昨日、ヤマハ難波センターで午前のピアニカレッスンが終わって、
みなさんと雑談をしているとき、
「せんせぇ~!男の人がドアの外で、待ってはりますよ~!」
との声・・・・・・・。
レッスン室を出て驚いた!
20代の時に教えていただいた北野タダオ先生が、立っていらっしゃったからだ。
北野タダオ先生
大阪の名門ビッグバンド、北野タダオとアロージャズオーケストラのバンドリーダーを40年近以上なさって、昨年ひざを痛められて、引退。
関西ジャズシーンのリーダー的な存在。
教育者としても素晴らしく、ピアノでは、小曽根真、松永貴志、
エレクトーンでは柏木玲子、松田昌などを育てられた。
ぼくは、ジャズの基本から教わっただけでなく、
アロージャズオーケストラとも何度も共演させていただいた。
また、オルガンにも愛情を持っていらっしゃって、
『オルガンサミット』と題して、ハモンドの田代ユリVSエレクトーンの松田昌
のコンサートを3回も仕掛けてくださった。
一緒に近くのお昼ご飯屋さんへ行った。
昔話に花が咲き、ピアニカに花が咲き、教え方について花が咲き・・・・
いろいろたくさんの花が咲いた。
「ぼくは、アローをやめる、と言ったのだけど家にじっとしておれなくて、結局はちょくちょく顔を出してるの」
(それでこそ北野先生!)
「ぼくは、君のコードプログレッションの本・・ほれ、花子チャンがでてくる・・・・アノ本を、いろんな人に勧めたんだよ~!」
(感謝感謝!来月、トレーニングの本を出します。できたらお送りします)
「君がピアニカ面白そうにやってるから、ぼくも買って家で吹くんやけど、ピッチが狂ってきて、家内にもうちょっと静かにして!と言われるの」
(先生!ぼくは実は楽器の中にスポンジを入れてるのです。それと、吹き終わったら、中にたまった水蒸気を毎回しっかり出す作業をします)
「そうやね~!さっき君が吹いてたピアニカは、いい音してたよね~!」
帰りには、
「今日はごちそうするわ!」
(先生!それは困ります!ぼくが・・・・・・)
結局、20代の頃レッスンをしていただいた時のように、
ごちそうになってしまった。
まだ、ぼくの胸には、あたたかいものがある。
感謝
写真のぼく、自分でもウレシそうに見えます。