マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
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街中の紅葉と友人の個展

2008-12-08 00:05:41 | 展覧会
 12月は展示会を開く友人知人が多く、時間が許す限り回っています。 というのも、やはり自分が開いた時においでいただいた嬉しさがありますからね。私が喜んでもらえる一人になれたらないいなと、手前味噌のお土産もっては出かけて行きます。

 というわけで、柿とココナツのパウンドケーキを持って、私が所属するのe-spaceのメンバーであるまつしまゆうこさんの個展に行きました。 
 原宿から、代々木公園の向こうのギャラリーまでゆっくりと紅葉を堪能しながら歩きました。

 息子達との時間がなかなか合わず、先日お墓参りで紅葉を楽しんだくらいで、そろって遠くへ紅葉鑑賞というわけにはいかないですね。
 でも彼らは彼らで自転車を飛ばして観に行き「砧公園すごかったよ」など、報告してくれて、今年は近所や街中の紅葉を楽しんでいます。
 山の紅葉のような壮大さは無いけれど、グレーのビルや歩道橋の中に輝く赤や黄色オレンジは、また風景の中に映えて魅力的ですね。

 さて、ゆうこさんの個展は初めて伺ったのですが、改めてその実力を拝見出来る興味深いものでした。
 私とはまるで違うきっぱりと鮮やかな色合いとタッチのイラスト達…。女性で、そんなに歳の差も無いのに?(汗)シブヤ系の男の子が好きそうなイラストが描ける若いセンスがすごいな~と思いました。

 その反面、絵本「わかってほしい」のような鉛筆画も描かれるのですから、唸るばかりです。
 その「わかってほしい」は子供虐待を題材にした絵本…。文字数も少なく具体的な事は何も描かれていないのですが、壊れて行く可愛いテディベアに重いものを感じます…。
 幸い私は、泣くばかりの赤ちゃんだった長男と一緒に疲れ切って泣くしかなかったり、幼いのに口の立つ、2歳当時の長男にマジメにむっとした事はあったけれど、虐待の気持ちは持たずにここまで来られました。
 そしてこの絵本を読み、そういう気持ちを持たずに来られた事を本当に幸せに思いました…。
 
 この挿絵は著者の指示があったの?の問いに、「ううん、もらった原稿からこういう風に描こうかなって、テディベアを壊していったの。描き終えてからちゃんと直したけどね(笑)」とゆうこさん。
 そのお仕事ぶりには、もう脱帽です…。クレヨンハウスなどに置いてあると思いますので、よろしかったら手に取ってみてください。

 クリエイターと直接話ができる個展鑑賞っていいですね…。 この日もなかなか濃い時間を送れた日でした。
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