大口径の望遠レンズです。これよりも大口径になるとF1.8クラスの大型レンズになりますが、135mm系のレンズには魅力的なものがあるから、この様に沢山のレンズが生産されていると、考える事も出来ます。
実際にM42レンズ沼に入り込むと、増えてくるのがこの135mmレンズです。はっきりと圧縮効果が得られますし、ボケ味も自然です。この時代のキットレンズとしても紹介されていますので、まず標準レンズを買って、次に手を伸ばすのがこの135mm望遠レンズです。
しかし、この時代の望遠レンズで購入したのは、F3.5の多少暗いレンズです。F2.5の大口径レンズはおいそれとは替えない高額品で、それでも明るいレンズが欲しい場合には、F2.8クラスのプリセットかマニュアル絞りのレンズが候補に挙がりました。
エルノスター構成がはっきりと現れているのが、135mm大口径レンズだったのかもしれません。その後、コーティング技術が進化して、多数枚のレンズ構成が可能になってくると、ゾナー構成やテレフォトの構成に進化していきます。タクマー・レンズでは、このスーパータクマーがエルノスター構成を取っています。
昔は価格が高くて手が出せなかった訳なのですが、今では中古品価格もこなれて来ましたので、手が出し易くなっています。ですので、昔は指をくわえてみているレンズでしたが、ようやく購入の決心がついた。と云う事になります。
このスーパータクマー135mmF2.5は、結構明るめのレンズとして、今でも立派に活躍してくれます。東京オリンピックのころに発売が始まって、SMCタクマーに引き継がれ、10年程販売されていました。10年位の間なのですが、その間に2回仕様変更を行っており、スーパータクマー、SMC前期、SMC後期と3つのバージョンが存在しています。
レンズの構成とコーティングが違いますから、3種類のレンズ共に個性を持っています。出来得れば3種類ともに入手したいと思っていましたが、集め出すとなかなか手に入りません。最後に販売されたSMC後期型は、比較的簡単に見つける事が出来ましたが、スーパータクマーとSMC前期型は1年に数回ぐらいしかチャンスが無い感じです。
結局後回しになって、最後に見つけたのがスーパータクマーで、試写を行って、柔らかく線の細い描写に感激した訳です。では、この3種類でお勧めできるレンズは、と云うと、やはり一番新しいSMC後期型であろうと思います。スーパータクマーは被写体を選ぶ、難しい雰囲気を持ったレンズです。
絞り込んでも背景が固くならない、ある意味気持ちの良い画像を結んでくれますが、被写体が厚みを持っている場合、少しピントが外れた部分の周りに、ハロがまとわりついてきます。ハロ自体が好みの方は、たまらない描写になりますが、画像のメリハリが少なくなってしまいますから、被写体と背景の輝度差を少なくするか、絞り込んで影響を少なくするかの手段を取っていくことが必要になります。
線のつながった、ある意味カチカチにならない描写が特徴ですから、雰囲気が出せるような被写体を選んで、背景を工夫する必要があります。元々柔らかめでコントラストが低くなりますから、ピントが合わせづらくなります。時間をかけてゆっくりとピントリングを回し、目標の被写体にピントを合わせて、被写界深度と硬さを絞りを変化させて合わせ込みます。
うんと絞り込まないと背景が固くなりませんから、ややオーバー気味に絞りを操作すると目標の画質に近づきます。ファインダー像を良く見ながらゆっくりと操作して、ベストの状態に近づける努力が必要なレンズと言えそうです。
それでは、先週日曜日に撮影を行った写真から掲載します。

PENTAX K-5 Super Takumar 135mmF2.5
撮影データ:1/125sec F4 ISO200
ニセアカシアの花が終わって、良く見ると小さな実がなっています。被写界深度が浅いレンズなのですが、それでも数個の実にピントが合いました。
実際にM42レンズ沼に入り込むと、増えてくるのがこの135mmレンズです。はっきりと圧縮効果が得られますし、ボケ味も自然です。この時代のキットレンズとしても紹介されていますので、まず標準レンズを買って、次に手を伸ばすのがこの135mm望遠レンズです。
しかし、この時代の望遠レンズで購入したのは、F3.5の多少暗いレンズです。F2.5の大口径レンズはおいそれとは替えない高額品で、それでも明るいレンズが欲しい場合には、F2.8クラスのプリセットかマニュアル絞りのレンズが候補に挙がりました。
エルノスター構成がはっきりと現れているのが、135mm大口径レンズだったのかもしれません。その後、コーティング技術が進化して、多数枚のレンズ構成が可能になってくると、ゾナー構成やテレフォトの構成に進化していきます。タクマー・レンズでは、このスーパータクマーがエルノスター構成を取っています。
昔は価格が高くて手が出せなかった訳なのですが、今では中古品価格もこなれて来ましたので、手が出し易くなっています。ですので、昔は指をくわえてみているレンズでしたが、ようやく購入の決心がついた。と云う事になります。
このスーパータクマー135mmF2.5は、結構明るめのレンズとして、今でも立派に活躍してくれます。東京オリンピックのころに発売が始まって、SMCタクマーに引き継がれ、10年程販売されていました。10年位の間なのですが、その間に2回仕様変更を行っており、スーパータクマー、SMC前期、SMC後期と3つのバージョンが存在しています。
レンズの構成とコーティングが違いますから、3種類のレンズ共に個性を持っています。出来得れば3種類ともに入手したいと思っていましたが、集め出すとなかなか手に入りません。最後に販売されたSMC後期型は、比較的簡単に見つける事が出来ましたが、スーパータクマーとSMC前期型は1年に数回ぐらいしかチャンスが無い感じです。
結局後回しになって、最後に見つけたのがスーパータクマーで、試写を行って、柔らかく線の細い描写に感激した訳です。では、この3種類でお勧めできるレンズは、と云うと、やはり一番新しいSMC後期型であろうと思います。スーパータクマーは被写体を選ぶ、難しい雰囲気を持ったレンズです。
絞り込んでも背景が固くならない、ある意味気持ちの良い画像を結んでくれますが、被写体が厚みを持っている場合、少しピントが外れた部分の周りに、ハロがまとわりついてきます。ハロ自体が好みの方は、たまらない描写になりますが、画像のメリハリが少なくなってしまいますから、被写体と背景の輝度差を少なくするか、絞り込んで影響を少なくするかの手段を取っていくことが必要になります。
線のつながった、ある意味カチカチにならない描写が特徴ですから、雰囲気が出せるような被写体を選んで、背景を工夫する必要があります。元々柔らかめでコントラストが低くなりますから、ピントが合わせづらくなります。時間をかけてゆっくりとピントリングを回し、目標の被写体にピントを合わせて、被写界深度と硬さを絞りを変化させて合わせ込みます。
うんと絞り込まないと背景が固くなりませんから、ややオーバー気味に絞りを操作すると目標の画質に近づきます。ファインダー像を良く見ながらゆっくりと操作して、ベストの状態に近づける努力が必要なレンズと言えそうです。
それでは、先週日曜日に撮影を行った写真から掲載します。

PENTAX K-5 Super Takumar 135mmF2.5
撮影データ:1/125sec F4 ISO200
ニセアカシアの花が終わって、良く見ると小さな実がなっています。被写界深度が浅いレンズなのですが、それでも数個の実にピントが合いました。
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