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2010年 ヨーロッパへの旅 スイス・バーゼル 2

2011-01-03 16:26:24 | 2010年 ヨーロッパへの旅 ブリュッセル~ルクセンブルグ~LON~バーゼル
9月13日

今日は今年の冬インフルエンザが流行した時に、
誰もが耳にした「タミフル」で有名な製薬会社ロッシュに訪問した。


何もかも驚かされることばかり。
1896年、今から130年ほど前にハーブのエキスを抽出して、
咳止めを作り、販売したのが起業の始まりで、
その後、1970年~80年にかけて多角経営に乗り出し、
現在はヘルスケアー、診断学と医薬品の開発に力を入れ、
高齢化社会に各患者に合った個々の対処方法を
重点的に開発したいと考えており、
未だ処理することの出来ない5,000~6,000の
病原菌の開発に、力を入れていきたいということであった。

5人の博士が次々いろいろな説明をして下さったが、
私の一番の感激は、ゲストルームでのランチ!
今回の旅で初めてのフランス料理。





そして、他の部屋まで各自取りに行くビュッフェスタイルのデザート。



おしゃれで美味しくて、超一流のホテルのようだった。

そして、その食事中の話に又感激!

今日の通訳は松井さんという女性の方で、
丁度、日本で学園紛争のあった頃、
チェコスロバキアから留学生として来ていた男性と知り合い、
その後、1968年に起こったあの有名なチェコスロヴァキアの
変革運動「プラハの春」で彼が帰国出来なくなり、
御結婚後、お二人とも祖国を離れ、
スイスにお住まいになっているということだった。




この話に今回の訪問でお力になっていただいたJarek博士が
身につまされたように身の上話を始められた。
彼も元々東ドイツの方で、スイスに亡命をされたとのこと。



お二人のお話は私にとって全く想像も付かなかったことで、
松井さんの凛とした美しいたたずまいと、
3ヶ国語を自由に操る頭の良さ、
尊敬と憧れで胸が熱くなった。


午後は工場見学に出かけた。



ロンドンと違い、物々しい検閲もなく、
各処理工場の工程も見ることは出来たが、
残念ながら禁撮影なので、掲載出来る写真はない。

4時、全ての行程を終え、ここから歩いて10分のホテルへ。


本当にすばらしい経験だった。
感謝 感謝

コメント (4)
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