持続的燃焼

くすぶっていれば、やがてメラメラ

YBRのクランクケースを開ける

2009年11月12日 | 2つの輪
おそらく今月累計7万kmを迎えるにあたって、初めて右側のケースを開けた。
 周辺の細かいものを全部外せば楽なんだろうけれど、またも道ばた整備でなるべくそのままやりたかったので最小限に手間を抑えた。フットレストのヒートガードが当たるので、緩めてずらすなど隙間を作った上で、知恵の輪のようにしてなんとか外れたが、けっこう大変だった。
 ネットを巡って情報収集すると同系エンジンのXTZの例では外すのが簡単そうに思えたが、やはりオフ車ならではの質素な外装のためなんだろう。ただセンタースタンドがないというのは整備にマイナスな気もする。ごろんと左に倒してオイルも抜かずにやる手もあるそうだけど。

 で、クランクケースカバーの底に、細かい金属粉を発見。オイル溜まりが見える手前がそれ。左側の底はオイル交換時の排出の流れがあったりで沈んだ物も抜け易いのだろうが、右側の後ろは逃げ道が無いので貯まるということか。7万キロでこの程度なら、結局何かの機会に開ける時の簡単な掃除で充分なのだろう。もっとも金属粉的なものだったので、おそらくはごく初期に出たもののような気がする。1000km点検でストレーナー清掃で開けろという指定が、これの除去であったのだろう。
 外してみてガスケットの姿が見えないぞと思ったら、ぴったり貼り付いていた。画像で灰色に見える断面部分は金属ではなくガスケットの色。密着していて傷みもないので、事前に新品を用意していたものの、そのまま再使用したが、漏れてこない。最初ピッタリついてたのにケース内をパークリで清掃したら剥がれてきたので、実はちょっと心配だったんだけどね。

外すのも知恵の輪状態だったが、取り付ける時もちょっと知恵の輪で苦労した。ガスケットが思いのほか丈夫なので、やはり1000kmで、せめて1万km程度の初期摩耗が終わった頃にでも開けて一度清掃しておけばいいと思った。結果的にはスラッジが悪さしたギヤ囓りなどはなかったのではあるが。
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