NHK教育テレビで放送中の知的エンタテイメントな番組「知る楽 こだわり人物伝」、今月は生誕100年の“松本清張”です。その選択は今までどおり生誕100年だから当たり前なんだけれども、先週その番組に登場したコメンテーターが面白かったんですね。コメンテーターはといえば、みうらじゅん。その名を聞いただけで笑えてしまう独特の視点をもった方です。仏像鑑賞とかゆるキャラとか彼は常に新しい感性を提供してくれます。みうらじゅんが松本清張を取り上げているそのミスマッチ感がいいですね。その意外な取り合わせ …彼の感性に引っかかる何かが清張にあるに違いない。こうなりゃ、ボクの感性もまんざら捨てたもんじゃないなとほくそ笑んでしまいます。
一応番組ではテーマに「ゼロの焦点」とありましたが、放送されたのを見るとその作品への言及はほとんどなく、むしろ“みうらじゅんの松本清張論”といった内容でした。番組によると、みうらじゅんは清張の小説の舞台となった場所各地を巡礼しているそうだ。現実の風景に小説がかさなる…、みうらは筋金入りのマニア?と言えばいいのか。
兎に角なんてったてみうらじゅんですから、ユニークな松本清張の読み方が一杯なのであります。正直放送された25分どこも新鮮でした。松本清張を通してみうらじゅんが、またまた面白く感じる。面白くというのは失礼かもしれない。彼はハンパないほど聡明なのだかから…。普通の評論家では、とうていかなわない独自の視点をもっています。今回も、清張作品は守りに入った人間でないと味わえないとか、仏教感がみられるとか、清張は自分探しではく自分なくしをしているとか、その展開させる論旨ひとつひとつに引き込まれてしまいます。詳しくは放送は既に終わってしまっているので(but、11月18日AM5:35~再放送があるぞ)市販されている「知る楽」のテキストを参照にしていただくも、そのテキストに記載されている「ゼロの焦点」のことを少しばかり。
「ゼロの焦点」の最大のインパクトは「能登金剛(ヤセの断崖)、やるせなさの極致のような雰囲気にあると言っています。かつて「崖っぷち」ブームを作ったみうらじゅんが、そこを当然訪れており、最高にグッときた崖であると。そこまで言われちゃうと一度は行ってみたくなりますよね。いつか・・・。
◆クリック、お願いします。 ⇒
◆関連書籍DVDはこちら↓↓
一応番組ではテーマに「ゼロの焦点」とありましたが、放送されたのを見るとその作品への言及はほとんどなく、むしろ“みうらじゅんの松本清張論”といった内容でした。番組によると、みうらじゅんは清張の小説の舞台となった場所各地を巡礼しているそうだ。現実の風景に小説がかさなる…、みうらは筋金入りのマニア?と言えばいいのか。
兎に角なんてったてみうらじゅんですから、ユニークな松本清張の読み方が一杯なのであります。正直放送された25分どこも新鮮でした。松本清張を通してみうらじゅんが、またまた面白く感じる。面白くというのは失礼かもしれない。彼はハンパないほど聡明なのだかから…。普通の評論家では、とうていかなわない独自の視点をもっています。今回も、清張作品は守りに入った人間でないと味わえないとか、仏教感がみられるとか、清張は自分探しではく自分なくしをしているとか、その展開させる論旨ひとつひとつに引き込まれてしまいます。詳しくは放送は既に終わってしまっているので(but、11月18日AM5:35~再放送があるぞ)市販されている「知る楽」のテキストを参照にしていただくも、そのテキストに記載されている「ゼロの焦点」のことを少しばかり。
「ゼロの焦点」の最大のインパクトは「能登金剛(ヤセの断崖)、やるせなさの極致のような雰囲気にあると言っています。かつて「崖っぷち」ブームを作ったみうらじゅんが、そこを当然訪れており、最高にグッときた崖であると。そこまで言われちゃうと一度は行ってみたくなりますよね。いつか・・・。
◆クリック、お願いします。 ⇒
◆関連書籍DVDはこちら↓↓
こだわり人物伝 2009年10-11月 (NHK知る楽/水)角田 光代日本放送出版協会このアイテムの詳細を見る |
ゼロの焦点 (新潮文庫)松本 清張新潮社このアイテムの詳細を見る |
週刊松本清張 3号 (デアゴスティーニコレクション)デアゴスティーニ・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
ゼロの焦点 [DVD]松竹このアイテムの詳細を見る |