Today's agenda

通勤ローディ、たまにホビーレース

ハミルトン

2013-06-22 14:35:48 | レース観戦
ブログの更新が、週一程度になってしまった…。
書きたいことはあるのに、眠気との戦いに連敗中。

今日は、そんな敗戦処理みたいな記事です。

ツール開幕を前に、今読んでいる本が、こちら。

シークレット・レース。ドーパー、タイラー・ハミルトンの告白本。
「秘密のレース」ではなく、「レース界の暗黙の掟」みたいな内容で、不思議とスッキリとした気持ちになれる本。


この本を読むのは、自分のブログで、ドーピング問題について触れた以上、推測に元ずく勝手な意見だけを言い放つのは、無責任かな…と思ったから。
例えば、「じゃあ、ドーピングをした者の気持ちを考えた事があるのか?」との問いに、黙ってしまうようでは、語る資格はないのだろうね・・・と。


昨今のグランツールは、お決まりのように「ドーピング違反」が続いています。先のジロでも、残念ながら、ありました。
この背景にあるのは、もちろん、検査技術の向上によるものですが、ズルをする(させられる)選手側も、更に高度な(痕跡の残らない)ドーピングをやっているとの話もあります。
いや、むしろ、痕跡をなくすドーピングの方が、簡単なんでしょうね。

こんな「イタチゴッコ」が繰り返される以上、UCIも、「ズルは許されない」と摘発に力を入れるだけなく、選手が(そして選手に)ドーピングをさせない環境にしてあげる事も必要ではないでしょうか。

あれだけ過酷な競技で、チームも選手も、将来が全く保証されていない。
つまり、何年も自転車競技一筋でやってきた挙句、運悪く、無名のままでクビになると、路頭に迷ってしまう。チームだって、成績が悪ければ、スポンサーが付かずに「解散」となる。

(ドーピングせずに)一発当てないとクビ、ドーピングで引っかかってもクビ。なら、引っかからないドーピングに躍起になるのも、残念ながら、分かる気がします。


結局、お金なんです。自分は我慢できても、家族が生活できないと、プロ選手はやっていけない。
沿道の観客から、観戦料を頂くことが出来ないロードレースなれば、ファンとして、選手やチームに利益を還元できる取り組みはできないものでしょうか?

具体的には、競輪みたく公営ギャンブルにするのも一つの案でしょうし、身近な所では、チームのグッツを買うとか、ファン倶楽部の人達との交流会とかが、私はうれしいかも。


ツールも、今年が100回目。
物事を根本的に見直すには、いい時期なのではないでしょうか?


今日はここまで



最新の画像もっと見る

コメントを投稿