ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

変化を求めた豪州国民

2008年01月23日 | ましこノート
2日間行われた代表質問も終わった。
午前中、質問の合間を縫って、
サイモン・クリーン豪州貿易大臣との会談に臨んだ。
58才で昨年12月に貿易大臣に任命された。
昨年11月の豪州総選挙で、11年ぶりに政権交代が行われ、
シャドーキャビネット(影の内閣)でいくつかの大臣をやり、
直近の影の内閣貿易・地域開発大臣をやっていた。
前政権は11年にわたり経済的成功をおさめ、
豪州国民の所得も順調に増加し、失業率も低く、
アメリカとの関係を最重要基軸として何等失敗はなかった。
選挙結果は政権交代となった。
その原因を聞いたところ「豪州国民が変化を求めた」
という見解を示した。
いわゆる惰性からの脱却であると。

15年程前、当時政治改革が燃え上がり小選挙区制度導入を検討し、
政権交代が可能なシステムを作るための視察に、
自民党政治改革本部の視察団として羽田孜元首相と一緒に
豪州・ニュージーランドを訪問した。
既に小選挙区制度でたびたび政権交代が行われていた国だけに、
ある意味で成熟した政権交代のシステムがある。
日本では経済的成功が続けは政権交代を求める声は起きないだろう。
FTA、エネルギー、資源、農産物など日本との関係は深いが、
しかし新首相は中国語を流暢に話す親中国派であり、
より中国との関係を強くしていくだろう。
ここにも中国が大きな影響を及ぼしている。
日本の外交戦略をしっかりしていく必要がある。

〈ましこ輝彦公式サイト http://www.mashikoteruhiko.com/〉

代表質問始まる

2008年01月23日 | ましこノート
昨日PC故障の為、ましこノート配信できませんでした。
今朝PC復旧しましたので、昨日のましこノート配信させて頂きます。

国会は首相の施政方針演説を受けて代表質問が始まった。
昨日・今日と衆議院で行われ、今日・明日と参議院で行われている。
残念ながらイマイチ盛り上がらない。
質問者は与野党とも気合いを入れているが、
答弁する首相が淡々と官僚の作った答弁書を読むだけで
全く論戦にならない。
それでなくても委員会や党首討論のように一問一答のように
丁丁発止の議論にならないだけに、
答弁する首相が自分の理念やビジョンを自分の言葉で語る必要がある。
福田首相に期待しても無理なのかもしれない。
予算委員会では小沢代表にも質問にたって真剣勝負をして欲しいものだ。

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