網走の北方民族資料館に行ってみた。
アイヌだけでなく、アラスカのイヌイット、ロシアのエベンキ、北欧のサーメなど、世界の北方民族の芸術や生活が展示されている。ボクはアラスカにも北欧にも行ったことがあるので本当に興味深かった。
楽器コーナーもあり、いろんな民族の独自の音楽がビデオで紹介されていて面白かった。
それは良いのだが・・・・・・
この資料館に入るときにこんなことがあった。
入館の注意事項を読むと、写真禁止というのがない。
さっそく入り口の素晴らしく面白い表情の彫刻を写真におさめていると、
「お客さん!写真は禁止ですよ!」
という男の人の声が聞こえた。
制服姿の係員を想像しながら振り向くと、何と声の主はTシャツに半ズボン。しかも小さな男の子2人の手を引いている。
そして、制服の女性係員が走ってきた。
「写真撮ってもらってかまいませんよ~!」
男は捨てぜりふのように、
「こういうところはダメなところが多いからね・・・・」
わびもせず去っていった。振り返りもせず・・・・。
何だか悲しかったし、腹立たしかった。
自分で考えて生きる、ということを放棄しているとしか思えないイマジネーションの欠如。また、人に「ノー」ということの難しさを知らないことと、責任を持たないこと。
日本はこれでいいのだろうか?と思った。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます