この季節、太陽が低くなって、家の奥の方まで陽が届きます。
壁を舐めるように入ってくる光が、
いつもと違う壁の表情を見せ、また影を作ってくれます。
"パーフェクトウォール"という左官仕上げのこの壁、
平らに抑えるのが難しい材料なので、コテの表情が出ます。
思ってた表情と違ったので、最初は気になったのですが、
今では”これが我が家”という愛着のようなものが‥
人工物や人為的な物と植物の境界が曖昧になり、
すっかり馴染んで好い感じになりました。
今は、ブラックベリーの実が採り頃。
一株植えた苗が、庭の一画を覆い尽くす勢いです。
夏野菜(プチトマトやキュウリ)も採れるようになってきて、
梅雨の晴れ間は、あれこれ忙しいです。
雑誌”天然生活”から、専門家が作るキッチンの企画で取り上げたいと
お話しをいただき、昨日はその取材でした。
うちは、ほぼ職住一致の暮らしですから、
毎日三食、このキッチンで食事を作って食べています。
毎日使う所ですから、出来るだけ良い場所に、
使い易く料理が負担にならないように、
家族みんなで作業が出来るよう広くオープンに、
と考えていったら、キッチンが中心みたいな家になりました。
「天然生活」
2013年12月号は10月20日発売です。
我が家(入間の家Ⅱ)が掲載されております、
季刊「チルチンびと」74は、いよいよ明日12月11日発売です。
雰囲気の好く伝わる、楽しい誌面になりましたよ。
造り付けのソファのある小さな部屋。
主に、夕食後に録画したTV番組を観たり、映画を観たり、
あとはソファでごろごろしたり‥。
うちに来た男性陣は、薪ストーブと共に、
このスペースにも興味を持たれる方が多いです。
46インチのテレビと、4chのサラウンドシステム。
(ほんとはサブウーファーもほしい‥)
テレビとフロントスピーカーは壁掛けにしました。
事前に計画すれば、隠蔽配管・配線も含め、
難しいことではありません。
テレビの壁掛用金物は、汎用品なら純正品の半額以下で買えます。
ここで使ったのはHAMILeXというメーカーのもの。
壁に掛けようと思うと、スピーカーが悩ましいです‥
今どきの小型スピーカーの多くは、
背面にバスレフポートがあるリアバスレフ型。
壁にピタッとくっつけると、ポートがふさがってしまって、
本来の性能が出ないと思われます。
”桜並木の家”のOさんもサブスピーカーとしてお使いの
"Tangent EVO"というスピーカーは、密閉式。
Oさんも本棚に押し込むのに密閉式を探されたのだと思いますが、
コレならサイズ的にもちょうど良いし、
音も聞かせていただいていたので安心、というわけで決定。
デザインも好いです。
狭い部屋で、リヤスピーカーを置く場所は無いので、
こちらは天井埋め込みにしました。
これも手頃で良いものがなかなかありません。
JBLの"Control 24C Micro"を選びました。
一応、センタースピーカー用の配線は、
テレビの後ろ側に引いてありますが、
このくらいのスピーカー間隔なら、
無くても問題ありません。
但し、視聴位置がセンターからずれると、
音像もずれちゃいますね。
この4chの状態で楽しんでいますが、
音楽のライブや、映画がとても楽しい!
なかなか、その時間が取れないのが悩みです。
※その後、サブウーファー(YAMAHA YST-FSW050)を導入し、
4.1chシステムになりました。
かなり控えめなボリュームで設定していますが、
迫力と空気感が加わりますね。
外観 南
外観 北
台所・食堂
台所
インナーバルコニー
薪ストーブ
TVコーナー
階段
和室
寝室
個室
2階便所 洗面脱衣室
浴室
所在地:埼玉県入間市
用途:専用住宅
構造規模:木造在来工法2階建て
延床面積:149.39㎡
竣工年月:2010年12月
施工:矢島工務店
掲載
・季刊「チルチンびと 74」2013冬号
・「天然生活12月号 -特集 理由がある台所-」
住宅の設計をしていると、テレビの受信をどうするかという問題も、
いつもついて回ります。
ケーブルTVや光回線を使う方が増えているので、
そういうお宅は問題無いのですが、
アンテナを立てるとなると、見た目が気になります。
それでも、最近はこんな平面型のアンテナがあるので、
あまり目立つことなく、設置できるようになりました。
うちも、どうするか迷ったのですが、
ケーブルTVも、ひかりTVも基本料金が高すぎるので、
アンテナを立てました。
余分なサービス不要、地上波+BS・CSでいい人は、
アンテナを立てるのが、やはり一番低コストかと‥。
(但しフレッツ・テレビのサービスエリアにお住まいの方は、こちらも魅力的‥)
ところで、アンテナが地デジアンテナになって困ったのが、
FMラジオが入らなくなってしまったこと。
うちは日中、FMを聴きながら仕事しています。
一応、FMアンテナ用の配線はしておいてもらったのですが、
あまり大げさなアンテナは立てたくないし‥。
どうしたものかと、電気工事をしてもらっている松崎さんと相談。
僕は、1素子のFMアンテナでも買って、付けてもらおうかと思ったのですが、
それなら、不要になったVHFアンテナを改造して付けたらどうかという提案。
なるほど‥
暫くして、アンテナを持って松崎さんが取付に来てくれました。
写真の様に、給電素子の部分だけを取り外して、
1素子のアンテナとして再利用。
FM用だと長さが1750mmほどもありますが、これだと1300mmほど。
すっきり収まります。
さっそくラジオをつけてみると、バッチリ、受信できています。
これはイイ!
ダメならradiko.jpがあるさ、とは思っていたものの、
やはり今使っているチューナーやレシーバーで聞けた方が便利。
地デジに切り替わって、大量にゴミになっていると思われるVHFアンテナ。
FMアンテナとして余生を送る道がありますので、ご参考までに。
※放送塔からの距離、アンテナの場所や周辺環境によって受信状況は違います。
この方法での受信を保証するものではありません。
玄関脇のシンボルツリーとして、カツラの木を植えました。
昨年末の引越時には、どうするか決められず、
延ばし延ばしになっていましたが、漸く‥
予算のこともあるので、4mもあれば、
と思っていたのですが、
カツラならうちに良いのがあると、
Weedの森さんが持ってきたのは、
6mを越える立派な木!
こんな感じになりました。
あるとないとでは大違い。やはり、植栽って重要です。
今回採用したのは、LOGAIRE社のMINOSというストーブ。
また、燃焼効率の基準が世界でも最も厳しい国なので、
自分たちでも、どのくらい使えるかなぁ、と思っていたのですが、
なかなか写真がまとめられませんが、
この通り、陽当たりだけはとても良いです。
もちろん照明も要りませんし、