ノーベル化学賞、リチウムイオン電池開発の吉野彰氏。旭化成、名城大教授。

モバイル機器になくてはならないリチウムイオン電池。その開発に携わった吉野彰氏にノーベル化学賞が授与される。苦節30年の快挙。おめでとうございます。リチウムイオン電池の今後は自動車用、更には航空機用の開発がしのぎを削るだろう。リチウムイオン電池なくしては、現在のIT機器は考えられない。さらなる進化が待たれる。

囲碁の世界でも、10代の名人誕生。19歳の芝野虎丸8段、快挙達成。

将棋の世界では藤井聡太7段が注目を浴びているが、囲碁においても、若手が着実に実力を伸ばしている。藤井7段のタイトル奪取がファンの注目するところとなっているが、一足先に囲碁での名人が誕生した。こうした若手活躍の背景には、ソフトの開発により、より緻密な作戦、戦法が研究されていることが挙げられる。近年のGoogleによるアルファ碁のような深層学習をベースにした強力なものソフトが開発され、プロの最高棋士をも寄せ付けない強さを達成している。対局相手もネットで探せる時代。若者の武者修行には格好の時代を迎えたと言える。