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ハーバード留学生活2年目編049:ユダヤ燭台(メノーラ)と石上神宮七支刀

2014-12-26 06:25:56 | ハーバード留学生活2年目編


今年もクリスマスとともに、ハヌカのお祝いもやっていた。ハヌカはユダヤ教のハヌカの光のお祭りで、一日ずつ7-8本の燭台メノーラに一本ずつろうそくをともしていくのが伝統であるが、これを見ていて、石上神宮の七支刀を思い出した。


(七支刀の写真http://www.bell.jp/pancho/k_diary-6/2012_10_28.htmより)

草薙の剣のモデルともなった、7又に分かれた古代の鉄拳である。あまり似ていないという意見もあるが、似たような着想を得た人持っている人は意外といるようだ。

生け花の源流に石上神宮の七支刀があり、その元にはユダヤ教のメノーラに代表されるようなカバラ的な考えが、中国の道教的な思想と混ざり合って影響を与えているとの説が、「いけばなの起源―立花と七支刀」という本に出てくるようだ。

なおやまたのおろちから出てきた草薙の剣はこのように7又にわかれたものだったとされ、一説によれば草薙の剣はメノーラそのものであったとの話もある。そもそもやまたのおろち自体が、ハヌカのメノーラみたいな形をしていて、その類似性は注目に値する。



飛鳥の石造物にゾロアスター教の影響があるという意見は松本清張氏が主張されていた(ペルセポリスから飛鳥へなど)。ハヌカは別名光の祭りであり、その由来はゾロアスター教とは関係ないものの、同じ日をゾロアスター教徒も冬至の祭りとして祝うようだ。ゾロアスター的なもの、ユダヤ教的なものなど当時の中近東の文化が中国の道教思想に影響を与え、日本にもたらされたのだろうか?

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