていて、ベストセラーを書く人はいないよ。そんなのは一部の流行作家がポーズでいうだけだ。遊ぶヤツほどよくできる? そんなのはウソだよ。
わかりましたか。それじゃあ、またね。