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2015 年 ヨーロッパへの旅 34 ハンブルグ⇔リューネブルグへ 

2016-01-04 15:46:02 | 2015年 ヨーロッパへの旅

9月22日(月)

Hamburg⇔Luneburg
ハンブルグ⇔リューネブルグ



ハンブルグのホテルLe Boutique By Centro Comfortに
               (ル ブティック バイ セントロコンフォート) 
スーツケースを預けて、20日はシュヴェリーン、
21日はウィスマールで遊び、
また、ハンブルグに戻ってきて、今日はリューネブルグまで出かける。

朝、のんびり食事をとり、テレビでペテルブルグテニスオープンを見ながら
ゆっくり支度をし、11:30、Sバーンの電車に乗り、
途中、ハーブルグで乗り換え、リューネブルグを目指した。

 さて、リューネブルグの駅から旧市街の入口まで歩いて15分。
道の両側にはたくさんの木々があったが、
特にこの白い実の付いた木に魅かれた。

名前も分からないし、日本でもあまり見かけないような気がする。
どなたか御存知なら教えてほしい。 

(早速、きのぴさんからいただいたコメントを基に調べてみた。)
確信はないが、ナンキンハゼのような気がする。
ブログって、すごい!きのぴさんありがとう。

旧市街に足を踏み入れると、木造の古いクレーンが目に入った。
この一帯はかつて港だった所で、
このクレーンで商品の積み荷や荷上げを行ったという。
現存するこのクレーンは1797年に造られた物で、
最初のクレーンは1382年に造られたとのこと。

このクレーンの対岸にはすばらしい建物が並び、
その美しさは、まるでおとぎの国に来たようだった。
幸運にも戦火を免れた為に旧市街の街並みがよく保存されているからだ。

ここリューネブルグは岩塩の産地で、10世紀頃から掘り出しが始まり、
「白い黄金」として中世のハンザ同盟の富を生み出し、
非常に裕福な街になったそうだ。

しっかりとしたレンガ造りの美しい建物は聖ニコライ教会で、

寄付箱に2ユーロずつ入れて中に進むと、

立派な祭壇や ステンドグラスが見られた。
この教会は15世紀頃に建てられ、船乗りの為の教会だったという。

いつもヨーロッパに行くと街々に教会があり、
私達は必ず入って見る。
もちろん詳しいことは分からないが、
美しいステンドグラスや、祭壇の絵画などは
全く文字が読めなかった当時の人達に、神父や牧師が
「キリストの教え」を読み説き聞かせるための教科書だったのだろう。

教会を出て数分、立派な美しい市庁舎があった。
13世紀から建設が始まり、街の発展と共に増改築が重ねられ、
いろいろな建築様式が混在しているという。

中に、13世紀の薄暗い木造の部屋があるというので、
是非見たかったのだが、「テレビの撮影があるので、
建物に近づかないでほしい。」とガードマン風の人に言われ、
すぐ傍のケーキ屋さんで一休みすることにした。

パン生地に溶かした砂糖をかけたようなこのお菓子は
あまりおいしいとは思わなかったが、

ココナツ生地を固めに焼いたこのお菓子は、アールグレイの
紅茶とよく合って、とってもおいしかった。


さて、ここから「アム・ザンデ広場」を目指した。

ここは幅40m、長さ275mの細長い広場で、
かつてのハンザ商人の館が立ち並び、
いろいろ趣向を凝らした美しい家並みが続いていた。

下の黒レンガ造りの建物は、
昔は、酒場や宿泊所などを兼ねたビールの醸造所で、
現在は商工業局として利用されているとのこと。

ステキな建物をキョロキョロと見回している時、
日本人らしい二人の女性を見かけた。
声を掛けると、八王子の多摩センターと鎌倉にお住まいの方で、
シルバーウィークと有給休暇を使って、
8日間の北ドイツ旅行を楽しまれているとのこと。

うん?シルバーウィークって何?
「春のゴールデンウィークに対して、秋のシルバーウィーク・・・」
初めて聞いた言葉に驚いた。

お二人も、ドイツ語ばかりであちこちトラブル続きの珍道中だ
と笑っておっしゃった。

大勢の観光客はほとんどドイツ人で、数人の韓国人や日本人は
見かけたが、中国人のグループには全く会わなかった。

さて、4人で給水塔に登ることにした。

一人4ユーロと言われて、係員に「シニア券はないか。」と聞くと、
「いいえ、ここに来る人は皆シニアだからね。」と言って笑った。
シュヴェリーンではシニア券があったのに、残念!

給水塔の上から見る街並みは赤い甍(いらか)の波でとても美しかった。

昔、レンガを焼く時にベンガラ
(インドのベンガルで産した所から名づけられた)を入れた。
防食効果があり、成分が酸化鉄なので、
その酸化作用でレンガが赤くなり、それが今も受け継がれているらしい。
現在は、もしかしたら化学的な薬が使われているのかもしれない。

そして、真正面に見える聖ヨハニス教会、塔の高さは106m、
ここでは寄付1ユーロずつ。

中にはすばらしい装飾の数々があり、
中世のキリスト教の絶大な力に、今更ながら驚かされた。

 夕方、5:28にハンブルグ行の電車に乗り、約30分後到着。

駅の近くの中華店で夕飯をいただいた。
(この店には結局翌日も入ることになり、
香港の青年と出会うことになるが、今日は割愛!) 

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きのぴ)
2016-01-05 19:57:25
なんきんはぜ?かな~
返信する
Unknown (きのぴ)
2016-01-05 20:02:56
なんきんはぜ?かな~セッコウボク、ココナッツみたいなの?
返信する
ナンキンハゼ (まあちゃん)
2016-01-06 11:48:12
きのぴさんありがとう。さっそく調べてみました。
セッコウボクは葉が長めの楕円形で、対生でしたし、ココナッツは全く違う形状でした。
ナンキンハゼは葉が丸くて互生でしたので、これに近いように思われますが
全く同じではないので、自信はありません。
葉が紅葉していれば、確信できたかもしれませんね。
お忙しいのに、すみません。ありがとう。


返信する
すご~~い! (かこ)
2017-01-09 16:14:55
読めば読むほど凄ーいとしか言いようがないですね。
なんきんはぜ・・・とても綺麗です。
ステンドグラス、見てみたいし、ケーキも食べてみたい。

赤レンガは知っていますが、ビールの醸造所の黒レンガ
初めて。
そして聖ヨハニス教会・・・実際に見てみたいですね。
返信する
すご~~い! (まあちゃん)
2017-01-10 00:27:18
かこちゃん、ありがとう!
もうそろそろ旅の終わりに近づいていますが、いつもお忙しいのにお訪ねいただき、しかもコメントまでいただき、恐縮しています。
私自身、再度目を通すと、その時のことが思い出されて、すご~~い所だったんだと思います。
もう二度と行くことはないと思いますが、かこちゃんはまだまだお若いので、いつかチャンスがあるかもしれませんね。
返信する

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