※横浜M8-1横浜fc
大卒ルーキー小宮山尊信は〝8.11〟についてこう語る。
「すべてにおいて圧倒する」
まず我々にできることは、スタンドをトリコロールで埋め尽くすこと。
というワケで、チケット11枚を購入、会社で捌く。真夏ということもあってか、声をかけた人が軒並み夏休みのレジャー予定が入っており、ほとんど新人さんという強制力の強そうなイベントになってしまいました。
こりゃもう・・・先輩としては、勝ってもらわなきゃ困る。笑
しかも、ほとんど皆が横浜市在住在勤の観戦初心者。ここでガツンと圧倒的な試合を見せてもらい、どちらが本物かをわからせなきゃいけない。
そんなこんなで大忙しの試合前。
ツアコン的にみんなをご案内する会社人間的表情と、いつもの凶悪席に陣取るマリサポ的表情とを出しつつ、親交のあるネットアイドル(ウチの職場にクレームに来て以来の交友関係。笑)あゆのデート現場を目撃しに行ったり。笑
選手入場時、トリコロールに染められたスタンドを目にしたときは、自分もその一部でありながらじーーんとしてしまったョ。すばらしい!
fcも、狭いスペースを水色と白に染め上げて、エリアの大小を除けばダービーマッチの雰囲気を醸し出す努力をしてくれたようです。
よくがんばりましたね。(上から目線)
横浜ダービーの当事者・中田宏市長にはブーイングでお出迎え(紹介された瞬間にブーイングの口火を切ったのは自分だ。笑)。もちろん、登場してからはブーイングも鳴り響きっ放し。
もちろん、前回のダービーで「横浜FCはマリノスからJ1初勝利を獲れ!」なんて言った自分が悪いんです。今回のスピーチは言い訳から入りましたよ。
「横浜ダービーはどちらを応援するか非常に悩む。だから、自分はホームチームを応援する。前回はまず横浜FCを応援した。そして、マリノスのサポーターは聴いてくれなかったけれど、そのあとでマリノスを応援することを言った!」
前回は「マリノスは常勝軍団の意地を見せろ」と言ったそうですが、たしかに聞く耳持てる言い方では無いわな。
今回は、マリノスに対しては雪辱を晴らせというようなことをいい、fcに対しては「最後の横浜ダービーにするな!以上!」と叫んでたけれども、なにせマリサポのブーイングが収まらないものだから、怒って帰っちゃった。
・・・あんなに怒った市長を見たのは初めてです。笑
さあメンバー紹介。
個人的には、なんでもかんでもブーイングというのは好みで無い。実力を認めている選手、因縁のある選手に的を絞ってブーイングをしたい。
したいのだが。
・・・いない。笑
はっきりいって、奥以外にはブーイングできませんでした。
キックオフから攻勢に出るのは、心の隅々までを屈辱の二文字に染め上げられたトリコロール。最初の10分はとにかく相手を圧倒。3分にハユマのクロスを大島が叩いたヘディングは枠をそれるも、スタートからいい感じ。
一方のfcは、守備的というか・・・消極的。
前半開始早々から、ゴールキックやFKをGKが蹴る場面で物凄く時間をかける。
「前半10分から時間稼ぎか!?」
「サッカーの試合をしてくださーい!」
弱気の虫は、心に巣食うものなのです。
心に巣食って、心を喰い荒らすものなのです。
マリノスの当初の勢いが鈍ってきた(それでもマルケスの惜しいシュートなどはあったけれど)前半30分。
右サイドで手詰まりになった吉田が後ろのボールを戻すと、河合がヤケクソ気味のアーリークロス。これがまた、ニアの坂田、ファーの大島のちょうど真ん中にぼよーんと。
これをGK菅野が飛び出して、楽々と胸でキャッチし・・・ようとして、お手玉。
宙に浮いたボールを、見を捩りながら大島がヘッドで叩いてマリノスが先制!
こんなのありですか!?
5万人以上の観客の前で時間稼ぎなんかしてるから罰が当たるんだ。
「ばーかばーか」
「へたくそ!」
「サッカーの教本で〝悪い例〟になってるキャッチングだったよね」
「右上に〝×〟って書いてあるヤツ!」
「役所だったら記者発表モノのミスだよ、ありゃあ!」
あまりにもヘボい先制点に気が緩んだのか、その直後にはマヌケなミスから大ピンチを何度も招く。
DFラインでボール回してて相手にぶつけたり。
「油断するな、GK以外はプロかもしれないぞ!」
なんだかんだといっても、相手の両ボランチである呉範錫とマルコス・パウロが(個人の力量としては)効いているので、序盤のようにフィールドのあちこちで好き放題することは難しい。特にトップ下の山瀬が自由にプレーできず、河合の後方まで下がってきてしまうこともしばしば。
こんなときこそ有効なのはサイドアタック。何故か(運動量が多いのか?)両サイドで簡単に数的優位がつくれる。右の吉田+ハユマ、左のマルケス+小宮山に河合や山瀬が絡んで、行き詰まったらフリーの逆サイドへ展開。
こうして、前半ロスタイムにはサイドから出したボールを相手がクリアした浮き球がエリアギリギリのところに落下してきたところを吉田が止め、といってもビミョーにトラップミスしていたけれども、そのこぼれ球を坂田が拾う。
小さなシュートフェイントをかけて相手DFの重心を中央側に寄せると、右足側に流してファーへ。これがDFのタックルをかいくぐり、GKの鼻先を越えて、サイドネットへ! この素晴らしい動きにはスタンドも盛り上がる。2-0だぜ!
ところで。
前半40分過ぎにハユマと交錯して倒れたfcのFW難波。おそらく早野監督が「相手のナンバーワンFW」と言ったに違いない難波は、前線から戻る際に同じく守備に戻ろうとしたハユマと激突したみたい(視野の隅だったのでよくわからなかった)です。
倒れた難波は、担架が来てもその場から動かないので場内からブーイングが。
「あれで、ピッチサイドに出てすぐ立ったら怒るけどね」
そうだったら怒るけどね、フィールドプレーヤーなのに時計を止めたままで様子を見て担架にすぐ乗せないというのはよっぽどだろうと思っていたのですが・・・試合中に救急車も来ていたし。
試合後の診断によると、脳震盪+下顎骨骨折で全治2~3か月だとか。
早く復帰できるよう、お祈り申し上げます。
(もちろんつづく)
大卒ルーキー小宮山尊信は〝8.11〟についてこう語る。
「すべてにおいて圧倒する」
まず我々にできることは、スタンドをトリコロールで埋め尽くすこと。
というワケで、チケット11枚を購入、会社で捌く。真夏ということもあってか、声をかけた人が軒並み夏休みのレジャー予定が入っており、ほとんど新人さんという強制力の強そうなイベントになってしまいました。
こりゃもう・・・先輩としては、勝ってもらわなきゃ困る。笑
しかも、ほとんど皆が横浜市在住在勤の観戦初心者。ここでガツンと圧倒的な試合を見せてもらい、どちらが本物かをわからせなきゃいけない。
そんなこんなで大忙しの試合前。
ツアコン的にみんなをご案内する会社人間的表情と、いつもの凶悪席に陣取るマリサポ的表情とを出しつつ、親交のあるネットアイドル(ウチの職場にクレームに来て以来の交友関係。笑)あゆのデート現場を目撃しに行ったり。笑
選手入場時、トリコロールに染められたスタンドを目にしたときは、自分もその一部でありながらじーーんとしてしまったョ。すばらしい!
fcも、狭いスペースを水色と白に染め上げて、エリアの大小を除けばダービーマッチの雰囲気を醸し出す努力をしてくれたようです。
よくがんばりましたね。(上から目線)
横浜ダービーの当事者・中田宏市長にはブーイングでお出迎え(紹介された瞬間にブーイングの口火を切ったのは自分だ。笑)。もちろん、登場してからはブーイングも鳴り響きっ放し。
もちろん、前回のダービーで「横浜FCはマリノスからJ1初勝利を獲れ!」なんて言った自分が悪いんです。今回のスピーチは言い訳から入りましたよ。
「横浜ダービーはどちらを応援するか非常に悩む。だから、自分はホームチームを応援する。前回はまず横浜FCを応援した。そして、マリノスのサポーターは聴いてくれなかったけれど、そのあとでマリノスを応援することを言った!」
前回は「マリノスは常勝軍団の意地を見せろ」と言ったそうですが、たしかに聞く耳持てる言い方では無いわな。
今回は、マリノスに対しては雪辱を晴らせというようなことをいい、fcに対しては「最後の横浜ダービーにするな!以上!」と叫んでたけれども、なにせマリサポのブーイングが収まらないものだから、怒って帰っちゃった。
・・・あんなに怒った市長を見たのは初めてです。笑
さあメンバー紹介。
個人的には、なんでもかんでもブーイングというのは好みで無い。実力を認めている選手、因縁のある選手に的を絞ってブーイングをしたい。
したいのだが。
・・・いない。笑
はっきりいって、奥以外にはブーイングできませんでした。
キックオフから攻勢に出るのは、心の隅々までを屈辱の二文字に染め上げられたトリコロール。最初の10分はとにかく相手を圧倒。3分にハユマのクロスを大島が叩いたヘディングは枠をそれるも、スタートからいい感じ。
一方のfcは、守備的というか・・・消極的。
前半開始早々から、ゴールキックやFKをGKが蹴る場面で物凄く時間をかける。
「前半10分から時間稼ぎか!?」
「サッカーの試合をしてくださーい!」
弱気の虫は、心に巣食うものなのです。
心に巣食って、心を喰い荒らすものなのです。
マリノスの当初の勢いが鈍ってきた(それでもマルケスの惜しいシュートなどはあったけれど)前半30分。
右サイドで手詰まりになった吉田が後ろのボールを戻すと、河合がヤケクソ気味のアーリークロス。これがまた、ニアの坂田、ファーの大島のちょうど真ん中にぼよーんと。
これをGK菅野が飛び出して、楽々と胸でキャッチし・・・ようとして、お手玉。
宙に浮いたボールを、見を捩りながら大島がヘッドで叩いてマリノスが先制!
こんなのありですか!?
5万人以上の観客の前で時間稼ぎなんかしてるから罰が当たるんだ。
「ばーかばーか」
「へたくそ!」
「サッカーの教本で〝悪い例〟になってるキャッチングだったよね」
「右上に〝×〟って書いてあるヤツ!」
「役所だったら記者発表モノのミスだよ、ありゃあ!」
あまりにもヘボい先制点に気が緩んだのか、その直後にはマヌケなミスから大ピンチを何度も招く。
DFラインでボール回してて相手にぶつけたり。
「油断するな、GK以外はプロかもしれないぞ!」
なんだかんだといっても、相手の両ボランチである呉範錫とマルコス・パウロが(個人の力量としては)効いているので、序盤のようにフィールドのあちこちで好き放題することは難しい。特にトップ下の山瀬が自由にプレーできず、河合の後方まで下がってきてしまうこともしばしば。
こんなときこそ有効なのはサイドアタック。何故か(運動量が多いのか?)両サイドで簡単に数的優位がつくれる。右の吉田+ハユマ、左のマルケス+小宮山に河合や山瀬が絡んで、行き詰まったらフリーの逆サイドへ展開。
こうして、前半ロスタイムにはサイドから出したボールを相手がクリアした浮き球がエリアギリギリのところに落下してきたところを吉田が止め、といってもビミョーにトラップミスしていたけれども、そのこぼれ球を坂田が拾う。
小さなシュートフェイントをかけて相手DFの重心を中央側に寄せると、右足側に流してファーへ。これがDFのタックルをかいくぐり、GKの鼻先を越えて、サイドネットへ! この素晴らしい動きにはスタンドも盛り上がる。2-0だぜ!
ところで。
前半40分過ぎにハユマと交錯して倒れたfcのFW難波。おそらく早野監督が「相手のナンバーワンFW」と言ったに違いない難波は、前線から戻る際に同じく守備に戻ろうとしたハユマと激突したみたい(視野の隅だったのでよくわからなかった)です。
倒れた難波は、担架が来てもその場から動かないので場内からブーイングが。
「あれで、ピッチサイドに出てすぐ立ったら怒るけどね」
そうだったら怒るけどね、フィールドプレーヤーなのに時計を止めたままで様子を見て担架にすぐ乗せないというのはよっぽどだろうと思っていたのですが・・・試合中に救急車も来ていたし。
試合後の診断によると、脳震盪+下顎骨骨折で全治2~3か月だとか。
早く復帰できるよう、お祈り申し上げます。
(もちろんつづく)