マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
(写真をクリックすると大きくなります)

クリスマスカードを作ろう!

2005-12-17 16:22:00 | 手作り
 今年は子供会の世話役という役を引き受けました。
夏祭りや地域運動会で参加者を集めたりするのですが、一年の間にひとつくらい、各子供会で「楽しいことを」をやるワケなんです。
お芋掘りやカレーパーティーなどありますが、私が選んだイベントはクリスマスカード作り。

参加されたのは小学生や未就学児とお母さん。
学校で使う絵の具セットやカッター、はさみ、のりなど持参してきてもらい、
その他の水彩紙や洋紙、スタンプ、クラフトパンチなどの材料や道具は用意していきました。

まず水彩紙を濡らして、そこへ薄く溶いた好きな色をおとして彩色します。
乾くのを待つ間、このように雪型をクラフトパンチで空けたり、抜けた方をのりで貼ったり、スタンプを押したりして、カードの表面を作ります。
それができあがる頃、ちょうど先に彩色した紙も乾き、重ねると写真のような素敵なカードが完成するわけです。

制作後は、お茶とお菓子で楽しくミニクリスマスティーパーティ。市販のお菓子の他、クラシック・ショコラを焼いていきました。
用意された時間は2時間で慌ただしいイベントではありましたが、「大人が夢中になっちゃったわ」と、おっしゃってくれたお母さんがいて、とても嬉しく思いました。

60人近くを擁する、子供会の中でも大人数の地域。
なのに世話役がたった3人。そのうちワケあって、中心になって動くのは私だけ。
一時期はどうなることかと思いましたが、他の世話役の方の温かいご協力もあって、どうやらご満足いただけたイベントが持てたようです。

カリカリした気分になりがちな師走のこの日、お陰で温かい気持ちになれました。

信州から冬の風物詩が届きました。

2005-12-16 09:48:22 | グルメ
「おしぼりうどん」てご存じですか?
大根のしぼり汁に各自味噌を入れて味付けをし、刻みネギや鰹節、のりなどの薬味を入れたつゆにゆであげたうどんをつけていただく、長野県の長野市、千曲市あたりにある郷土料理です。
この料理には、甘みの大変強い生食専門のダイコン青大根、別名中国ダイコン(江都青長)が欠かせません。
昨日、信州の義父母から「青大根」が送られてきました。
私は結婚するまでこの料理を知りませんでしたが、今ではこれを食べると「冬だな〜」と実感するようにまでなりました。

うかつにも風邪を引いてしまって食欲が無かった私ですが、この「おしぼりうどん」が夕飯だったので美味しくいただけました。
大根の栄養分「ジアスターゼ」のお陰で、薬で弱っていた消化機能も助け一挙両得。
そういった意味でも、冬にありがたいお料理なのかも知れませんね。

北信州には、おしぼりうどんを食べさせてくれるお店が何軒かあります。北信州に冬行かれたらぜひ食べてみてください。
東京でも信州郷土料理のお店で出すところがあるそうです。ちなみにわが家では年越し蕎麦もおしぼりでいただきます。

詳しくはMARINE GOURUMETにあります。

産地はコチラをご覧ください。

チーズとハーブとクラフトのクリスマスパーティー

2005-12-14 23:43:09 | グルメ
 私にとって今年初めてのクリスマスパーティーです。
このホームパーティーに誘ってくださったのは、息子が友人同士のご縁から母達も友人になった方。
ここに並んだお料理は全て手作りか、その場で作った物。なかなかなものだと思いませんか?
ハーブチキンに、チーズソースのニョッキ、温野菜サラダ、スモークサーモンの押し寿司、ナスのコリアンダー風味のペースト、リンゴ巻きポークの煮込み、
アボカドとローストビーフのミルフィーユ、フォッカッチャ、マッシュポテト、お豆のサラダ、ロシアンクリスマスケーキ、そしてチーズ4種。
どれも美味しく、クリスマスキャロルを聴きながら、おしゃべりと共に堪能しました。

しかしこのパーティー、ただ食べてしゃべるだけにあらず。
この前にグラスエッチングのクラフトでキャンドルグラスを制作したり、チーズとワインはテイスティングと共に
いらしたメンバーのお一人で、専門家の方のご講義もちゃんとあったのですよ。
私はクラフトと「チーズソースのニョッキ」と「ロシアンクリスマスケーキ」のミニ料理教室の講師をしました。

こちらは、ハーブ専門店「カリス成城」でハーブについてお勉強された方々が
卒業してからも月に1度勉強会をされている会なのです。
私は「ハーブを描く」という水彩画講座の講師として呼んでいただいて以来
仲良くさせてもらっています。
なのでみなさんハーブ&スパイスについてはスペシャリスト!
伺うお話は興味津々で話題が尽きません。

お帰りになる際はもう次の計画をされていました(笑)。
また好奇心旺盛でパワフルなみなさんにお会いできるのが、今から楽しみです。

「ALWAYS 三丁目の夕日」とカレーパン

2005-12-13 21:47:04 | 映画
「ALWAYS 三丁目の夕日」を観に行きました。
私はちょっとひねくれていて、ここまでの話題作だとたいがい見損ねるのですが、これは観たかった。
時間が取れず、終わってしまうかなと心配したのですがロング・ランということでまだ観られました。
話題作でよかった(笑)。

昭和30年代。まだ私は生まれていないのですが、映画の始まりの当時の風景が画面に広がった時、
他のみなさんがいう「体験していないのに懐かしい」より、なんとなく古臭〜い「切なさ」を感じたんですね。
それは、自覚がないまでもこの時代の空気を「経験」してるからなのだな〜と、ちょっと凹む・・・。
40年代といったって、大して変わりませんからね。
東京都世田谷区で生まれましたが、幼い頃の写真の背景が、この映画のセットと同じだもの(笑)。

まぁ、そんな私の戯れ言より、この映画で人の温もりや血の繋がらない者同士でも通う愛情が感じられる中、
そこここに戦後に残る、戦争の傷が垣間見えました。元気に前向きに生きようとがんばっても、ふとよぎる陰みたいにね。
やっぱり戦争って嫌だな〜としみじみ思いました。
そしてそれは、ものすごく穏やかに、けれどじっくりと強く滲み渡るように反戦を唱えてる様にさえ思えました。

 そんな風に感じさせるのも演者の力量ですね、吉岡さん、堤さん始め、子役の子達、脇役のみなさんに至るまですごくよかった!
堤さんはやっぱり柳沢慎吾に似ているかもと思ったけれど・・・。
吉岡さんは初めて「純」じゃなく見えました(笑)。

気持ちがちょっぴりやさしくなり、帰りに中村屋でカレーパンを買って帰りました。

寒かったーっ!スケッチin鎌倉アルプス。

2005-12-12 12:17:05 | 水彩画
 こちらで何かと話題に出し、お騒がせしていた「スケッチ日帰り旅行in鎌倉アルプス」。
敢行してきましたよ〜、寒かったよぉ〜!

気温5度の中で絵を描いたのは初体験ですね! 
しかも由比ヶ浜からの海風が吹く吹く・・・。
寒さのせいか、持ってきた携帯簡単カイロもち〜っとも温かくなってこない。
ほっぺたはピリピリ痛いし、手はかじかんでいうことを聞かないし、
次から次へと上ってくる観光客はのぞき込んで「へ〜上手いねぇ〜」と声はかけてくれるし
編集者さん、カメラマンさん従えてへたっぴぃなのが描き上がってしまったらどないしよう・・・?
などなど、今までそう無いプレッシャーの元制作いたしました。

しかしなんとか、描き上げ、編集者さんにもOKをいただき、大きな目的は終了。
一緒に寒い中描いた家族も、たいした物だと思います。

ご褒美のように暖かな豚汁を茶店でいただき、我慢していた用も足し(実はこれもしんどかった 笑)
後はもうのんきにいつものトレッキング。
しかもいつもから思ったら鎌倉はラクなコース。
小町通でお買い物までしてしまいました(笑)。

描いている本人は途中から制作に集中し、少し寒さを忘れました。
しかし、ただひたすら待っているのは本当に寒かったと思います。
みなさん本当にお疲れさまでした。

この様子も詳しくは後日MORI MORI KIDSでアップします。
よろしかったらご覧ください。

プティフールでクリスマス

2005-12-10 01:18:39 | 講座
 今日はプランタン銀座でカフェスタイルの水彩画講座を開きます。
これは、みなさんにプレゼントするクリスマスカードです。
お陰様で、プランタンで開く、クリスマスをテーマにした講座は5回目のとなります。

素朴で温かいクリスマスやスタイリッシュなクリスマス、またはアンティークな物と
色々なクリスマスモチーフを組んできました。
どのようにモチーフを組むのか? それはまさにモチーフの意味である、動機から。
もっと簡単に言うと、その時私がどのような気分だったか何に影響されていたかによりますね(笑)。

今回の気持ちは「ミニチュア」。なので選んだのはケーキのミニチュア、「プティフール」
お店はプランタン地下1階にある「BIGOT」で「パッションフルーツムース」と「ベリータルト」を選びました。
ちっちゃくても、それぞれちゃんと主張のあるケーキであるところが素晴らしい「BIGOT」の「プティフール」達です。

どのような作品が並ぶか今から楽しみです。
おいしい紅茶といただいて、鑑賞しながら、一足早い「ミニクリスマスティーパーティー」にする予定です。

ジョンと中2とサリンジャー

2005-12-09 01:29:24 | 雑記
 もうすでに昨日になってしまいましたが、12月8日はジョン・レノンが凶弾に倒れた日でしたね。
25年前の同じ日、当時中学2年生だった私は社会科の先生を教室で待っていました。
間もなく先生は沈鬱な面もちで片手ににラジカセを持って、教室に入ってこられ
みんなの前に立ち、ジョン・レノンという人が亡くなりましたと言いました。
そしてジョンについて語った後
「ごめんなさい、今日は授業はできません」とっ言ってラジカセの再生ボタンを押しました。

その日の社会科の授業は「イマジン」他ジョンの曲を流しただけでした。
確か生徒達は、みんなじっと聴いていたと思います。
だから私は「イマジン」を聴くと、冬の日差しが差し込む教室と、片手を付いてうなだれる先生を思い出すのです。

その後親たちが何か言い出したかどうか、当時中学生だった私は興味がないことでしたし、
先生の行動の方に胸打たれ、大人達がどんな様子だったか詳細は分かりませんが
そんなことができた当時の中学校のゆとりが、ちょうど中学2年生の母になった今、羨ましく思います。

顔の半分を痣が覆う小柄でシニカルな男の先生でしたが、クールな雰囲気とは裏腹に
とても熱心で話が面白く私は好きでした。

当時、この先生以外にもとても親しくしてくださる先生が2人いて、
本の話などをよくしてもらったものです。
その先生方に薦められた一冊がこのサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」でした。
主人公の男の子、ホールデンに恋して夢中になった、今にして思えばちょいとヘンな少女でしたね(笑)。

中学生でありながら、いっぱしの大人のように扱って、本や政治の話をしてくださることを
私は誇らしく思い、その先生方との交流がとても楽しかったのを思い出しました。

ちょうど長男の個人面談の日、中学2年の私と久々に会えた日でした。

水彩画強化特訓?

2005-12-08 00:46:19 | 水彩画
 週末に、日帰りスケッチ旅行のお仕事が入っています。
私たち家族が鎌倉へ行き、紅葉をスケッチしたりトレッキングを楽しんだり
鎌倉グルメをいただいたりなど、そんなところ。
某チャンネルの「いい旅夢気分」みたいな感じですが、(笑)
違うのはそこで私が水彩画教室を開くこと。生徒はダンナさん。
で、本番に備え、特訓指導の元描いたのが、鎌倉の海を見下ろした下の水彩画です。
上のは先生(笑)の水彩画。歩く予定である山の紅葉の風景を描きました。
両方とも写真を見ながらのシミュレーションです。

うまいじゃん!と思われるでしょ? なんたって美大卒ですからね。
ただし高校から描いてきたのは油彩画で、大学では染色や工芸デザインを学び
コンセプチュアルアートをしていましたから、水彩画に関しては、
はなはだナーバスなんですな(笑)。

同じ絵と言っても、油彩と水彩はまさに油と水のごとく真逆の考え方と技術が必要。
その上、以前河に釣りに行ったついでに水彩画を描いてみたところ、途中で
「えーい、乾くのなんか待ってられるかいっ! もーやだっ!」とカンニングの竹山よろしく
キレた経験があるだけに、実はこのお仕事、本人はちょっぴり気が重かったったらしいのです。

気が重かったのは私も一緒。
遊びで行くなら「なら、描かなきゃいいじゃんっ!」と好きに夫婦喧嘩をしていられますが、
お仕事となったら話は違います。
バラエティならおいしい展開なのでしょうが、そうはいかないまじめなお仕事。
ちゃんと先生をしなければなりません。
なだけに、彼の作品の仕上がりを見て、ほっと一息つきカメラに納めました。

後は当日の天気がいいことをを祈るばかりです。

さつまいも団子を作りました。

2005-12-07 00:25:01 | グルメ
 サツマイモは大学芋やスイートポテトなどお菓子材料として大人気ですね!
繊維やビタミンも豊富で栄養面からも嬉しい食材です。
 そんなサツマイモを使ったお団子が食べたいと息子達からリクエストを受けていました。
休日の午後、少し時間が空いたのでその日のおやつのために作りました。
それくらい短時間に簡単に作れてしまう美味しいお菓子です。

スイートポテトからヒントを得た、シナモンの香りも大好評。  
あら熱が取れたくらいが、サツマイモの甘みも引き出されてとても美味しい。
冷めたものを焼いても美味しくいただけます。
バターを強いたフライパンで焼けばちょっぴり洋菓子風。
ホイップクリームやバニラアイスを添えたくなります。
よろしかったらお試しください!

■材料(約40個分)
さつまいも・・・・・・・・・・・約450g
だんごの粉・・・・・・・・・・・100g
砂糖・・・・・・・・・・・・・・大さじ3
塩・・・・・・・・・・・・・・・ひとつまみ
甘納豆・・・・・・・・・・・・・80g
シナモン・・・・・・・・・・・・少々


■作り方
1. さつまいもをよく洗って皮付きのまま蒸す。
2. 串を刺してスッと通るくらいになったら皮を剥き、フードプロセッサーに砂糖と塩ひとつまみを加えてペースト状になるまで回す。
3. 2とだんごの粉、シナモンを入れて、よく練る。
甘納豆を加えてまんべんなく行き渡るように混ぜる。
4. 鍋に水を入れて湯を沸かし、沸騰してきたら直径2〜3センチの大きさに丸めてゆでる。浮いてきたらゆであがり、完成。 

※だんごの粉が無い場合は、白玉粉50g、上新粉50gでも可。シナモンはお好みの量。砂糖もさつまいもの甘さに合わせて加減してください

他のさつまいもを使ったお菓子はこちら!
サツマイモタルト
さつまいもパウンドケーキ

ユーラシアン・クリスマスカフェ

2005-12-06 09:26:30 | 講座
 12月はクリスマスイベントが満載!
月に一度、プランタン銀座で開講しているスローライフなうちカフェ講座もテーマはクリスマス。
過去、イギリス、フランス、イタリアとテーマにしてきましたが
今年は悠久の大地「ユーラシアン・クリスマス」がテーマです。
 
 メインディッシュは、塩漬けにした牛肉の旨味が利いた、「塩漬け牛の煮込みパイ包み焼き」。
焼きたてアツアツをいただきます。
サイドディッシュは、ユーラシアンがテーマなのになぜか「ゴボウスティックオリジナルソース添え」(笑)。
二度揚げしたサクサクのゴボウをバルサミコ酢とニンニクが利いたマヨネーズソースで作ったオリジナルソースでいただきます。
スープは鮭の旨味と野菜のスープがマッチした「サーモンスープ・サワークリーム添え」。
ファッロのプチプチした食感もクセになる一品です。
デザートは、ロシアのクレープ「ブリヌイ」をお菓子にアレンジした「ロシアンクリスマスケーキ」
ヨーグルトとサワークリームの酸味と間に挟んだブルーベリージャムとピーチコンポートがマッチした、
さっぱりと軽いケーキです。

 看板は私のオリジナルクリスマスカードを大きく作ったもの。建物の中もちゃんとクリスマスショップを描いているのですよ。
プレゼントの包みを開いたように、周りにはおもちゃを並べました。
花はホワイトカーネーションと赤い実、柊です。
この様子はコチラにアップしてあります。

 4年続けてきたこの講座も、この回を最後に少し充電期間を取ります。
よろしかったら今までのバックナンバーをごらんください。
49回分、和・洋・中・エスニック・ブラジルと、バラエティーに富んでいます。
190以上のレシピとできあがりの料理を描いた水彩画100点程。
どなたか本にしてくれないかな〜(笑)