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小沢裁判の指定弁護人は控訴について、期日まで悩みに悩んだという。
それでも、控訴を決断したのは、指定弁護人としての使命感、そして、なによりも、「一審判決の誤認を覆す一定の確信が得られたから」と、その理由を会見で延べている。
が、これに驚いたのは当の小沢氏、宴会では豆腐をアテに白ワインを愛飲し、ペットまで、白い「おしどり」を飼うほどに、無罪確定を念じていた(?)のに、この結果。
早速、「先日の無罪判決の内容をみる限り、控訴審でこれが覆ることは想定しにくく、指定弁護士が控訴したことは理解に苦しむ」と、指定弁護士の対応を批判したという。
勿論、控訴に驚いたのは小沢氏や小沢氏の弁護団だけでない。
無罪の判決に胸をなでおろし、『小沢無罪 この国は激変するか』と小沢氏の復権に期待をかけていた日刊ゲンダイは連日、
『控訴決定 小沢謀略裁判継続(9日)』、『指定弁護士側と小沢弁護団のどちらに正義があるか(10日)』と、怒りが収まらない。
一方、小沢シンパのBROGOS4人衆もでブーイングで揃い踏み。
新恭氏は「そもそも、検察が不起訴にし、東京地裁が無罪にしたのは(事件そのものが)不手際とかミスの類の微罪、違法性に乏しいからなのに控訴するのは『特捜の歴史的犯罪に手を貸す』もの」と言いたい放題。
植草一秀氏は控訴の是非を問うよりはどちらかというと、「控訴されても有罪と宣告されるまでは無罪。その『無罪推定の原則をまるで理解できない読売・産経』が情報操作で小沢攻撃している」と噛み付く。
天木直人氏は指定弁護人3人の控訴を『司法官僚の呪縛からのがれられない』罪深きことと断罪。
そして、板垣英憲氏は上記3人とは一線を画するかのように、なぜか論評を避け、「『暗黒人民裁判』の影に政界の策士である仙石由人の影がチラついており、その又彼を操る米国のカラクリが見て取れる」と、なにやら怪しい論法で煙に巻く。
ま、早い話、小沢シンパの人々は、
①検察が不起訴にし、無罪と決まった一審をいたずらに控訴しても有罪にできないのは明らかで無駄
②むしろ、不手際とかミスの類の微罪に執拗に追求するのはもはや司法の陰謀、あたら有能な政治家を潰すことになる
③しかも、強制起訴に至った検察審の過程そのものに疑義があり、検察審制度そのものが問われるべき、といいたいのであろう。
だが、本当にそうだろうか? よし、彼らに正義があるなら、この控訴に果たして、こんなに多くの国民が歓迎しただろうか?それに、
①の指摘も、「三審制」そのものを否定する危険思想。最近、最高裁も「一審の判決を尊重すべし」と通達を出したようだが裁判官の独立性を否定する、由々しい問題。
それに、この裁判の一審が「有罪」だったら間違いなく、小沢氏は控訴したはず。それも、無罪を固く信じて・・。
とすれば、冒頭にいわく、指定弁護士も確たる理由があって控訴したものなら、国民の望むところであるのだ。
②にしても、政治家なら、なぜ国会の場で身の潔白を訴えないのか? やましいことがなければなおのことで、政治家として、彼が信頼と名声をなくしたのは案外、小さい器が見抜かれたのが真相かも・・。
ー4月27日の「読売」の世論調査でも「国民に説明責任を果たしていないと思う人」が87%に達している。
③の検察審における検察のリークやヤラセを喧伝するが果たしてそうだろうか?
そもそもこの制度は検察の立件にも市民感覚を入れようという趣旨で生まれたもの。しかも、本件は検察が立件しなかったとはいえ、決して不起訴相当の案件ではない。
つまり、99%の有罪率を維持せんがために起訴をあえてパスしたシロモノ。いわば検察とて、白とはっきりと断定したものでない。だからこそ、黒に限りなく近いグレーだから、検察審査会が起訴したのである。
とすれば、小沢被告同様、検察役の指定弁護士も一審で納得できなければ控訴して当然でないのか。
それこそ、被告だけ控訴してもいいが、検察側はダメと言うのは民主制度としてはいかがなものか?
ましてや弁護士が被告を追及するのはおかしいというのはまったく論外である。
それに、本件は同じ罪で小沢の秘書3人が有罪になっている。なのに、最も身を清くせねばならない雇い主の政治家がノホホンと罪に問われないということ自体、市民感覚で違和感を持つものである。
ー同世論調査で、検察審査会の判断で強制起訴できる仕組みを評価する人は73%に達している。
ともあれ、目下は控訴されただけ、この先、控訴棄却されるのか、控訴審で如何なる結果がでるのか誰にも予断が許されない。それだけに、何人も熱くならず、冷静に見守るのがよろしかろうと思う・・。
処で、予断になるが、あえて付記しておきたいのは、小沢氏が冒頭のように、なぜか、おしどりをペットに選んだという事実。
そして、TVワイドショーの「昼おび」がそれにちなんで、「小沢氏とおしどりの共通点」を特集したことである。
”おしどり”といえば誰もが仲のいい連れ合いを連想するが、番組は意外や意外、
自然界のおしどりは、常に伴侶を変える「習性」があるというのである。
だからこそ、政変の都度、細川、小渕、鳩山と相手を変えて生き延びてきた小沢氏と共通点があるというのだ。
ま~、TVのそれはこじつけのきらいもあるが、むしろ、マッシーパパが共感したのは、「おしどり」のペットに託した小沢氏のメッセージ。
「週刊新潮」(2月2日号)には、妻と次男が家出、別居状態というから、間違いなく、小沢夫妻は名実ともにおしどり夫婦でなかった。
ならば、これこそが、「おしどりはともに見せかけ」、本当の意味で共通点ありということでは・・。
ま、それにしても、政治家で家族崩壊は致命的な欠陥。
即ち、妻一人、幸せにできない男が天下国家を論じてもそれは絵空事。ましてや国民を幸せにできるなどありっこいのでは?
やっぱ、この御仁、?がついても仕方ない!?・・。
【参考】
『「ロッキード裁判批判を斬る」の著者・立花隆氏が、「”小沢不起訴”で、彼はむしろ大転落への道を大きく踏み出してしまった」と激白!?(http://massypapa.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-dcbe.html)』
『「天の声」のあの人も「民の声」には勝てなかった?検察審の起訴相当でどうなる小沢の命運!?(http://blog.goo.ne.jp/massypapa/e/fe4b45d9487c8bbfca424d665eeac578)』
『これでもまだ、陸山会の土地購入疑惑の潔白を信じます? 次々、明るみに出る”あの人”のウソ!?(http://massypapa.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-f501.html)』
『小沢シンパにつらい陸山会3秘書裁判の有罪判決、中にはこんな八つ当たりも!?(http://blog.goo.ne.jp/massypapa/e/dbd38baaa8fa76bd03164f3d25fb8215)』
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