marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

その7:ニャンコの物語(舞台設定?)

2024-07-18 08:00:05 | 手紙

ミーシャが筋向かいのお宅の猫だとわかったのは、飼い主(その家の主人)とお話する機会があったからである。

僕が用事があってお尋ねすると家からミーシャが飛び出してきた。おい、おい、お前はここの飼い猫だったのね。

特にニャンコの話をするために行った訳ではないのだが、ちょうど家から出てこられて、先方から猫の話をしだしたのである。

それまで、僕は来会者たち(猫)がどこのものかなど考えてもいなかったら、その話の内容は、やはり僕が不安に思っていたことがあったんだな、と言い分を聞いていた。

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こんな話だった。

(指示向かいのご主人):自分が猫を飼っていることは知られているんだけれどね。飼っているのは1匹だけなんだけど(勝手にミーシャと僕が名付けた品のいい猫)、筋向かいのお宅から(こんどは相手から見ると僕の2けん隣の家)、そこの一人も身の叔母さんが、猫が庭を荒らして困ると文句が来てるんだ、と。

地面に穴を掘ったり鉢植えをひっくり返した、花鉢を倒したり、ウンチやおしっこをしていくので困る なんとかならないだろうか、と。

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僕は、黙って聞いていた。

うちにも来てますよ、などとは言わない。多少、猫などは外をほっつき歩いて、ご飯を主人(飼い主)のところに帰えって来るのが自由で、気ままでいいなぁ、などと思っていたから。

猫は、自分で地面に穴を掘ることはないと思う。穴はモグラでしょう、と僕がいう。(実際、モグラのモグチャンは、猫らがうろついてから、僕の庭からいなくなったので少し助かった。)

そのご主人は、猫もウンチをした後に犬が後始末を後ろ足で土をかける仕草をして穴ができる、とそのまねまでしてくれたんだけれど。ニャンコのその仕草は僕は見たことがないけれど。

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ご近所の皆さんは、草花を趣味されているくらいとても庭木が手入れされている。町内会では何がしかの草花が、玄関やお庭を飾っている。緑に様々な色の花の色がちりばめられる5、6月ころは僕の庭にも様々な花が咲いて楽しませてくれる。

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それで、今回のお話で書きたかったことは、そのご主人が飼っている猫(ミーシャ)について話してくれたことだ。

この話は子猫らが庭に現れるは前のことの話である。

それは、飼い猫 (ミーシャのこと)が車庫の2階で数匹、子猫を産んでねぇ。あのときは困ったねぇ。まだ目が開いてなかったんで保健所に持って行ってもらったんだ。(僕は数まで聞かなかった。)

そういうこともあったんで、この辺では、猫の飼い主が私と裏の○○さんち。あそこは首輪をかけて家の中で飼っているね。で、うちに苦情がくるんだな。

というのもそのご主人は町内会長でもあったんで、たまたまなのか、苦情引受人で文句が来ているというわけだった。

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ミーシャが庭に子猫を連れてご飯を食べにくる、子猫らも母親のようにミーシャについて回り、ご飯の時もミーシャがいると安心するのか逃げたりしない。

まったく母親だと思っている。食べた後は無邪気に遊びまわる。

ミーシャも自分が産んだ子供たちが戻って来たととても喜んでいる(顔を見ても分からんけれど)。

ミーシャは、ご飯をむしゃむしゃ一緒に食べたり、子猫らがじゃれ合って遊ぶのをじっと見ている。こ猫らは暑くなると小屋の下に潜り込んで休んでいる。

ここまでが物語 その7 のお話です。・・・続く 


その6:ニャンコの物語(出演者?の紹介)

2024-07-17 08:32:20 | 手紙

人であるなら決して公にできないなぁ。公然わいせつ罪だな冒頭の写真。

雄トラがミーシャ(初めはトラの仕草に受け入れる様子も見せないし、まったく動じないのでマダムと名前にしたけど)に マウンテングしようとする写真。

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僕が初めてリコと名付けたニャンコが縁側にきちんと座って、引き戸のこちらを見ていたのは良かったのだけれど、相方を連れてくるようになったのは年度はじめころ。

後でこれが茶色で雄だとわかったのでトラと名付けた訳。 

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お話がそろそろ さよならなので出演者?の写真を掲載したい。

◆1人目(正しくは1匹目~以下同じ)

 リコです。利口なので雌です。年度初めに初めて現れた。頻度はすくなくなったが、今でも毎朝にトラと共に現れる。彼女は賢い。僕がそう思っているだけなのか、一人で来たとき必ず餌を少し残すのです。

誰かに(他の猫に)食べ物あったよ、あのおじさん又、出してくれてるよ、と どこかに知らせに行くのだろうか。

しばらくすると、決まって他のニャンコがそれを(残したものを)食べに来るのです。

ある時は相棒のトラであったり、しばらく後に子猫連れで現れるミーシャだったり。

◆2人目

 相方のトラです。雄の茶色で一応いさましく名付けた。猫パンチ得意? 繁殖時期になり行動大胆に。

リコとトラは兄弟なのか、夫婦なのか未だわからない。

初めはリコだけで、来てましたが、いつも殆ど一緒に行動しているようですが、それぞれ単独で来る時もある。

◆3人目

 やはり品がいい、飼い猫。筋向かいの家の猫と分かりましたが、こちらに来たときは勝手にミーシャという名前。

雄のトラが周りで発情してうろうろしても何ら動ぜず、受け入れもせず。それで初めマダムと付けたんだけど、ちょっと品良くミーシャとした。

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初めのころミーシャは後発来会者なので、先人?のお二人の食事の終わるのをいつもじっと待っていたのだ。

確認の後、数日後子猫を食べさせる為に連れてきたのだった。

◆4人目

謎の白猫***

その後、ある日、その日1日だけだったけれどミーシャだけで来ていた時に彼女(ミーシャ)が小屋の視覚から外れた処をず~と見つめていた。

そこにその後一度だけしか見ることができなかった白猫が座ってミーシャの方を眺めていたのだ。

どんな会話をしたんだろうか。

このとき以降、白猫をみることはなかった。

日にちは前後するが、この白猫以降だったと思う。ミーシャが子猫を引き連れて現われ始めたのは。

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いよいよ、お話は終わりに近づきましたが、ニャンコのお話 その6 はここまでです。・・・続く


その5:ニャンコの物語(お話の展開2)

2024-07-16 08:45:40 | 日記

 トラの猫パンチ。見つめるリコ。 

一応、トラは雄だから、「リコ、ちょと待ちなこいつにちょと焼き入れる」と、言うような会話があったかどうか分からんけれどカメラを向けると猫パンチを噛ましてきた。

すべてかどうか分からないけれど、飼われていない動物たちは、ご飯を提供してくれても警戒はする。

テレビで猫が手なずけられるように、人にナデナデされるまでの頑張りをする番組があった。要は、餌をあげつつじっと何日も共生し、お互い気を許すまで頑張る。

すみません、当方は猫屋敷にもしたくないし、猫を飼うつもりもない。ただ、生態観察のつもりでちょとだけ餌をあげてからの縁となったのだ。

餌を与えなければ来なくるのだろうけれどね。

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僕が不在の時、暑い日には小屋の下の涼しいところで休んでいるようだ。

 ご飯を食べたあとは決まって、運動具のピューマのマーク(これは走っている姿なのだが)のように大きく背伸びをする。

大きなあくびも・・・。

動物写真家の岩谷光昭さんだったら、かわいい子猫で・・・今、この地でも『かわいい子猫』の写真展が開かれているけれど、こんだけ一時に庭に集合されて、ミーシャがいるときはじゃれ合って遊び回っている子猫たちを見ていると癒やされる気持ちがだんだん不安になってくるたのだった。

添付の写真の他にも、写真は撮った。暑いときは縁側の平たい大きな石にお腹をつけて休んでいるし、長い草はの茂みにまったりと休んで居眠りをしている。

僕は何も気にかけなかったが、これが問題のようなのであった。

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先に書いた不安とは・・・狭い人という動物の住宅世界に住むということ。

かわいいだけではいけていけない。ご飯だけではいけていけない。人と言う動物社会で生活できなければ生きていく資格がない。・・・という訳だ。

その5のお話はここまで・・・続く


その4:ニャンコの物語(お話の展開)

2024-07-15 09:40:35 | 日記

ニャンコの餌は縁側には出しっぱなしにはしていない。一応、けじめをつける。

リコとトラが来なくなるようになると、ミーシャが子猫らを連れて朝飯を食べに来るようになった。

きちんと両膝をついて、こちら向いて座っている。

何故か、子猫らを連れてくる。

・・・お、お、お前の子供だったのかい! (外形は明らかに違っている、ミーシャの子供らではないはずであるけれど。)

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先方からはこちらが丸見えというわけではないけれど、僕が朝寝坊しても黙って猫らは待っている。

待ち時間のリミットはそれなりにあるのだろうけれど、先方もご飯を食べているのはここだけではないだろうから、おなかの空き具合は当方は気にしない。

この辺は、非情であろうと猫屋敷にするつもりもないし・・・。

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縁側引き戸を開けるとミーシャが共にいると子供らは逃げもしないで一緒にご飯を食べ居る。子供らはミーシャを親と思って守ってくれるからだろう、怖がらない。

共にむしゃむしゃ、カリカリと食べる。

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ミーシャは決して品が良いのか猫パンチなどの仕草はしない。なでても気にはしない。これは後で分かったことだがミーシャは道路筋向かいの飼い猫だった。

どこの馬の骨なのかという言葉があったけど、どこの飼い猫なのか・・・。飼い猫は常時ご飯にありつけるけど、ほっつき歩く猫は自由でいい。

猫の生態は・・・などと知ったかぶりで「人」と比較して考えてしまうのが僕のよくないところか。

トラ(雄:茶)がマウンテング仕草をミーシャにもするからミーシャも雌と思っていたけど、リコ(雌:黒)のその仕草を拒絶する時の一度だけで彼女の猫パンチを見たことがない。

第一トラのお尻の下には玉々がついていたので雄だと分かっていたけけど、猫も雄は阿呆なのか僕も手に猫パンチを食らって血を出したことがある。

したり顔で雌は、そもそも人を手懐けるのは ”かわいくいることよ~” と語っているような気がしてくる。無論、しっかりご飯にありつける。

前に書いたけどリコが少しご飯を残していくのは、仲間にここでご飯にありつけるなどの合図なのかな。

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その残りご飯を求めミーシャは子猫らといつ頃からか来るようになった。(それはリコが仲間のために残していくのか、後で自分が食べるためなのか、相棒のほっつき歩くトラの他ためなのか、ただお腹が満杯の為なのか分からんけれど。)

猫にも個性があるのがよく分かる。特に白の写真に写っていない子猫1匹は、食べるより遊ぶのが楽しく動き回っている。それをミーシャが気にしているのが冒頭の写真。

その4のお話はここまで・・・続く


その3:ニャンコの物語(誰の子供なのか?)

2024-07-14 08:38:49 | 日記
◆今回、第3話から『ニャンコの生態』から『ニャンコの物語』となります。
 
ある朝、な、な、なんだぁ~!
 
 
ガラス越しにこちゃこちゃうごめく影がある。子猫ではないか!!!ジャジャア~ン。正確には5匹だった。
 
どこから来たんだ。誰の子なのか~??? (正確にはどの猫の・・・)
 
だから、自宅で飼おうとしないのなら餌など与えてはいけないよ、と内心の声。幼いころ(幼稚園にあがるまえ)子猫をいじめたことの記憶が甦って、その誤りの見返り?
 
戸を開けると、目先の小屋の床下にささっと逃げ込んだ。
 
生まれたばかりにしてはすでに大きいな。
 
リコとトラ、それからミーシャはあれから時折、来ていたし産休はなかったと思う。では、誰の子供なんだ? 
 
体型は品の良さそうなミーシャではないな、とするとリコとトラの・・・? でも彼らは、その後も来ていたしな。
 
繁殖の季節でもあったし、しきりに雌のおしりの匂いを嗅いでマウンテングの仕草をしていた、やはり外形からトラの子供なんだろうかな。
 
4匹は白、1匹はトラと同じ茶色・・・ということは、父親はトラで、白色の子がいるということは・・・、
 
前回の話の最後に現れた謎の白猫かな。
 
そうに違いない。この5匹はトラとあの1度しか見かけなかった謎の白ニャンコの子供達であろう・・・と勝手に決めこんだ。
 
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その後、僕はしばらく考え込んだ。
 
人も猫も生き物は、同じなんかなぁ。何故か、リリ・フランキーの『東京タワーとおかん』の映画を思い出した。
 
家族も顧みない家にはたまにしか帰らない父親、耐えて家とこどもをまもり育てる母親。
 
樹木希林ふんするの母親が、死んだら開けて読んでくれとの手紙に、母親が亡くなった後にそれを読んで涙する主人公(フランキー)の最後の場面。
 
上京した時、彼を迎えてくれた東京タワーが変わらず映り出され映画が終わる。。。 
 
ここまでは第3話・・・続く