増庵 Blog

-建築設計事務所の日常と周辺-
MAS/AN 増岡設計室

JBL CONTROL 1X に MarkAudio CHR70v3 を入れる。

2015-11-16 | モノ・デジモノ・オーディオ

エッジが崩壊したCONTROL 1X の修理ですが、
MarkAudio CHR70v3 を入れてみることにしました。
元々、MarkAudio のスピーカーユニットに興味があったので、
CHR70v3の寸法を調べてみると、
開口径が全く同じ、ビス穴ピッチが4mm違いです。
何とかなるだろうと思い採用決定。




こうして見ると、振動板の大きさはずいぶん違いますが、
外径はあまり変わりません。



さて開腹してみます。
CONTROL 1では、接着剤が使われていてちょっと大変、
という情報でしたが、
CONTROL 1X には使われていませんでした。



ユニットの周囲には接着剤が着いていました。
ラッカー薄め液で溶かしてから外しました。



ほぼピッタリです。
但し、ビス穴は合いませんから、加工が必要です。
インセットでも付けられるとは思いますが、
開口の縁にテーパーが付いているので、
ビス頭の納まりが良くありません。
また、穴を広げるので美しくないです。
新しく穴を開ける場合も、テーパー部に掛かってしまうので、
作業が難しそうです。
そんなわけで、アウトセット。

 

電動ドリルで、穴を内側に広げます。
ここで一つ問題が‥
CONTROL 1X のビス穴は、
皿ビス用にザグリ加工されていて、
これがCHR-70のフレームより出てしまいます。
小さな隙間が出来てしまい、
そのままだとエア抜けしてしまいます。
そこで、大きめのワッシャーを入れてカバーしました。
念のため、ゆるみ止めも兼ねて、
ホットボンドを盛っておきました。

 

CHR70v3にするにあたって、
ツイーターは殺してフルレンジ化してしまいますので、
ネットワークは不要になります。
外してみると、樹脂で固めてあって、
ターミナルと一体化してしまっています。
分解は難しそう‥。
そこで、ターミナルを新しく作ることにします。
ベニヤを加工して黒く塗っただけですが、
まぁ、裏なので‥。



下が元々入っていた吸音材。
ちょっと足しておきます。



なんとか上手く行きました。



グリルを嵌めて完成!
と思ったら、JBLのエンブレムが浮いています。

 

裏の留め具が、スピーカーフレームに干渉していました。
やはり、アウトセットには問題がありました‥(-_-)
もう中身はJBLじゃないんだし外してしまうか‥

いろいろと問題があるし、
そもそも全く別のスピーカーになってしまうので、
お薦めは出来ませんが、
こんな方法もあるということで‥

たとえば‥、
MarkAudioが聴きたいけれど、箱を作る自信がない、
または、自作箱の見た目に抵抗がある、
という人は、安いCONTROL 1のジャンクを買って、
こんなふうにエンクロージャーだけ使うのもありなのでは‥
コストパフォーマンスは、とっても良いと思います。



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