今日は、お寺係の仕事で安楽寺へ。
正月の胡摩供養の申し込みです。
紅葉の赤が見事でした。
帰りに「まめ玉」なる飴菓子をいただきました。
砂糖、水飴、大豆、黒糖だけが原料の素朴な菓子。
美味しいです。
”清水の家”の子世帯には、薪ストーブが入ります。
今日は、屋根貫通部の先行工事。
この部分だけは、屋根を葺く前にやっておかなくてはなりません。
忙しいアリュメールさん。
今日しかないというスケジュールだったので、天気が心配でした。
工事は無事に終了しましたが、
途中からは予報より早く雨が降り始めて、濡れながらの作業‥。
お二方、お疲れさまでした。
本体の工事の方も順調。
軸組は終了し、床組みを作っているところです。
ところで、
「しずおか地域材活用住宅」の表示が掛かっているように、
静岡では木材に県産材や市産材を使うと助成があります。
この家も、出来るだけ地場の木材を使って建てています。
最終日の台北。
今回の旅は、帰りも妻子とは別便。
二人を送り出してから、2時間ほど自由時間がありました。
「マッサージにでも行って‥」という優雅な発想はできず、
何か見なきゃ、と思ってしまう貧乏性‥
「松山文創園區」に行きました。
ここは日本統治時代に建てられた
「台湾総督府専売局松山菸草工場(たばこ工場)」だったところ。
工場やオフィスの他に、作業員たちの宿舎や風呂場、
医療室、保育所などが設置され、工場村となっていたそうです。
1998年に生産を停止した後、2001年に台北市の指定古跡に指定され、
2010年にクリエイティブ産業の発信地「松山文創園區」として生まれ変わりました。
というわけで、これまたリノベーション物件。
台湾は、本当にリノベーションが盛んなのです。
大きな施設なので、全然時間が足りません。
色々とイベントや展示が行われていましたが、観られず‥
こちらは倉庫だった建物。
大空間を活かしたイベント等に使われています。
工場棟は、中庭を囲んだ2階建て。
とても手の込んだ建物で、中に入っても学校か庁舎みたいに見えます。
当時は2Fに機械が置かれていたため、その重さを支えるために1Fに多くの梁と柱があり、
2Fは大空間という作りになっているようです。
(2階には上がれませんでした)
広い建物は「松山文創園區」と台湾創意設計中心(台湾クリエイティブデザインセンター)の
共同企画による「台湾設計館(台湾デザイン館)」として使用されていて、
ギャラリーやワークショップのスペースとして使われていました。
CAFEやミュージアムショップもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/a6/12d43614f1e6ea2e2d5c4b73420b470a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/9a/f61773191ac716a5328ef2b54ae5a6b8.jpg)
東側の一画にある機械修理廠(修理工場)は、
ガラス工房やレストランに。
広場を囲むように、隣地に建つのは「誠品生活松菸店」。
設計は伊東豊雄建築設計事務所(だそうです)。
誠品書店で有名な”誠品”が作った複合ビル。
時間がないので1階を通り抜けただけだけれど、
オシャレな雑貨の充実ぶりが半端じゃないです。
書店も併せて、半日ブラブラできそう‥
ホテルのオープンはまだだったけれど、きっと高いんでしょうね‥
周辺は、まだまだ開発が続いています。
特に南側に建設中の台北大巨蛋(台北ドーム)が出来上がると、
景観が一変しそうです。
次回は、十分に時間を取って来たいと思います。
上棟式でした。
いつもの事ではありますが、
今まで図面と模型でしか見ていなかった建物と、
実物大スケールで対面するわけです。
今回は、特に東西間口の広い大きな家ですから、
全体のプロポーションや、周辺環境との関係など、
実際の処が気になっていましたが、
のびのびとした好いスケールの家になりそうです。
さて、
何度も清水には来ているのに、港の周辺には出掛けたことがなかったので、
昼食を食べに「清水魚市場 河岸の市」へ行ってきました。
どの店も美味しそうで迷いますが、
ネットの情報を頼りに「みやもと」に入りました。
本まぐろ丼:1,350円也
自転車で迷い込んだ街。
「篤行十村」という所でした。
・・・・・・・・・・・・・
1907年に日本軍が官舎を建てたのが、この町のはじまり。
日本風家屋が建ち並んでいたそうです。
戦後、日本軍撤退の後、大陸から来た国民軍とその家族が住むための、
いわゆる「眷村」として使われ、
その時期にだいぶ増改築されたようです。
因みに、台湾初の「眷村」なのだそうです。
しばらく放置された後、2006年から「眷村文化園區」として、
保存、改修を始めたとのこと。
案内標識が出ているので、ここが観光地だと解ります。
しかし、誰もいません。
低く抑えられたスケール、建物を構成している素材、
大らかなディテール、植物との関係、
みなとても好いです♪
興味の無い娘と一緒なので、駆け足になってしまいました。
著名人の生家など、内部が公開されている処もあったらしいのですが、
見損ねてしまいました。
残念‥
もう一度、ゆっくり訪ねたいと思うくらいです。
島の最終日、ホテルの無料レンタサイクルで街に出掛けました。
自転車で廻るのに好いスケールの街です。
街の西側の湾へ。
この辺りは、夕日の名所だそうですが、
日中でも気持ちの好い場所。
海水浴やマリンスポーツが出来るように、
設備もあるんですが、だ~れもいません。(^_^)
海沿いに港の方へ向かって走っていたら、
ちょっと他とは違う家並みがありました。
下調べ不足で、どういうところなのか判らないのですが、
とっても魅力的。
さてここは‥
つづく
船旅から戻り、港から街歩きに出掛けました。
天后宮の裏手に伸びる路地が「馬公老街」。
小さな老街ですが、狭い道の両脇に古い家屋が密集する景観は独特です。
澎湖で最も古い街並みで、200年ほどの歴史を誇る建物が連なってるそうですが、
近年、修復が施されたので、古色蒼然とした雰囲気は薄いです。
ホテルの窓から夕焼けが‥
もう一泊します。
つづく
「渡辺篤史の建もの探訪BOOK 25周年スペシャル版 」に、
「桜並木と川面を愛でる家(桜並木の家)」を掲載していただきました。
これでまた、新たな人に私たちの仕事を知ってもらえると嬉しいです。
掲載を快諾して下さったOさんファミリーにも、改めて感謝!
うちは米軍横田基地の航路の下に位置するので、
上空を飛ぶ飛行機には見飽きていますが、この日は別。
毎年11月3日は、自衛隊入間基地の航空祭です。
入間基地上空で行われるブルーインパルスの演技飛行は、
肉眼でなんとか演目が判る程度の見え方ですが、
編隊を整えるときに、うちの近くを飛んでいきます。
この”低空を飛ぶ編隊”を近くで見るというのが、
なかなか迫力があってワクワク感があります。
というわけで、家族揃って、
スタジオの屋根に上って見物しております。(^_^;)
”七美”に行くほとんどのツアーには、途中の望安という島も、
コースに組み込まれています。
その望安の見所の一つが、この「中社古厝」という集落。
閩南(福建省南部)様式と呼ばれる三合院住宅が、
50棟ほど保存されているといいます。
まだ住民がいるらしいのですが、その気配はありません。
保存状況もまちまち。
外れには完全な廃墟となっているところも。
駆け足のツアーだったので、ゆっくりとは見られませんでしたが、
好い所でした。
上手に保存活用してもらいたいものです。
澎湖の中心である"馬公"の港から南へ、船に揺られること2時間弱。
七美という小さな島へ行きました。
この島も、多少の起伏はあるものの高い木はなく、
きれいな草原が広がる島。
どこを見ても美しい島ですが、
みんながわざわざ足を運ぶ理由はここ。
「雙心石滬」
"石滬"というのは、珊瑚や石を積んで作る魚捕りの罠ですが、
澎湖諸島全体では、558ヵ所もあるとのこと。
その中で、一番有名なのが、この「雙心石滬」。
”二つのハート形をした石滬”という意味ですね。
干潮の時間を狙って行くのが好いのですが、
船とセットのツアーでは、そんなわけにもいかず‥
それでも、天気が好かったので美しく見えました。
猛暑の日だったので、バスで廻るツアーにしましたが、
レンタバイクも選べます。
バイクの方が、時間配分が自由で好いかもしれません。
因みにこの島で借りるバイクは電動バイク。
静かだし、環境に好さそう。
閑かな島に大きな観光バスは違和感あります。
つづく。