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シニアー個人旅行のかわら版

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秋の奥会津・只見町を歩きました

2009-10-25 13:44:06 | Weblog
奥会津にある只見町に秋を訪ねました。
昨年の夏は通り過ぎるだけでしたが、今回は民宿に一泊しました。
早朝から、只見の町を散策しました。


せせらぎの音がどこからも聞こえてきます
 町の中で半日ほど過ごしましたが、どこにいても、水の流れが聞こえてきます。厳冬期でも8度、真夏でも20度という水温の清冽な水の流れが、町に張り巡らされた水路を流れています。
 JR東日本只見線の只見駅前にある観光案内図には、町の中だけで10ケ所の名水が湧き出ていることが記されていました。「第10回水の郷サミット」が開かれた町であることが納得できました。

 民宿で出されたご飯のおいしかったこと・・・新米のこしひかりで、六十里越向こう側の新潟魚沼産こしひかりに遜色ない風味で、これも只見町の水が作り出した賜物でしょう。
 また、町にそって流れる只見川の水流の豊かさにも驚かされます。源流は尾瀬沼で、年間雨量が多く、日本有数の豪雪地帯の山々から急峻な渓谷に流れ出る只見川の流れは、奥只見ダム、大鳥ダム、田子倉ダム、只見ダムと只見町の上流に四つのダムがあり、電源の町でもあります。

家々は早くも雪囲いの支度です


 写真は庭木の雪囲いが終わったお宅です。今では少なくなった奥会津を代表する曲家で、かつての茅葺屋根ではありませんが、よくその姿を残しています。街の中を散策しましたが、只見町では数軒の曲家しか目にしませんでした。

 庭木の雪囲いが済むと、次は家の番です。一階の窓に落とし板をはめて、窓が雪の圧力で壊されないようにします。家の雪囲いを始めたお宅はまだ見受けませんでいたが、中学校ではピロテイ部分は終わっていました。26箇所の柱の間にそれぞれ9枚ほどの板を落とし、板の数は200枚以上はあります。板の一枚一枚に方角と番号が書かれ、毎年雪囲いをする苦労が伝わってきます。

 もう一つの冬支度があります。融雪池の設置です。昔は家の脇に池を作り、屋根から落ちる雪をそこで溶かしていましたが、最近の家では屋根の下に組み立て式のプールを冬期だけ設置して、融雪池としています。宿泊した民宿ではそのための機材が用意されていました。



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