おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

幣立(へいたて)神宮について

2014年06月02日 | 日記--感じたことなど
幣立神宮は"九州のへそ(中心)"と呼ばれる蘇陽町にあり、お宮は小高い森の上に鎮まっている。
この幣立の森は、縄文の太古から生き続けているような大木が鬱蒼と茂り、おごそかな神域の雰囲気につつまれている。



日本最古の神社といわれ、一説には一万五千年の歴史を持つとも。
高天原神話発祥の地として、ここに天孫がご降臨されたとき、この地に幣を立て、天の神を奉った事が、「幣立神宮(幣立神社)」のはじまりとされている。ちかくにある高千穂神社や天岩戸神社の関連などを考えるのも興味深い。

もう一つ、古代から続いているのが五色神祭で、世界の人類を大きく五色(赤、白、黄、黒、青)に大別し、その代表の神々を祈り、地球の安泰と人類の弥栄、世界の平和を祈る儀式。世界の人類を示す「五色の面」が納められているそうだ。この祭典に世界中から多くの人々が集まってくるという。



このように、弊立神宮には人智では計ることのできない事象がいろいろとあるようだ。ただ、この幣立の森のなかに身を置くと、阿蘇の大自然に抱かれているという実感が体にしみ込み、心が癒されるのは確かだ。