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小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
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第24回日本数学コンクール表彰式開催 11月9日(土):於:名古屋大学

2013-11-11 | 日本数学コンクール

一昨日(11月9日)名古屋大学、理学部南館(坂田・平田ホール)にて、数学コンクールの表彰式が開催された。

シニア、ジュニアとも約20名が表彰の対象だった。

式後、各問題の解説がポスターセッション形式でなされた。

受賞者達が、それぞれの出題者から解説を直接聞ける機会とあって、熱心な質問、討議が繰り広げられていた。

実行委員として、このコンクールにかかわり早10年近くになり、この時期が来ると、「表彰式!」がしっかり体内時計に組み込まれている。11月3日文化の日はコンクールの表彰式。これがここ暫くの定番だった。

 今年は、時期も例年より1週間遅く、会場も豊田講堂シンポジオンでもなく、また野依記念館でもない。少々かっての違った表彰式だった。

 大会会長の宇澤教授の挨拶の中にも、このコンクールが実に多くの人々の支援のもとに実施されているかの感謝の言葉が述べられていた。また受験した生徒諸君の開催者側への感謝の言葉も多く聞こえた。第24回日本数学コンクールも無事終了し、ほっとするのもつかぬま。来年度はいよいよ25周年記念大会となる。過去のコンクール参加者の追跡調査も予定されており、一段と力の入った大会となることが予想されます。

 筆者が担当したシニア4番「累乗和のビジュアル解法」の解説ブースには多くの受賞者が訪れ、熱心に説明を聞いていただいた。お名前を確認すると、「あ、あの見事な解答を作成した生徒さんだ」と思わず心の中で叫んでいた。「受賞おめでとう。今後もさらに精進して下さい。」と言葉を掛けている自分。受賞の喜びを満面に称えた笑顔。だから出題委員は辞められない(?)

また、来年の夏、コンクールで会いましょう。

 


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今日10月26日(土)は例年、論文賞の受賞者による発表の日。しかし、今回は発表を辞退。

2013-10-26 | 日本数学コンクール

 毎回楽しみにしている論文賞の発表。しかし、今回は辞退されてしまい、数理ウェーブ担当のO先生の論文紹介に留まった。受験勉強を優先してのこと。(表彰式には出席するとのこと。)自由研究の論文で、ディリクレノL関数についての論文だった。「ディリクレノ定理にまつわるL関数で遊びました。」といった内容だった。色々な数学的知識を追体験する良い機会だったのではないかと思いました。(←論文作成者にとって。)数学はさらに発展しています。遅れずに付いてゆくことだけでもかなりしんどいことです。いまや、Green&Taoの時代です。

11月8日(土)表彰式には、是非参加してください。

今日は会場で、懐かしい教え子に遭遇。元気そうで何よりだった。知り合いの先生も何人か参加されていた。

今年から県立のN高校に勤務されている先生と挨拶。

無言で立ち去った私立T高校のK先生。いらしてみえたんですね!?

人様々ですね。

 


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第24回日本数学コンクール8月10日(土曜日)開催

2013-07-24 | 日本数学コンクール

 真夏の恒例となった、第24回日本数学コンクールが8月10日に実施されます。

シニア部門(高校生)、ジュニア部門(中学生、小学生5,6年)それぞれに、4問出題されます。

試験時間は午前10:30~午後4:00

試験会場:名古屋大学、三重会場、大阪会場、和歌山会場

何題解いても良く、1題でもOKです。

「暑いさなか、数学に熱中すれば、暑さも忘れます。」(!?)

多くの方々の参加を心より希望いたします。

 


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第23回日本数学コンクール。表彰式(11月3日、豊田講堂シンポジオンにて)

2012-11-05 | 日本数学コンクール
シニア(高校)ジュニア(小学校5年生以上中学生)総勢約200人の参加で競われた数学コンクールも今年で23回目を迎えた。大賞はシニア部門が九州勢、ジュニア部門が関東勢が占め、金賞受賞は中部勢では、愛知の東海高校1年、山本君一人であった。
同君の受賞挨拶では「論文賞に掛けた労力は、B5ノート30ページと定期試験に使う時間のおよそ半分を費やしました。論文賞部門(シニア)において、東海高校の連覇を6回に伸ばせて、ほっとしています。自分も来年が最後の参加になりますが、また頑張りたいと思います。そして、東海高校の後輩には、連覇をさらに伸ばすように、お願いします。」と力強い挨拶があった。
 中日新聞「中高生ウィークリー」欄に、山本君のインタビュー記事が掲載予定ですので、あわせてお読みください。(掲載時期未定)

また、来年の第24回数学コンクールでお会いしましょう。



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明日11月3日は文化の日。日本数学コンクール表彰式です。

2012-11-02 | 日本数学コンクール
第23回日本数学コンクール表彰式
日時:11月3日(土)午前10時より
会場:名古屋大学シンポジオン

受賞者の方々おめでとうございます。
今後もさらに一層精進されますよう、祈念いたします。


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日本数学コンクール 8月11日(土)への参加案内。

2012-06-19 | 日本数学コンクール

来る8月11日(土)に、名古屋大学にて、恒例の第23回、日本数学コンクールが実施されます。

対 象:小学5年生以上、中高生。

参加費:1000円(ドリンク付)

会場:名古屋大学他。

過去問は、日本数学コンクールの広場で検索すると第1回以降のすべての問題が閲覧できます。

多数の参加を望みます。

 

 


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新年度になり、新たな体制で日本数学コンクールは始動、開始。どんな問題がでるか楽しみです。

2012-04-21 | 日本数学コンクール

そろそろ、この夏に実施される日本数学コンクールの問題作成の時期です。出題委員の先生方の人員も増強され、ますます楽しい問題が期待できます。

今年は8月11日(土曜日)がコンクール実施予定日です。

 

      『じっくりと、暑さを忘れ、若人ら

        冴える解法、君のひらめき』

             (詠み人知らず)

  

多数の参加を期待しています。

目指せ、大賞、金賞を!!

 


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第22回数学コンクール表彰式(11月3日文化の日)名古屋大学豊田講堂シャンポリオンにて。

2011-11-09 | 日本数学コンクール

先ごろ、表題の表彰式が挙行されました。濱口名古屋大学総長列席のもと、厳粛な雰囲気の表彰式でした。

今年度は、名古屋大学附属中学高校の吹奏楽部(18名)による演奏がオープニングでした。

コンクール:シニアの部  大賞は岐阜県立恵那高校3年の西尾優汰君が受賞しました。

       ジュニアの部 大賞は東京都、筑波大学附属駒場中学校3年の野村建斗君が受賞しました。

論文賞  :シニアの部  金賞は愛知県、東海高校2年の中西有馬君が受賞しました。

                銀賞は愛知県、旭丘高校1年の近藤友祐君が受賞しました。

       ジュニアの部 金賞は愛知県、東海中学3年の山本悠時君が受賞しました。

西尾君は高校におけるSSHの授業に刺激を受け、コンクールに挑戦したそうです。

論文賞金賞は高校、中学ともに東海が受賞しました。高校はこれで5年連続金賞受賞したことになります。

中西君の受賞の挨拶にも「先輩方の受賞がこれで途切れることがなかったのでホットしています。後輩たちにもこれに続いてほしいと思います。」という言葉がありました。さっそく、山本君(中学3年)という頼もしい後輩が現れたわけです。

東海の二人が受賞したテーマは「3種類の面」というものでした。

「4角形、5角形、6角形をそれぞれ1個以上用いて、なるべく面の数が少ない多面体を作ってください。できれば辺の長さが全部等しくなるようにしてください。」

二人とも、アプローチがまったく異なる方法で、最小は9面であることを導いていました。

中西君は、場合わけを丁寧に行う、ヒューリスティックな方法によっていました。漏れのない厳密な議論をしていました。

一方、山田君は、オイラーの多面体定理を駆使して、条件を絞り込み、問題の条件を満たす多面体の最小は9面であることを導いていました。さらに、多面体に穴が開いている場合も調べていましたが、そちらは未完でした。

どちらとも、オリジナリティー溢れる力作でした。

また銀賞の近藤君は情報幾何の知識(ボロノイ図)を駆使した力作を提出してくれました。実際にソフトを組んで、実証性にとんだ結果をだしていました。今後の活躍が楽しみです。

さあ、来年度に向けて、新しい問題を考えよう。

新時代に向けて、来年度のコンクールは「インターネット受験」も可能なように頑張ろうと思います。(出来ればね。)

それでは皆さん、来年また日本数学コンクールでお会いしましょう。

 

 


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第22回日本数学コンクール終わる。(8月7日実施):名古屋大学他

2011-08-08 | 日本数学コンクール

昨日、夏恒例の日本数学コンクールが無事終了いたしました。多数のご参加、有難うございました。またご協力いただいた高校教職員のかたがた、名古屋大学の学生、教職員のかたがた、ご苦労様でした。参加していただいた学生諸君の努力の跡つまり「答案」を一枚一枚丹念に採点する作業が始まりました。日頃の試験と異なり、考え方とか、現象のまとめ方とか、様々な観点から答案を評価します。

「採点会議」ではなく「評価会議」をこれから何度ももって、大賞、優秀賞、優良賞、奨励賞を決めてまいります。

きらりと光る、数理の発想を順次発見する楽しみが、この評価作業にはあります。次代の若者達の「努力と格闘の跡」である「答案」としばらく格闘する毎日が続きます。「評価作業」終わるとともに、夏休みも終わり、幾多の評価会議を経て、各賞が決定いたします。

次回は11月3日、表彰式にお会いしましょう。

 


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今年の夏も数学コンクールで決まり。

2011-06-21 | 日本数学コンクール

また、数学コンクールの季節がやって参りました。

第22回日本数学コンクールが本年8月7日(日曜日)に実施されます。

詳しくは「日本数学コンクール」と検索ください。

対象:小学生5年生以上、高校3年生まで

費用:1,000円

会場:名古屋大学その他

表彰式:11月3日(名古屋大学豊田講堂シンポジオン)

 

あわせて、論文賞もあります。こちらは8月31日締め切りです。

応募規定その他は、同じく「日本数学コンクール 論文賞」で検索ください。

 

なお、本年度の論文テーマは以下の通りです。

テーマ1 「3種類の面」

 4角形、5角形、6角形をそれぞれ1個以上用いて、なるべく面の数が少ない多面体を作ってください。できれば、辺の長さが全部等しくなるようにしてください。

テーマ2 「最大のテーブル」

 正方形の板に4ヵ所の節があります。その4点を避けて最大の円形のテーブルの板を切り取るにはどうしたらいいでしょうか。

4点の位置で場合分けをして考えてください。

 

数学上達の秘訣:「じっくりと問題に取り組み、粘り強く考え抜く力と、それを文章化する論理構成力を養うことが必要です。」

その一つの良い契機となるのが数学コンクールです。ぜひご参加ください。

 

 

 

 

 


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