まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

稲刈り

2008年10月12日 15時25分52秒 | Weblog
 実家の稲刈。途中機械が故障というアクシデントがあったが無事終了。
 栽培は有機栽培でもなんでもなく。農薬、化学肥料を使う。実家は兼業農家。父はサラリーマン。

 農薬、化学肥料を使わないと兼業では出来ないだろう。米作りは農薬、化学肥料、機械化で省力的な栽培が出来るようになった。しかし農薬、特に除草剤を使わなければ労力は2倍どころではない。3倍4倍の労力が掛かるだろう。

 本音は農薬、化学肥料を使っていない米を食べたいが自分達で作る労力もない。お金にならない作物を作る余裕がない。
 畑を始めるに当たって実家が米を作っていることが幸運だと思うほうが大きい。米代が助かる。

 実家は今では珍しくなりつつある天日干。刈り取った後強制的に乾燥機で乾かすのではなく天日で二週間干す。
 今が主流のコンバインで刈り乾燥機で干すと2反ぐらいなら1日あったらお釣りが来るだろう。
 それが天日干になると稲刈りに1日から1日半。脱穀、籾摺りに1日から1日半。2日から3日かかる。労力も倍以上かかる。コンバインなら座っているだけでいいのだから。機械を押して刈ることもいらない、かける場所を作ることも木材をはこっぶ事も。かける労力も。鳥脅しも必要ない。

 ただ天日干の米は美味い。今は少なくなったからそう言う人も減ったがコンバインが普及した当初は皆が言った。しかし、味よりも労力だったのだろう。コンバインも価格が下がり、中古も出始めた。高齢化には省力が第一になる。
 
 有機米、天日干、新米。これが今まで食べた米で一番美味かった。魚沼産のコシヒカリなんて比になりませんよ。まともに作った本物が一番。

 将来は必ず作りたい。

秋祭り

2008年10月12日 06時50分46秒 | Weblog
 今はどこもかしこも秋祭り。うちの畑の周りも祭り。だが実家にもどり稲刈りの応援に。
 実家は大阪府藤井寺。こっちも祭り。私は小さいころから稲刈りと祭りが重なりほとんど参加したことはない。そのせいかあまり興味がない。
 ビール片手に祭りの見学。
 
 秋の語源は「飽き食い」ということからきている説がある。まさに稔りの秋。収穫を神に感謝する祭り。それが秋祭り。実家の大阪では祭りに参加する90%が農家ではない。
 伝統を後世に残すことは大事だが時代が進み周りの環境が変わればいずれ無くなってしまうのかもしれない。