まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

農を生業にする

2008年10月28日 21時17分55秒 | Weblog
 利益が上がるのは何年後だろう?ふと思う。来年の目標では生活費までは賄うことは出来ない。営農費と小遣い程度のもの。再来年は?まったく分からない。来年の出来次第というところか。

 週二回の出荷で一日セットを10件こなして月80件、一セットが二千円だから16万。半分は営農費になると単純計算でも成り立たない。
 とりあえずは来年の目標だがプラスアルファ再来年に向けての試験栽培もする。恐らくセットはこれが限界。これ以上になると安定性、ロスが増えてくるように思う。まぁ来年次第というところか。

 前近くで有機農家をされている先輩に一作目ごとに経費を出すようアドバイスを頂いたのだが・・・。恐ろしくてそんなことは出来ない。
 年間40から70品目全部を出す余裕もないのだが知れば知るほど愕然とするものがある。そして経費削減を考えるのだがあまりその余地がないというか。例えば肥料を安くと思っても肥料屋の行為で安く分けてもらっているしもっと安い鶏糞なんか危険で使えない。農薬も使わないし。経費削減は自分の能力次第の所があって失敗を減らすことが一番。そして苗土を自分で作るとか100%苗を作るとか自家採取するとか。技術があれば幾らでも減らす要素はある。自分次第なのだ。

害虫

2008年10月28日 06時15分35秒 | Weblog
 害虫被害の中で一二を争う害虫がヨトウとシンクイ(ハイマダラノメイガ)。

 ヨトウは夜盗と書く。字のごとく夜活動する。さらに厄介なのは昼間土の中に入ってしまうことだ。食欲盛んで食べ方も地際の茎をた食べ一気に枯らしてしまう。写真はニンジンでこれは初期段階。幼虫が小さい間は葉を食べ茎だけにしてしまう。

 よく農家がシンクイという害虫は成長点である若葉を食べるこいつが大量発生すると一株づつ葉をかき分けて中心を見ていかなければいけない。こいつも作物が弱いところに発生するので初期防除が大事。研修時代は爪楊枝の先に小麦粉を練ったものを付けて取っていた。幸い今年は発生しなかった。

 有機農業に害虫はつき物だがただ取るだけの脳では一人での有機農業は出来ない。土壌、栽培方法とどういう関係があるか常に考え工夫をしていかなければならない。