goo blog サービス終了のお知らせ 

小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

ソフトバンクと豊臣秀吉。スプリント社買収は投資かギャンブルか。孫社長のご乱心?

2012-10-17 | コンピュータよもやま話
 ソフトバンクがアメリカ携帯電話会社のスプリント・ネクステル社を買収するという。買収総額1兆5000億円。ソフトバンクのアナウンスの翌日、株価は20%下落をするなど、一夜にして総資産から2兆円弱が消えたことになった。海外のメディアの反応もいたって冷淡で、「今回の件は、投資ではなく、ギャンブルだ。」といった評価が大半である。
そこで、思い出すのが、秀吉の朝鮮出兵である。目的は中国進出。その先鋒として朝鮮半島を手中に入れようとした秀吉の野望。しかし、冷静に考えればこれは、「秀吉の誇大妄想、あるいは老人ボケ。」だったのではなかろうか。予断ながら、秀吉の朝鮮出兵の副産物は「キムチ」である。(唐辛子が日本から朝鮮半島に伝わったのは、秀吉のこの件に端を発している。)では、今回のソフトバンクが後年残すものがあるとしたら、何だろうか?
 東北大震災の直後、「復興のために、100億円を寄付する。」とマスコミに甚だしく取り上げられたてから、1年半。報道された直後ソフトバンク本社のコメントは「会社として、100億円を拠出ないし寄付する話は何も出ていません。孫社長個人の見解であって、当社はこの件に関して直接の関与はありません。」といったものだった。
(現時点で、100億円が拠出ないし寄付されたと言う報道はなされていない。)
ソフトウェアの卸売禦から、ボーダホフォン社買収。通信事業への進出。さらに海外企業の積極的な買収。途中、社外資金調達のための社債償還費用の捻出に苦慮したりと、機関投資家、経済アナリストから不安視されたことのある、ソフトバンク。
今回受けた「孫社長は投資家ではなく、ギャンブラー」といった評価は今後のソフトバンクの経営母体に少なからぬ影響を及ぼすだろう。
 度重なる、通信障害の発生。顧客情報の漏洩事件と日本国内でも問題山積みの現在、再発防止に努める姿勢を望むユーザーは多い。安定した顧客からの収入を担保に、投資ではなく、ギャンブルに走るソフトバンク。この先に待っている未来の状況を冷静に予測し、適切に対処ことが望まれる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする