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まさに、これこそ「事業仕分けのパフォーマンス」といわれても仕方のない事例を見せてくれた。
最終日の27日、影の仕分け人である財務省の事業が申し訳程度に俎上に上った。その一つが「公務員住宅を新しく建設する事業」である。
そして、「公務員用の住宅を税金で造る必要がそもそもあるのか」と鋭い批判が相次いだというが、その割りにはなんともしまらない結論、「中止が可能なものは直ちに凍結するなど、事業の見直し」だって。
マッシーパパは笑ってしまった。そして、これはやっぱ財務省のアリバイつくりだったなと悟ったものである。
なにしろ、「廃止」と「見直し(凍結)」では大違い。ましてや官僚言葉では「見直し」とは「何もしない」ことと同義語。そして、「廃止」でなく、「見直し」になった理由が「キャンセルすると何十億円弁償が必要」ということらしい。
ところがである。地元の黒川滋さんのブログ「きょうも歩く(http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2009/11/1127-8135.html)」には、「まだ土地も掘っていない、半月も経たない前から工事の説明会しかしていないものにどうしてキャンセル料なんか発生するのかわからない」とある。
さらに、「財務省は公務員宿舎が必要な理由として、緊急要員の確保ということを挙げていたが、それなら今までの職場に近い都内の古い公務員宿舎のままで良いのではないか」ともいう。そして、その理由を震災など緊急の対応には徒歩で4~5時間かかるから不都合とするのだ。
あの自衛隊の事業仕分けでは態々、陸自広報センターを事前視察、民間のテーマパークになぞらえて募集広報の有料化による経費節減を訴えたのと大違い。こちらは現地視察もなく、お役人のだましのテクニックで攻撃の手を緩めている。
それとも何? 自分達議員も同じアナの狢。都心の一等地で、民間なら50万を出さないと借りれないようなマンションにわずか9万円の家賃ですんでいる後ろめたさから。
あの、ホテルと見まがうようなロビー、最上階の28階にはスカイラウンジまである超豪華マンション(衆院赤坂議員宿舎)を格安料金で借りてる手前、それ以上は突っ込めなかったというのだろうか。
そういえば、07年2月に、赤坂議員会館が落成した際も、世論の大反発で、議員先生もみんな入居にしり込みしたはず。
それがほとぼりの冷めた今日現在、ほぼ満室とか。それもあの庶民の党を自認する共産党議員まで入居しているから驚きである。
ともあれ、この手の話に決まって、官僚や議員が口にするのが、「緊急の用に備えて都心の近くに」とか、「いつ転勤を命じられるか分からない」という常套句。
だが、「緊急の用」は黒川さんのブログで「いかに口実か」ということがよく分かったと思う。又、「転勤が多い」云々も、同様に悩む大企業ですら、最近、コストダウンで、「社宅の用意」は従業員の10%程度だという。それもほとんど借り上げ社宅に変わりつつあるというのだ。
それに、何も自前の社宅を持たずとも住宅手当の支給でどうとでもなる時代に、どうしてもこだわるのは、これまでのハコモノ行政のしがらみから抜け切れないというだけのこと(?)。
つまり、公務員もそうだが、議員の先生方も全て豪華なマンションに入るのが「ステータスシンボル」と思っている証拠。あるいは特権と錯覚しているのでは。結局ここにも、議員と官僚の持ちつ持たれつが垣間見られるのである。
因みに言えば、ホンとに公務員で官舎が必要なのは、基地に住む自衛隊員、行刑施設の刑務官。そして、医療施設の医師と看護士ぐらいでは。
マッシーパパはそれ以外の公務員官舎は全廃。そして、どうせ4年に一度入れ替わる議員さん達も原則、住宅手当で十分と思っている。
それが証拠に、河村たけし氏など、「こんな格差社会に議員さんが特権を行使することなどありゃせん」と、豪華マンションを嫌って、民間アパートを借りていた。
そして、「結局、すべてがお手盛りだということ。国民から預かったお金を節約しようなどと誰も考えていない。これでは国民の視点に立った政治はできない」と喝破しているのである。
もういい加減、民主党も本気になって、自らかかげる、「コンクリートから人へ」の実践を真剣に考えたら?・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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