marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(305回目) ひとつひとつの教会 (M・ルター)

2017-03-29 19:34:08 | プロテスタント
 何度でも書きますが、決してイエスという方は、そちらの列車に乗ってしまっただけの方(信者さんのこと)ではないことを覚えていただきたいと思います。むしろ私たち初めての人が、この国でキリスト教と聞いたときに何か胡散臭いように感じてしまうそのことはなぜか、それはどこからくるか、を考えて少し自分の言葉で格闘して欲しいと思っているのです。
◆キリストがカンテラ(ランタン:灯火)をもって扉をノックしている絵があるのです。その絵の要(かなめ)は外側にノブ(扉を開く取っ手)がないところ。そう、内側から開かないと(つまり自分から開かないと)イエスを迎え入れることができないとうことを暗示している絵なのです。人から強制的に開けろといわれる扉ではないことは納得されるでしょう。どうぞ、世界のベストセラーをあなたもお読みください。
◆私たちの本来の自由な姿になるまでは、歴史を通して政教分離に至るまで長い戦いがあった訳です。ローマ・カトリック教会の権力が、西洋社会の最大の政治権力の最大のものでしたから、その壁を崩したルターの言葉は確実に今にも通ずる礎を作っています。
 それでは、キリストの教会ということについて、続けて彼の文章を読んでみましょう。

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 第一に必要なことは、キリスト教の教会はどこにあり、どのようなものであるかを知ることである。それは、キリスト教会という名の下に人々が人間的に事を処理することがないためである。そこで人は、キリスト教会が、純粋な福音が説かれるところに存在すると、確実に認識すべきである。〔・・・・・〕このことについて私たちは神の確かな約束を持っている。すなわち、イザヤ書第55章〔10節以下〕に、「私の口からでる私のことばは、空しく私に戻ってくることはない。雨が天から地に降って、地を実り豊かなものとするように、私がことばを送るなら、そのことばもまたすべてのことをなしとげる(と神は言われる)」とあるとおりである。それゆえ、福音が説かれるところでは、キリスト者がいかほど少なく、また、いかほど罪があり、欠陥があっても、そのキリスト者が存在しないということはありえないと、私たちは確信する。同様に、福音が説かれないで、人間の教えが支配しているところでは、キリスト者がどれほど多く、また、いかほど聖く、立派に生活していても、キリスト者だけで、異教徒が少しもいないということはありえないと確信する。〔・・・・・〕続きます。 
                         (『教えを判断し、教師を招聘し、任免する権利と力』11・408-412)

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                 (世界の思想家5 「ルター」徳善義和編 平凡社 S51.12.15初版 p107)・・・         

世界のベストセラーを読む(304回目) 我らの国籍は天に在り (ピリピ書 第3章20節)

2017-03-29 18:51:55 | 日記
 今回は脱線します。
 4月は移動の時期です。会社の移動の時期、わたしの仕事の隣席の方が、歳は僕より若いのですが移動となりました。
 東京方面の自宅の方に戻られ、そこから通うとのこと。
 彼のおばさんがシスターで修道院に二十歳頃献身されて入られたそうです。鎌倉の大船にあるとか。
 彼の家族はそのためもあってカトリックの信者になられたのだそうですが、彼だけがそうではないと。
 そいういうことで抵抗もなかった為か、僕の通っている教会の礼拝 に一度参席していただいたことがありました。
 3年間という短い期間ではありました。
 彼は体は大きいが丈夫ではないようでした。
 家に戻られてから開けてくださいと彼に送別の記念としてDVDを差し上げました。  
 大統領になるまえのトランプさんのような役をジャック・ニコルソンが演じています。(どうぞ皆さんもごらんください)

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  ○○ さん

    短期間でしたが、教会の礼拝に一度参席していただきありがとうございました。
   DVDを記念として贈ります。家族の方とご覧ください。
   健康に留意されてお過ごしください。
   おばさんに会う機会がりましたらよろしくおつたえください。

   ”我らの国籍は天にあり (ピリピ人への手紙 第3章20節)”

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  (※文語訳でピリピ書第3章20節です)