おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

職人魂に感激、そして感謝!

2015年07月17日 | 日記--感じたことなど
下の1枚目の写真を見て欲しい。
今使っている撮影機材だ。すべてゼロハリバートンで内装はカメラのコンポーネントにあわせて別注になっている。
撮影によって使い分けるため、これだけの数が必要になった。



今回は右奥の黒いバッグに注目して欲しい。
最近従事している奈良の国宝の撮影は、自然光だけで撮影するため光をカットするデフューザーとスタンドを持っていく必要がある。
いくつかのメーカーのスタンドケースを試したのだが、すぐに壊れたり、使い勝手が悪かったりと悩んでいた。

そんな事を、豊岡にいる友人に相談したら、オリジナルで作っていただける事になった。
簡単でいいので、指定したサイズと耐久性があるものをとお願いした。

しばらくして、豊岡に行ったおり、春名さんという職人の方から、出来上がったものを直接手渡していただいた。
僕の事務所のテーマカラーである黒と赤でコーディネイトされている。
外は黒だが、内側は赤で、革の部分には事務所のマークが刻印されている。
おまけに、ボタンは漆塗りときている。
聞けば、ホームページで僕の事を知り、春名さんの職人魂に火がついたとか。
採算度外視で納得のいくものを作っていただいたとの事。





今までも、オリジナルで作ってもらったバッグやケースなど幾つもあるが、今回ほどビックリし、感激した事はなかった。

本当に、素敵なケースありがとうございました