あなたにもできる!ハーバード留学!!~アラフォーからのボストン留学体験記

アラフォー研究者のボストン留学体験ブログ。
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ハーバード留学英語3年目編001:英語スピーチ力改善計画(ice breaker@toastmasters)

2015-06-06 23:24:13 | ハーバード留学英語3年目編


初回スピーチ Ice Breakerに臨む

Toastmasters clubではcompetent communication manualにそって、10のスピーチの課題を行うことで、コミニュケーション能力の向上を図る試みをしており、職場のToastmasters Genral Clubでネイティブに混じって、English as a second languageのわたくしも暖かく迎えてもらって英語のスピーチ能力のブラッシュアップができる(なおこのマニュアルは非常によくできていて参考になる)。

これまでToasmasers General clubで何回か会で話しているうちに、場数を踏んできたせいか、いつの間にか英語で話すことに(無意識的な)自信がついてきたいやがおうでも毎回何らかの形で会話しないといけないので、場数が踏め、また失敗しても問題ない場所でいろいろ試せるのがこの会の魅力で、このいつの間にかマインド面の進歩は、ほかの英語の勉強会ではなかなか得られないものである。

あと2週間に1回でも生の英語に触れられることは非常にありがたいというか、勉強になり、日々の会話も前よりはスムーズになってくる。

いよいよ満を持して、toastmasters clubで初回のスピーチをすることになった。

toastmastersで初回のスピーチはIce Breakerと呼ばれ、

The best way to begin with your speaking experience is to talk about a familiar subject-- yourself.
competent communication manualより

という趣旨から自分自身のことがテーマであると決まっている。

これには、一つの切り口から自分を俯瞰しながら、birth place, education, family, occupation, ambitionなどの要素をうまく盛り込んだスピーチをすることが求められる。

Ice Breakerの傾向と対策

初回スピーチの課題としては、

1)聴衆の前で話すことをまずやってみる
2)今まですでに持っているコミニュケーションスキルを発見する

というものであるが、

スピーチの準備や構成にはいくつかヒントがマニュアルには書かれていて、これがすごく勉強になるので引用する

1)open, body, conclusionをしっかりと作る(*)

2)opening, conclusionは気の利いた言葉をあらかじめつくり、ここだけはしっかりと記憶しておく

3)外見はきれいな、きちんとした格好をすると自信につながる

4)緊張感(nervousness)はどんなに経験をつんだspeakerでもおこりうるので、うまくコントロールする方法をみにつける(**)

5)openingには、間をうまく利用する(***)

といったことが参考になる。

実際のIce Breaker Speach

単に自分の生い立ちを時系列的に話すのではなく、何か一つの切り口を見つけた方がいいとMentorにsuggestionをもらった。
確かにマニュアルにも、いろいろな帽子を使ってプレゼンテーションをした人の話が出ている。

警官の帽子をかぶって子供を学校に送ることを話し、消防士の帽子をかぶって人生に起こった危機的な状況を話し、シェフの帽子をかぶって自分の趣味のクッキングについて話したという具合だ。



いろいろ考えた末、自分の名前が英語に訳すとClever Manとなるので、

1)名前の由来をopeningとし、
2)名前が影響したのか?といってモノ作りが好きだった子供時代を話し
3)そしてそれが研究への興味を引き出し、
4)留学の話と家族の協力の話をし
5)最後にconclusionとして、「テクノロジーに関連する人間として将来はスティーブジョブズみたいな人が一つの目標なんだけど、彼は”Stay Foolish”っていったんだよね。Clever Manは最終的にはFoolishになった方がいいのかなあ」という

構成でいくことにした。

準備期間は2週間くらいあったので、スライドを用意し、十分に準備してスピーチに臨む。これまで失敗しつつも結構なれてきたので自信ができたせいか、一部はとちったところもあったものの、おおむねうまくいった。最後のところでちゃんと受けてくれたし、Evaluatorも課題として声のとおり(projection)の問題はあるものの、"otherwise, you did a great job"といってくれた。

半年前はtoastmastersにはいってついていけるかな?ネィティブ相手に面白いスピーチをなんて無理と思っていたが、コンテンツで勝負すると結構面白がって聞いてくれる。

これに気を良くして、一年でcompetent communicatorを終わらせてみようかなと思ってきた。英語のコミニュケーションスキル向上にいろいろトライアルができそうで、非常に得難いいい機会だなとおもっている。今のところはマインド面変化が主であるが、マインドの進歩が英語力の向上にには非常に重要であることもあらためて実感させられる。

(*)Open, body, Conclusionという構成を頭に入れておくことはマニュアルで何回も強調されている。わかりやすいコミニュケーションには不可欠ということなのでしょう。以前に読んでよかったロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)の記述を思い出した。

(**)マニュアルにはHow to conquer nervousness and other hintsというセクションがあって参考になる。

1)Know the room (時間前に来て会場に慣れておく)

2)Know the audience(時間前に来て聴衆と会話したりして様子を把握しておく)

3)Know your material

4)Relax

5)Visualize yourself giving your speech(イメージトレーニング)

6)Realize that people want you to succeed.
(聴衆は普通は協力的であることを認識しよう!Audience want you succeed--not to fail. This is especially true in Toastmasters club, where your audience will always be understanding
and supportive)

7)Don't apolologize.(失敗したといわなければ誰も失敗したと思わないーーIf you mention your nervousness or apologize for any problems, you'll only be calling the audience attention to it. Had you remain silent, your listner may not have notice anything.)

8)Concentrate on the message--not on the medium (なにを伝えたいかに気持ちを集中させると、緊張感が少しやわらぐ)

9)Turn nervousness into positive energy. (緊張感を発表への熱意へうまく変えよう! Harness it, and trasnform it vitality and enthusiasm).

10)Gain experience.(経験値をつめ!)
competent communication manualより

個人的は6)、7)が非常に使えます。特に日本人はうまくいかないと謝ったりしがちで、そうするとかえってよくないのだと思いました。

(***)While being introduced, take a deep breath and slowly exhale. This will help you voice sound resonant and natural. Begin by facing the Toasmasters and saying, "Fellow menbers and guests..."
Pause, then Begin with your memorized opening.

competent communication manualより

ハーバード留学研究3年目編001:MiSeq初体験

2015-06-06 22:46:40 | ハーバード留学研究3年目編


ラボの次世代シーケンサーのMiSeqのシステムで、CRISPRスクリーニングのサンプルを予備評価。MiSeqはマシンがあって、キットさえ買えば、NGSが自分でできるところがすごいですね。2.2GB(14M reads?)が十数時間でシーケンスで来てしまうのもすごいです!

それでもキット(MiSeq Reagent Kit v3 150 cycle, 2 X 75 outout, 3.8GB)が800ドル強と高めなのでひやひやながらやっていました。ちょいCluster densityが低めですが、なんとかシーケンスできてそうな感じの模様です。