おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

ストライプに覆われたPOPな東塔

2012年06月06日 | 日記--感じたことなど
先日、薬師寺さんに撮影許可の申請に伺った。
国宝の東塔がなんと巨大なストライプの覆いに囲われていたのだ。
出雲大社や伊勢神宮では遷宮の際、お社を覆うのは純白の布なのでちょっと驚いた。



「凍れる音楽」と、その美を称えられた東塔だが、修繕中の今は随分POPな音楽を奏でているようだ。
今度優美な姿を見せてくれるのは6年後の平成30年らしい。
西塔のように華やかな色彩になるのか、それとも1300年の悠久の時を重ねたままの姿なのか、とても楽しみだ。
個人的には、やはり後者が望ましい。
お寺側もなるべく昔の素材を活かしたい、とお考えのようだが、耐久性を考えるといろいろ難しいらしい。

遥か後の世代の為にと、皆試行錯誤しながら尽力されているのだ。
でも1300年後、僕たちの世界は一体どうなっているのだろう・・・