松崎久純 日常ブログ So Difficult to Cure

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感受性

2013-08-05 | 日記
先だって
別府地獄めぐり
へ行ってきました

バスツアーのパンフに
「別府のその地域は
 千年以上も昔から噴気・熱泥・熱湯などが
 噴出して
 近寄ることもできない
 忌み嫌われた土地で
 地獄と称せられた」

とあって
名前の由来に納得・感心し
現地でも楽しんでいました

8箇所くらいを順にまわって
行くのですが
途中で何種類もの動物を
狭いところに閉じ込めて
見世物にしていたり
(なぜか象までいた)

私からみると
かなりアニマル・アブユーズしている
ところがあったのですが

私自身
あれっ
昔ならもっと気分をわるくして
いただろうに
なんだこの程度の感じ方は
と思えて
ややショックな瞬間がありました

他にも
日本の古い観光地らしく
勝手に
または強引に
観光客の写真をとって
プリントして販売しようとしたり
それをまた買っている客がいたり

こうしたことを見ても
日本人というのは成長しないなあ
とは思いますが

昔ほど強く感情が乱れないことについて

自分自身の感受性というのが
弱くなっているのかと
思えてしまっています

昔は
多少たいへんに
思えることがあっても
自分の感性に磨きをかける
みたいなことを意識して
どこへでも
出かけたものですが

いつしか
それほど積極的ではなくなっていた

実は
インプットよりも
アウトプットを
と考え
何かを感じに行くなんて
あまりにも簡単
それよりも成果を
と思ったことも覚えていますが

まあもう一度
自分はいろいろと感じることができるのか
確かめるための旅が必要かなと
考えはじめています
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2 コメント

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茨木のり子 (すぎやま)
2013-08-07 10:11:13
昔、金八先生がドラマで紹介していた詩が今でも強く印象に残っています。
茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」。
いつも私を叱咤しています。



自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
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すぎやま様 (サミー)
2013-08-07 23:31:10
メッセージをありがとう。
さすがやはり
やっぱりすごくいい詩をご存知
なのですね。

毎日暑かったり
雨が激しかったりしますが
元気でやっていますか

それではまた。

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