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小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

理科(物理)の学習はどのように進めるか。

2012-06-20 | 学習一般

今回は、物理に限定して、話をすすめます。

色々な分野があるけれど、やはり中心は力学になります。

(物体の運動方程式をたてそれを解くことが出来ればよいわけです。)

基本的には、物体にかかる力をすべてあつめて、その釣り合いを説明する式を正確にたてることです。そこが第一ステップです。ついで、それを解くことが第二ステップです。見ていますと、この第一ステップで失敗をする生徒が結構多いように思います。

運動方程式を解くことは、微分方程式を解くことになります。このあたりの数学的な力がある人は、物理でハイスコアをあげることが出来ます。(数学ができることが力になります。)

力学が出来れば、原子核物理は容易に解けます。

(電気、電子の運動方程式は即、力学の問題です。)

学習した割りに、得点が伸びない人は、『橋元の物理の大原則』(学研)が分かりやすい説明を、入試の頻出問題を中心に解説してあり、得点力を飛躍的にアップさせてくれます。(是非一読を)

数研の「物理重要問題集」は定番。さらに実力を付けたい人には、ニュートンプレスの「難系物理」をおすすめします。かなりハードです。

さらに、廃版となっていて、復刻された渡辺先生の「親切な物理」はいまでも十分に使用できます。実を言えば、現代のカリキュラムjに合致していないのが難点ですが、未だに「親切な物理」を越える参考書は出ていません。橋元の物理の大原則はその代替なのです。

(ハッシー先生ごめんなさい。言い過ぎました。)

 


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学習について。社会科(日本史、世界史、地理など)

2012-06-06 | 学習一般

いわゆる暗記科目と言われる、社会科について述べます。

定期試験ですら、かなりの情報量を暗記する必要があります。

各担当の先生方が、概ね作業用のプリントを配布されています。

授業はそのプリントを使用して進められます。

分量の多さにあきれたことが自分自身での体験としてあります。

それは、高校2,3年生の世界史を担当されたA先生のプリントです。

2年間でいただいたプリントの総枚数が何と1000枚弱(B4横置き、2段組)でした。

広島高等師範(現在の広島大学教育学部の前身)御卒業のA先生のそのプリントは、先生の言葉を借りれば、「市販の教科書、参考書をすべて調べ上げて作成したプリントで、私大難関校対策も万全」という代物であった。授業までにプリントの空所を補充してゆくのだが、半分埋めるのにも難儀した記憶です。膨大なプリントを前に、青色吐息。学び始めの頃、テストでなかなか高得点はとれなかった。しかし、クラスメートの中には、常に定期試験で90点以上をマークするものがいた。一体どこに差があるのだろうと、彼の社会の勉強の仕方を直接彼に聞いてみた。自分と決定的に異なるのは、事前に多大な労力をかけてプリントの下調べをせず、授業中にプリントの穴埋めをしていることと、授業中にある市販の整理ノートを同時に穴埋めしていたことだった。彼いわく「どれだけ詳しく歴史的事実を教わったとしても、定期試験、実力試験、模試、入試と実際に聞かれるのは、その科目の重要事項だけなので、自分は文英堂の『世界史のシグマ整理ノート』を事業中に穴埋めしながら需要事項を確認し、定期試験の1週間前から、シグマノートを繰り返し暗記すると、定期試験ではほぼ9割以上の得点がえられる。余力があれば、プリントの解説で、先生が重点的に説明した部分を特に暗記すると、得点の精度はさらにUPするんだ。」

以前はスーパーシグマノート(社会科、理科)があり、重宝したが、今はそのシリーズはない。

文英堂のシグマ整理ノートは『超お勧め』です。

繰り返し暗記につとめ、定期試験の前に最低3回復習すれば、かなりの高得点が得られます。

あなたも、一度チャレンジしてみてください。

なお、歴史は当然事柄の年号を記憶する必要があります。

センター入試では、歴史的な事柄を、年代順にならべる問題が定番です。その対策としては、勿論年号暗記が基本ですが、詳細な年号を覚えなくとも対処する方法があります。

日本史を例に説明します。

出来事、事件が発生したときの、天皇、将軍、首相が誰であったかを合わせて記憶することが大切です。そうすれば、細かな年号を忘れたとしても、歴史的な前後関係は判明します。

歴代首相の覚え方は「イクヤマイマイ・・」でしたね。

貴方のご健闘を祈ります。

 

 


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国語の学び方について。

2012-06-04 | 学習一般

 国語の学び方について、「これだな。」というものにたどり着くまでに、相当な試行錯誤を繰り返した記憶がある。

まず、現代国語、古文、漢文いづれも「著者の主張が正確に把握できる」ことが、ポイントです。

そして、論述問題でないかぎり、「出題に関して、貴方の考えは決して聞かれません。」

聞かれるのは、「筆者の考える、根拠であり、理由。」なのです。

したがって、「解答のヒントなり、根拠は題材となる問題文中に必ずある」ことになります。

テスト対策としては、その効率的な見つけ方を体系的に身につけることが、なにより要求されます。

また、大学入試レベルの現代文を難しく見せかけているのは、「抽象的な表現」の多用なのです。

したがって、「抽象的な表現」を「より具象的な表現」で記述した部分を、探すことが大切です。

例えば、東大の入試現代文の出題形式は、ここ40年ほどほとんど変化がありません。

①「波線部分とあるが、その根拠は何か。」

②「波線部分とあるが、それはどうゆうことか説明せよ。」

※古文、漢文でも問題形式は変わっていません。

①については、本文中から、著者が述べている、理由、根拠を見つければ良い。

②については、本文中の別の部分で、著者が言い換えている部分を見つければ良い。

いづれにしろ、「答えは必ず本文中にあるのだから、難しいことは何も無い。」のです。

小説文、論説文、随想など色々なジャンルがありますが、入学試験における、文章の読み方は、実はみな同じでよいのです。

 したがって、普段から気をつけてほしいのは、語彙を豊富にしてほしいことです。また、背景知識を増やす努力をしてください。新書などを豊富に読んで、知的バックグラウンドを堅固なものとしてください。

古文は、「重要古語」をしっかりマスターし、文語文法をマスターし、きわどい読み取りになれることです。「む」の判別などがその例です。

漢文は、句形をマスターすることです。

以上。

 

 


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「学び方が分からない。」という方へのささやかなアドバイス。

2012-05-31 | 学習一般

英語について

「発音記号が読めますか」

高校3年生になって、センター模試のヒアリングで、38点の壁を越えられぬ人の大半は、単語の発音を正確に知らない人です。辞書の単語には必ず、発音記号がのっています。発音記号から正確な発音が出来る人がハイスコアをマークできるのです。もっとも、帰国子女はこの限りではありません。

国内にいるドメスティックな大半お方は、是非発音記号をマスターしてください。最悪でも、電子辞書で発音を確認する癖を付けてください。

「すべたは、短文を覚えることに始まる。」

文法事項も、熟語も、構文も必ず、例文と共に覚えよう。いや元に例文を覚え、その後に文法事項を覚えよう。短文を豊富に覚えておけば、和文英訳も楽に出来kるようになります。また初見の英文を読み解くには、ストックされた例文が、思考のフレーム(骨格)となって、ハイスピードな解釈を可能とします。少々初学者には難しいですが、「基本英文700選」(駿台文庫、伊藤和夫、鈴木長十、共著)

などは、受験生の必須アイテムといえます。数ある駿台文庫のなかの最古いぞくする「700選」は永久に不滅です。

単語、熟語、構文が覚えられぬ人は、是非例文をたくさん覚えてください。

「特に単語が覚えられぬ人」へ

単語のなりたちは、基本的に、接頭語+語根(語幹)+接尾語から出来ています。

また、英単語の約8割はラテン語(フランス語)の輸入です。接頭語、接尾語は約300ほどありますが、きわめて論理的に構成されています。この辺の事情をわきまえた上で、スーパー記憶術を紹介している単語集として、伝説の名著「試験に出る英単語」(青春出版、森一郎著)があります。しらべてみると、いまだに大学入試に頻繁に出題される単語をそろえている、名著です。(今でも使えます。特に、選抜性の高い難関校に役立ちます。)

「長文読解が苦手な人」へ

単純に基礎力不足の人が大半です。単語、熟語、構文のどれかにミスがあっても、長文は読めません。基礎を今一度見直して地道な努力を重ねてください。

 


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勉強の仕方、学び方、学問上の研究方法に共通な、「学び」について。

2012-05-29 | 学習一般

中間試験が終わり、気がつけば、1学期末試験が近づいています。

どの段階でも、常に学びの姿勢をチェックしたいものです。

高校生が普段どのように勉強すれば良いのかについて、暫く書き綴る予定です。

まず、数学について。

定番の「チャート式 基礎からの数学」シリーズを中心に学習するすることをおすすめします。

「座右のチャート。」を合言葉に、枕もとの右には青チャート、左側にはフォレストを置いて毎日しっかり睡眠をとりましょう。

平常の学習にあわせて、青チャートの基本例題を片っ端から解きまくってください。そのさい際、5分は自分で考え、解けそうならそのまま解いてください。解けなかったら、解答をよく読んで、理解すること。出来たらその場で解答をノートに再現してください。(無j論チャートは伏せておきます。)そして、その週末の土日にもう一度、解けなかった問題を解きなおすこと。それで自分の理解度をチェックしてください。

 


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数学の勉強法について。

2012-05-22 | 学習一般

教科によって、勉強法は様々です。

基本は、「手本を忠実に。」です。

数学なら、定義をしっかり押え、基本概念をよく理解することです。

次に、豊富な演習(練習を)を重ねることです。

公式を単純記憶するのではなく、「導き方」をマスターすることです。

闇雲に丸暗記するのではなく、基本概念、原理原則をよく理解し、その上でしっかり覚えることです。

(Practice makes Perfect.だったかな?)「習うより慣れろ」これに尽きます。

 

さて、学習(特に受験勉強)については、以下に紹介する、和田秀樹さんの各種書籍が参考になります。

和田さんのデビュー作「受験は要領」(PHP文庫)は一読の価値あります。

一部に、「現代文にはこれといった決め手は無い。」といいた記載がありますが、そんなことはありません。それ以外、和田さんの指摘はおおむね正しいと思います。和田さんの詳しい来歴については、ネットでお調べてください。

 

 


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チャート式 『基礎からの数学』シリーズが来年度から変わります。

2011-09-13 | 学習一般

現在の『基礎からの数学(改訂版)』シリーズが全てなくなり、現行の『基礎からの数学(ワイド版)』シリーズを、新たな『基礎からの数学』シリーズとして扱う。以上の変更が、来年度からあるとの連絡がありました。

新課程用の参考書として生まれ変わるチャート式。改定版のレベルが高いこととと分量が多いことが懸念されたのでしょう。

新過程で増える単元もあり、チャート式の本文、解説冊子の肥大化が考えられます。新課程移行を機に、チャート式の見直しをされたのでしょう。ワイド版シリーズは、日常の学習から受験準備まで幅広いレンジで使用可能な参考書です。随所に『数学のコツ』がちりばめられています。

正確なところは、「来年度からの新課程用のチャート式『基礎からの数学シリーズ』の編集方針はワイド版流で行う。」ということでしょう。

以上、お知らせします。

 


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インターネット時代の勉強方法ってありますか?

2011-08-23 | 学習一般

インターネットが普及しはじめて既に15年ほど経ちました。生活の中に、しっかり根ざしているこのインターネット。そこに蓄積される様々な情報を効率よく利用すると、効率の良い受験勉強が可能となったり、色々な分野の最新動向を調べることも容易に出来ます。

その気になれば、受験数学なら、教科書、参考書なしに準備が可能かもしれません。それくらい、有用な情報もインターネットから得られる時代になりました。例えば、定理の証明を分かりやすいシュミレーションソフトでみることも可能です。

当然、その情報は玉石混交であるので、情報の質を調べる鑑識眼が必要とされます。

センター試験から二次試験まで、様々なサポートが得られる、サイト、ブログを皆さんで見つけてください。

 


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夏休みの学習について。

2011-07-16 | 学習一般

いよいよ待望の夏休みである。この夏をどう乗り越えるかが、受験生達の天王山といえる。

日ごろできない勉強法を一つ紹介する。

題して「100時間勉強法」

  特徴:特に苦手科目の克服に最適である。

  内容:特定の科目を集中的に100時時間連続して1科目のみを学習する。

  効果:不得意科目を人並みの出来にすることが可能となる。

  解説:1週間に2時間の科目は年間で70時間が標準であろう。(大方の学校では)

      だから、まとめて100時間勉強すれば、容易に苦手科目が克服できます。

      数学なら参考書の基本問題(青チャートならチャートマーク2個から3個)を徹底的に繰り返すのです。

      問題を見た瞬間に方針が頭にたちどころに思い浮かぶようになるまでに、ひたすら勉強しましょう。

      夏休み明けには、きっとあなた自身が変わっています。

       「求めなければ、何事も完成されません。達成されません。

        熱烈に望むことが、貴方の行動を変え、貴方の人生航路も変えるのです。」

 


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社会科の学習について。

2011-07-01 | 学習一般

社会科の学習を普段どうやっていますか。授業に出て、プリント学習をしたり、史料を基に考察したり、討論したり。授業形態はさまざまでも、必ずあるのが、定期試験。その定期試験を如何に効率よく学習するのか、そこがポイントです。お勧めするのは以下の方法です。

例えば、文英堂のシグマ整理ノート(地理、日本史、世界史等あり)を授業進度にあわせて、赤色でキーワードの穴埋めをします授業と同じ単元なら、授業中に作業していても先生に注意さっることは、まずありません。そして、日頃は、5分、10分の細切れの時間に復習をします。これを普段からこまめにやっておき試験直前の1週間から3日前にかけて集中的に3回復習します。これと、授業中のノートを読み返して、先生のはなした内容を思い出し、重要項目を洗い出します。以上で、定期試験の準備は万全です。得点は90点以上は確実でしょう。

 


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