プラハ城正門下の路上演奏、
約1時間吹いた。
家族連れ、友達集団、アベック、修学旅行風・・・・・・。
いろんな人が、俺を見て通り過ぎていった。
全く無関心な人、
興味を持って足を止める人、
写真を撮る人、
じっと聞き入ってくれる人、
いろんな人が俺の人生の1ページを見ては、通り過ぎる・・・・。
少し、状況に慣れてきたときに、思った。
「俺の人生はみんなに見られているけど、
実は俺もいろんな人の人生を見ているな~!ピンポンみたいなもか・・・・?」
「あの老夫婦は、どのような人生を送ってきたのだろう?」
「あの愛し合ってる二人は、どのような未来が待っているのだろう?」
「あの・・・・おばあちゃんに手を引かれて泣いて歩いてる女の子・・・・・」
(ホレホレ!こっち向いて!日本のオジサンが、頭でピアニカヤルよ!)
『蛍の光』(イングランド民謡?)を頭で吹いた。
(アッ!こっち向いてくれた!)
(そうそう、泣きやんだね~?)
(「メリーサンの羊」だったら、知ってる・・・・・・?)
彼女は、ぴたりと泣きやんで、赤い帽子のオジサンをジ~~~ッと見ている。
女の子のおばあちゃんは、ポケットから取り出したコインを握らせて、
「あのおじちゃんにあげておいで!」
と耳打ちした。
今頃、あの女の子はどうしているのだろう?
小さなピアノを吹いていたオジサンのことなど、
もう忘れているに違いない。
幸せにね~!
写真は、そのときにいただいたコイン。全部で、何と1.500円くらいある。
時給1.500円!なかなかのモノだ。
若いときにこれを知っていたら、この方法で世界一周をしたかも・・・・(笑)
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