marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(538回)日産自動車 1954年生まれカルロス・ゴーン氏のこと少し(その2)

2018-11-25 21:45:10 | 日記
◆彼が日本中の日産の営業所を回って僕の町に来た時、日産営業所ではなぜか24時間の営業を行っていました。日産はこの地域では、地元企業が取引がバックにあるようで他のメーカーより販売が強いのです。その所長さんとGT-Rもショウルームに展示してありましたので少しくお話したことを覚えています。タイヤ1本でも中古車1台買えるんですよ、とか、一日 □万円でレンタルしてますとか・・・そんな話をした。その彼が、地元の田舎から通うことになった。おまけに店の若いスタッフとお話をすると彼も40km以上も離れた実家から毎朝自動車で通うようになったというではないか? 当地にアパートで住んでいたのであるがそこを一斉に処分して、通える者は地元から通えと・・・。
◆これはいわゆる固定費削減の一因だろうと後で分かった次第であった。コストカッターといわれるゴーンさん。ルノーのCEOも担うことになり欧米主流の合理性が幅を効かせてもの言わぬワーカーの我慢の涙を強いて来たわけだ。うだつが上がらなかった当時の日産、労組が強くてにっちもさっちもいかない時代であった。あれから、日本企業も労働力が余った場合の合理化の手法を取り入れてきたが、何分、この国は元々黒船には不満を持ちつつも畏敬の念を当初もつ民族のようであるから、欧米の言葉の世界、合理化整理の権威には一目置き、改革に励んだ訳だ。それで、注目は、やはり生まれの基は中東にありというその心情による影響も多くもつ宗教性のあるゴーンさんの手腕にカリスマ性を見て改革に励んだのであった。だから、彼は、リストラをした労働者にはよくなったから帰りたい人は帰って来ないかとまで言ったのであった。
◆しかし、ここに来てこの国の民族はものつくりには優秀であるのだが、提携、対等自立から、経営権の強いルノーを支えるようになる統合の話が出てきては、おい、これあまりにおかしいぞ本末転倒だろうという訳だ。この辺あたりで、欧米のあのユダが現れてくるのであるなぁ。ゴーンさんの要職は来年2月までらしいから、それ以降も頑張りたいという思いとフランスルノーの筆頭株主のフランス政府がやめないで日産とのつながりを今後も求める(つまりお金を多く稼ぐ日本メーカーと縁を切りたくない)という思惑で、経営権を強くフランスルノーに統合させようとしたのであろうと。
◆いずれ、グローバルな視点と製造、生産、販売ルートなど諸々、知って情報をコミットし、お金の流れを綿密に管理して(第一には、現場と市場を見る目を与えられ無論、お金の流れも)、権限を与えられれば皆さんもりっぱな経営者になれる・・・かもです。例えば、あっちの国の某自動車メーカーの安いエンジンを日本の高そうな車に載せて売ればもうけるだろうし、部品も流通させれば大量生産で安価になるだろうし、質の悪い労働力(日本ではない)も維持できるという訳です。こちらの凹みをあっちの出っ張りで埋め合わせようというやり方で世界を股にかけ調整をし、もうけをはじき出すのです。(日産のインフィニティーという車にはあのベンツのエンジンが載っているな、これ思っただけでも僕はこの車買いたくないなぁ)。
◆しかし、ここにおいて伏線である労使関係が重要であるにまさに、ここにかかっていると言っても過言ではありませんね。製造原価の低減には現場の人員の削減が必要であるのですが、この人件費(労務費)の低減の仕組みを知ることが必要になり(と、ここまで書くと反対ということにすぐなる傾向ですが、そうではなく、ただ、収益改善の数値の上での話としてと理解する必要が重要)ますが、かの我が国の筆頭、トヨタ自動車生産方式では、コスト低減目標を達成するために人的資源を利用する限りは、同時に人間性の尊重が高められなければならないことがうたわれていますね。常に現場から生み出されてきた自前のとても優秀な生産方式なのでありました。フレキシブルの生産にも耐える非常に素晴らしいシステムなのでありました。しかし、今や、pcで行うERPシステムなどが生まれてきて、企業enterprise、(物、お金、人)=つまりは経営資源resources、をプランニングplanningする手法が出てきています。結局、人にかかわってきますけれどと・・・話がずれてきましたのでこの辺で。
◆さて、高額を積んだ日本人弁護士が当たるようで、裁判の行方をみたいと思います。法律がどこまで高額が支払われている雇われ弁護人と闘うか。ここでも僕のいつも考えていることにまたまたぶつかるのです。善悪の判断、組織とは何か、責任とはなにか・・・ 

世界のベストセラーを読む(537回目)日産自動車 1954年生まれカルロス・ゴーン氏のこと少し(その1)

2018-11-24 10:00:17 | 日記
◆時代の曲がり角の雰囲気を感ずる・・・(かなり曲がってきたような。。。)
 トランプアメリカ大統領、この国の自民党総理大臣の再任のこと。あちらの国ではFacebookのまたまたの顧客情報の流出・・・。なぜか、事前に感じる空気の匂いというか時代が大きな?曲がり角にかかる時に僕は事前に何か(まったくこのような漠然とした書き方しかできないのだが・・・。これは「こういう感じ」というのは、人という生き物の頭の前頭葉を通らない事柄、つまり言葉できちんと意識されることが意識に上る以前にはっきりとはならないからなのだろうと、言葉は後で、そうなのかもしれない、とか、やっぱりそうだったな、とうい感覚で定着する・・・。)
◆2か月のブランクがあり再会。8月から11月までのブランク。いろいろありましたが感じる空気(気持ちの上でということ)に大きな変化があった。「感じる」というのにはっきり「ありました」と断言する書き方もおかしいかもしれない。そのような事柄を相変わらず、あれやこれやと思っている。
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◆特にブログ再開としたことは記録として残したいと思ったから。掲題、彼は1954年生まれ。この年に生まれた者は、いろいろドラマを生む。そして試練にも遭うと・・・これもとてもそう感ずるのです。(ナショナル・ジオグラフィックによればこの年、世界中に聖母マリアが多く顕現された年なのだそうだから・・・)。僕らの常識からいえば、億単位で報酬をもらうということ自体が考えにくい。やはり、露見したかという感じ、何も驚かない。やっと、露見したかというこれまた感じ。ドラマを作るとどうなるかな。ルノーのトップを務めていたし、フランスがルノーの筆頭株主なんで、容疑者となって弁護に最高の日本人弁護士が当たるそうだから、法的にどのようないくえになるか。天地創造の時、神が創造された人に園の中央の「善悪を知る木」の実を食べてはいけないと言われたのは、どういうことだったのかということは、僕とってはこれも永遠のテーマなのです(心の奥底で)。
◆それは、20年以上の前の彼の自伝的「ルネッサンス」という著作、一番気にとめたところ、それは(ここからがブログの世界のベストセラーに関与してくるのだが)旧約聖書の地、レバンノン、ベイルートに彼のもといがあったということだった。それからブラジルで生まれ、学生時代カトリックの教師のもとでだったか、かなり合理的な考えを学んだということが記憶にある。それから彼はフランス行き、自動車が好きでルノーに入社し希望で現場から入って(これも重要)経験を積んだことだった。日産の経営の再建も合理化もやはり東洋的な心情的進め方をしていることだった。僕はこの本、古本屋には売り飛ばしてないはずで、1000冊以上はある本の蔵書?のどこかから探すのが面倒なので記憶だけでしか書けないのだが、それまで僕がその根源から産業という社会をいかに合理的に変えていくには、やはり聖書の歴史(そこから派生してきた人類の長い歴史があったからだろうとあくまで僕にとっては・・・、例えば、これもブログに書いてきたことだがマックス・ヴェーバー、その他諸々・・・)統べては神が自分の似姿に創造された人のドラマなのであると。
◆製造品質に関わるISO規格など最新版には、アカウンタビリティー(説明責任という意味。わざわざ英語を残して訳をつけてました。)という神学用語が使われていることなどです。これも書いてきました。しかし、光があれば、ユダもどこまでもついてくる、我ら、Imagodei「神の像に似せて想像された」人がいかなる者か、ということでこの身がなくなっても僕はどこへその魂のいくへ を求め続けるのかというのが僕の残りの人生の課題なのです。ですから、イエスを裏切ったとされるユダ、神の摂理のもとにあったということになる。「ユダの弁護人」という本もどこかにあったな。いずれにしろ、僕らはとてつもなく深く知り得ない神の摂理(計画)のもとにあるということを、これまた感ずるのです。なぜかとりとめがなくなってしまったな。 ・・・・ 
 
◆次回、ゴーンさんの日産再建のノウハウを!