忘れまじ、東海豪雨。平成12年9月11、12日。名古屋市内の37％が水に浸かる。

東海豪雨では、2日間で500mm以上の降雨量を観測。庄内川、天白川、矢田川、太田川などの氾濫により暫く水が引かなかった。
直後に、国の激甚災害指定を受けた。
被害総額は3800億円。伊勢湾台風以来の高額な被害額となった。
帰宅困難者用に、名古屋市営地下鉄の浸水被害のない駅には、車両を止め、宿泊可能とした。

最近の台風被害のハシリと言って良い東海豪雨。
台風14号が秋雨前線を刺激し、短時間集中豪雨を招いた東海豪雨。現在の災害の起源と言って良い。

天災は忘れたころにやって来る。(寺田寅彦)

天災は忘れぬ前にやって来る。

台風19号から2週間も経たぬ間に、また豪雨により、千葉県、茨城県、福島県、宮城県民が水害にみまわれた。人智の至らなさを痛感する一方で、災害に見舞われた方々の心身ともに快復される事を切に願わざるを得ません。