ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

選択に参加せず

2008年03月03日 | ましこノート
今日、北川正恭・前三重県知事らによる政策集団(?)「選択」の発会式が
二百名近く集まり行われたそうだ。国会議員も百名程参加したと聞いている。
私も参加を求められたがお断りした。
ねじれ国会を解消するために政策協議を行い、選挙時にマニフェストを掲げ
与野党調整を図り政策実現をし、議員を洗濯して行く事もかけあわせての
「せんたく」であり、選挙後は政界再編から新党結成も視野に入れて等とも
報じられている。
現在の政治状況や政治家の姿や言動に飽き足らない多くの国民から見れば
多少なりとも意義があり、欲求不満を和らげる効果があるかもしれない。
しかしながら自民党を離党して新党を立ち上げ、政界再編の促進剤の役割を果たし、
新進党からようやく民主党になり、15年間歯を食いしばり二大政党制を実現し、
政権交代ができる政治状況つくるために頑張ってきた私としては、
今回の「選択」の真意が分からない。ようやく民主党、自民党の二大政党制が
完全ではないものの実現しつつある中、「選択」の参加者は腹を据えて
行動しようとしているのかも分からない。離党し新党を立ち上げるのには
勇気と決断とエネルギーと資金が不可欠である。北川氏は私達と一緒に
自民党を離党し「新党みらい」を結党し、その後、新進党を立ち上げたが
途中で三重県知事に転じた。この間の苦労と不安と、そして希望を
誰よりも知っている。
再度チャレンジする真意は何だろう?興味深い。
河村建夫代議士も自民党離党を最後まで模索し結果的に離党しなかったが
私の最も信頼する数少ない良識のある政治家である。
この二人を注目していきたい。私は現在の枠組みでもう少し腰を落ち着け
政権交代実現に全力投球していく。

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