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9月4日の「毎日新聞全国世論調査」に、「北方領土進展、期待62%」とある。
何のことはない、この調査(2、3日)を実施していた折も折、日ロ首脳会談がウラジオストックで開催。
安倍総理が会談後の記者会見で、領土交渉の進め方について「道筋が見えてきた」と述べた上で「その手ごたえを強く感じとることができた」と語った影響である。
でも、「期待」と答えた人はご用心。ご承知のように「中身のないのをいかにもあるようにみせる」のが、彼特有の手法レトリック(巧みな表現をする技法)。
もう少し説明を加えると、過去、何人もの首相が日ロ首脳会談で領土問題を話し合ってきたが少し前進しては後退の繰り返し。
その主たる理由は「4島一括返還」を前提とした「不毛な歴史論争」に明け暮れたからと言われる。
だからこそ、去る5月、プーチンとのトップ会談で合意したのは、「新たなアプローチ」による手法の転換。
即ち、エネルギー開発やロシア極東地域の産業振興など経済を中心とした8項目の協力を(領土交渉より)先行させる。
そしてその協力関係の多角化と緊密化を通じて、北方領土問題の解決に向けた平和条約締結交渉に弾みをつける、という戦略の見直しをしたというのだ。
文字通り「give & take」とでもいうのか、それとも、アダム・グラントの「与える人こそ成功する時代」の先取り?・・。
いやはや困ったものです!この御仁。昨今は独裁者になって、何でもできると過信しているのでしょう?
でも相手はロシア人ですよ。それも元KGB長官。スパイの親玉なら、対人接触のスキル、交渉の方法、情報収集術などお手の物のはず。
一方、こちらは人を疑うことのできない甘ちゃんの日本人。ましてや、小泉純一郎の軌跡をなぞる安倍総理なら、まさにプーチンにとって、「鴨ネギ」。
覚えています?あのジュンイチロー氏でさえ、05年11月のプーチン首脳会談で手玉に取られたぐらい。
即ち、領土問題は「共同声明」に盛り込めず、経済協力は12項目も認めるというていたらくだったのです(当時の悔しさを綴った櫻井よしこさんのコラム「プーチン来日で惨敗の日本外交(http://yoshiko-sakurai.jp/2005/12/08/445)」)
もっとおかしいのは安倍総理の発想。
ー過去の失敗を乗り越える方法はたった一つ、「プーチン大統領との個人的信頼関係の構築」であるとし、首脳会談は第一次安倍政権の時代を含めると14回に及ぶ。
又、プーチン大統領と「ウラジミール」「しんぞう」などと呼び合って会談していることを誇る(ジュンイチロウがブッシュとファーストネームで呼び合っていたひそみに倣った?)。
それにしてもこんな程度の外交で領土が帰ってくるとほんとに信じているのですかね。
間違っても無理でしょう。
何しろ、彼の国は無法が当たり前の共産国家。そんな甘いことをしていてはたちまち国のライバルに寝首を掻かれるお国柄。
だとすれば、総理の真の狙いはひょっとして「敵は本能寺」。
プーチンを悦ばせるとみせかけ、本当はロシア開発の利権を財界と自公政権で山分けするため(?)・・。
なるほど、それなら、「経済協力優先」も、あえて、プーチンに二匹目のドジョウを食わせる理由も納得できますよね・・。
でも、食い逃げは日本では「犯罪」だということをお忘れなく・・。
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