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06 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8(Pentax Q7)

2018-10-24 06:50:02 | ミラーレス一眼レフ
F2.8通しの望遠ズーム・レンズで、保有するズーム・レンズが数本という、単焦点レンズオンリーの集め方の中で、ペンタックスQの相棒として購入したレンズです。ペンタックスQ自体の撮像素子がかなり小さくて110サイズ以下ですから、レンズ自体もかなり小さくまとまって操作がしやすい印象です。

35mm換算焦点距離が70-200mmですから、望遠レンズとしての機能は十分に果たしてくれます。しかも明るさはF2.8で変化はしませんので、いっぱしの高級レンズとして活用できますし、インナー・フォーカスですから、レンズ鏡胴が伸びてしまう事がありません。即ち標準レンズのような操作感で、しっかり望遠レンズとして機能することになります。

このレンズを使いながら、35mm用のレンズを思い浮かべていたりしています。それこそF2.8通しの70-200mmレンズは大きくて重くて、そして非常に高価という印象ですし、手持ちで撮影を行おうとするとかなり重いので、直ぐにへこたれてしまう事になります。テレ端200mmでは、かなり鏡胴が伸びて重心位置が前に移動しますから、持ちにくくなってかなりへこたれそうです。

その様なレンズが小さく、軽くなってしまうのですから、110フォーマットよりも小さな撮像素子の面目躍如で、ペンタックスQで無いと成し得なかった操作感と言う事もできます。また、現代のレンズよろしく分散レンズや非球面レンズも取り入れられていますので、単焦点レンズまでは行かなくとも十分にはっきりとした画像を得ることが出来ます。

しかもペンタックスQ用のレンズですから、他のカメラ用として使う事ができません。即ちペンタックスQ側で歪曲収差補正が簡単に行えますから、ズーム全域にわたってゆがみの無い端正な画像を得ることが出来る事も大きなメリットです。ズーム・レンズを使う事をためらうのは、やはりレンズの歪曲収差が補正できない事でもありますので、この機能があるおかげでズーム・レンズを購入したという事になります。

それなりに、絞り開放では頼りない写りになるのですが、F7位まで絞り込んでいくと、それなりにはっきりとした画像になります。絞りの形状もほぼ円形を保っていますので、点光源ボケの形も割りと素直です。残念な点はペンタックスQの画素数が1,400万画素であって、あまり大伸ばしが行えない点にあります。

半切くらいまでのプリントを行うのであれば、それほどジャギーは気になりませんし、普段行うA4サイズからワイド四つ切りまでのプリントアウトでは、気にならないくらいの画質です。8Kのテレビで映すと少しあらが目立ちそうですが、普通の大きさの地デジテレビであればそうあらも目立ちません。

テレフォトズーム自体も、中古価格はかわいそうなくらいに安くて、思わず救出となったわけですが、使ってみると結構良い写りで満足出来た感じです。台風が襲来してくる前の朝は良く晴れていましたので、10分くらいの時間を活用して紅葉した木の葉や、赤く色付いた木の実を撮影して来ました。さっと取り出して直ぐ使えますから、恩恵に十分あずかる事ができます。

さっと撮影できるペンタックスQと専用レンズは、忙しい時のよき相棒として活躍してくれています。それでは今月初めに撮影した写真から掲載します。


PENTAX Q7 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8
撮影データ:1/160sec F7.1 ISO400
今年はやまぼうしの実が台風に飛ばされたりしていましたが、まだ付いている枝もあります。真っ赤に熟した実がおいしそうにぶら下がっているといった感じです。
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