今年最後のドカ雪になりそうな寒波襲来で、この祝日までは暴風雪になるかもしれないと気をもんでいた今年の天皇誕生日でしたが、やってくる寒波の矛先が少しずれたようで、曇り時々雪で時折晴れ間も覗く天候になりました。これから先は徐々に気温も上がって、今までの最高気温が最低気温になって、最高気温が10℃を超える春の陽気になって来そうです。
このあたりでようやく季節のつじつまがあって来そうな感じで、以降の天気予報を見てみても寒くなる時は有るのですがドカ雪は降らないという感じになってきています。加えて雪が雨に変わってきているようで、暦の上での雨水の季節に入ったというところです。何はともあれドカ雪が降らないというのは結構な事で、春の草花もこれから咲き始めるといった感じです。
それでも、ようやく雨水の季節になったばかりですから、周りにはドカ雪で降った雪がうずたかく積もっていますし、初に行う事は道の除雪です。午前中の時間を使って一斉除雪と言う事で、除雪車が積んでいった雪の塊を崩しながら平均的に溝の中に入れていきます。水の流れている溝に雪を捨てると一気に溶けてくれるのですが、そうすると川の下流で洪水になってしまうので、水の流れていない溝を丹念に雪で埋めていき、道を広げていきます。
時折雪のちらつく天気だったのですが、何とか除雪作業も終わりました。やはり除雪車の積上げていった雪は圧縮されていて、そのままでも溶けるのですが消えてなくなるまでに2週間くらいかかってしまいます。水の流れていない溝であれば大丈夫といったところです。一通り作業が終わると、今年最後の積雪ですので記録に残しておきたい気分になってきます。
今回の撮影行は近場の雪撮影と言う事で、まだ公園や家の屋根には雪が残っていますので、それを撮影していこうと出かけます。その時にはなるべく簡単な機材と言う事ですが、コンパクト・ディジタルカメラでは少し役不足も感じます。この様な時に活躍してくれるのがペンタックスQであり、少し高解像に攻めたい時にはスタンダード・プライムと言う事になります。
それでも、ペンタックスQのオート・フォーカスは、近接撮影になるほどピントを外してしまう確率が上がりますので、結構悩ましい所です。うかつにオート・フォーカスを信用できない訳で、この様な時にはマニュアル・フォーカスのカメラが欲しくなるといった感じです。しかし、ペンタックスQでも、トリックのようにマニュアル・フォーカスが出来る訳で、今回はそのマニュアル・フォーカスを使う事にします。
シャッター・ボタンを半押しにすると、ピントがある程度あった状態になってくれます。その後で半押しにしたままピント・リングを動かすと、画面拡大をして画像のエッジを立てるフォーカス・アシスト機能が働き、そのままシャッター・ボタンを押し込めば撮影できます。オート・フォーカス機能である程度ピントは合っているのですが、微妙なピント外しを避けるために、ピント・リングによるマニュアル・フォーカス機能も助かるといった感じです。
撮影行に出掛けても今までの景色といった感じなのですが、もうこれが最後の雪景色と思うと記録として残しておこうという気になります。もうそろそろサザンカや蝋梅の花も終わりですから、雪のかぶった雰囲気を撮影できるのが今日までという感じで、いろいろ回って撮影してきます。春の花まではもう少しなのですが、来週からは3月ですから一気に春の雰囲気になるのではと思っています。
それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。
PENTAX Q7 Standard Prime 8.5mmF1.9
撮影データ:1/125sec F7.1 ISO200
ドカ雪が降ったおかげで雪に埋もれてしまったつげの木ですが、常緑樹の木はこれからが紅葉の季節にもなります。春から初夏のころには落葉も終わって緑一色になります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます