ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

速やかな経済対策を

2008年03月08日 | ましこノート
日本円が海外市場で一時101円51銭となり8年2ヶ月ぶりの高値を付けた。
株価も1万2782円80銭となり、再び1万3000円を大幅に下回り
厳しい景気後退局面に入った。原油高が一段と進み、アメリカのサブプライム
ローン問題に加えて雇用情勢が悪化したこと等が要因となっている。
今年初めの原油高・株安・円高に先行き不安を指摘し、速やかな経済対策を要請
してきたが、福田内閣は他人事のように無策を押し通してきた。が限界である。
日銀総裁人事についても余りにもお粗末な人選手法である。世界的金融政策が
重要な今、金融と財政の分離のもと、政治からの中立を保ち政治の介入・干渉を
受けない原則から人選すべきである。

今も南相馬市の国政報告会で、すべての値上げラッシュに押し潰されそうであり、
何か値下げされる物が無ければ我々は窒息死してしまう、早く何とかして欲しい
との声が圧倒的であった。一番効果があるのは暫定税率廃止による燃料引き下げ
であり、定率減税の復活である。

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来週にも正常化

2008年03月06日 | ましこノート
参議院は全ての審議がストップしたままである。
衆議院の強行採決は「両院議長あっせん」を踏みにじる暴挙である。
政府・与党としては参議院で過半数を割っており、予算案だけでも自然成立の
条件だけは整えておきたかった気持ちは、十分理解出来ない訳でもないが、
やはり焦った無理な採決だった。
参議院議員になり初めて分かった事だが、衆議院とは違う独自の政治文化があ
りそれを信じて賭けてみてもよかったのではないかと思った。
加えて日銀総裁人事を必要以上に長引かせてしまい選択肢が狭ばまってしまった。
マスコミ報道による人事案に、何故福田首相が振り回されてしまったのか理解出
来ない。
民主党は噂されている、武藤副総裁の総裁昇格に同意出来ないのは明らかである、
副総裁人事の時に反対したのに、総裁昇格に賛成したらスジも通らないし、理屈
も大義も立たない。こんな単純明快な問題が解けない程、福田首相や自民党は思
考能力が無くなってしまったのだろうか、まさか承知の上で武藤総裁案を提示し、
民主党の分裂を狙っている積もりなら、これもまたお粗末である。いくらでも時
間はあったのだから早く人事案を提示しておけば問題はなかったはずである。
民主党に責任を転換するムキもあるが、民主党には提示権もなければ、水面下で
の話し合いもないはずである。
何れにしても予算案だけは年度内成立するが、予算関連法案は暫定税率などを除
き年度内に採決するが、衆議院での審議が不十分なものは徹底的に審議すること
になるだろうが、来週から正常化して行くだろう。
それにしても福田内閣は、政権担当の体をなしていない。日本の状況は最悪の方
向に進んでいる、国の最高指導者が何も意思を発しないから、羅針盤を持たない
日本丸が漂流している状態である。
国会を正常化し、参議院民主党が舵取をしていく責任がある。

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ニッポンの停滞

2008年03月04日 | ましこノート
またまた今朝の民主党外交防衛部門会議での内閣官房、防衛省役人の
答弁説明には呆れ返るばかりだ。
キャリアと言われ、日本行政機構のトップ達のレベルダウンが著しい。
イージス艦衝突事故の事実関係の件である。
前にも述べた防衛省事務次官の、コメントの釈明に追われる姿は滑稽です
らある。なによりも、日本政府の危機管理体制がまだ24時間365日、
とられていない事が明らかになった。
休日には緊急事態に対応出来ていないと。
また英国エコノミスト誌が、先月号で「なぜ日本は失敗し続けるのか」と
題する特集記事を掲載したと日本のマスコミが先週報道した。
その中身は、日本経済が回復出来ないのは、改革の歩みを止めた自民党、
党内の意思統一が出来ない民主党など「政治家」が元凶だと指摘している。
日本復活の最も有効処方箋は、早期の選挙だと主張している。
その通りだと同意する国民が圧倒的だろう。どっちもどっちで国民に申し
訳ない気持ちでいっぱいである。信頼されるよう頑張っていく。

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選択に参加せず

2008年03月03日 | ましこノート
今日、北川正恭・前三重県知事らによる政策集団(?)「選択」の発会式が
二百名近く集まり行われたそうだ。国会議員も百名程参加したと聞いている。
私も参加を求められたがお断りした。
ねじれ国会を解消するために政策協議を行い、選挙時にマニフェストを掲げ
与野党調整を図り政策実現をし、議員を洗濯して行く事もかけあわせての
「せんたく」であり、選挙後は政界再編から新党結成も視野に入れて等とも
報じられている。
現在の政治状況や政治家の姿や言動に飽き足らない多くの国民から見れば
多少なりとも意義があり、欲求不満を和らげる効果があるかもしれない。
しかしながら自民党を離党して新党を立ち上げ、政界再編の促進剤の役割を果たし、
新進党からようやく民主党になり、15年間歯を食いしばり二大政党制を実現し、
政権交代ができる政治状況つくるために頑張ってきた私としては、
今回の「選択」の真意が分からない。ようやく民主党、自民党の二大政党制が
完全ではないものの実現しつつある中、「選択」の参加者は腹を据えて
行動しようとしているのかも分からない。離党し新党を立ち上げるのには
勇気と決断とエネルギーと資金が不可欠である。北川氏は私達と一緒に
自民党を離党し「新党みらい」を結党し、その後、新進党を立ち上げたが
途中で三重県知事に転じた。この間の苦労と不安と、そして希望を
誰よりも知っている。
再度チャレンジする真意は何だろう?興味深い。
河村建夫代議士も自民党離党を最後まで模索し結果的に離党しなかったが
私の最も信頼する数少ない良識のある政治家である。
この二人を注目していきたい。私は現在の枠組みでもう少し腰を落ち着け
政権交代実現に全力投球していく。

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参議院決戦

2008年03月01日 | ましこノート
昨夜予定通り平成20年度政府予算案を自民・公明政権は強行採決し、
暫定税率法案を含む予算関連法案と一緒に参議院に送付した。
両院議長あっせん案を反故にしたものであり、
来週からの参議院での審議は簡単には行かない。
日銀総裁人事もあり、激しい攻防になるだろう。
参議院での与野党逆転が大きな意義を持つ。
予算案は年度内に成立するが、予算関連法案は自然成立はない。
ねじれ国会が様々な効用を生む、福田内閣は強行採決も出来ない、
衆議院で明らかになった道路中期計画59兆円のデタラメを初め
自民・公明政権と徹底的に国会審議で論議していく。
参議院の責任は重く、おもしろい。

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