遅まきながら、今日が啓蟄だと知った。
そういえば、2月にこんなエントリをしていた。
このときに今年の啓蟄は3月6日だと気づいていたのだが、完全に忘れてしまっていた。
今日はよく晴れていて、たしかに虫が動き出しそうではある。
年々、月日の経つのが早くなっているのだが、今年は特に早く感じる。
ついこの間、正月だったのに、もう3月である。
読書もまともにできない日々が続く。
書籍購入は毎月するので、積読がどんどん増えていくばかり。
とはいえ、田舎なので本の購入は通販頼みになる。
これには利点もあって、大型書店のある都会にいたら、なおさら沢山の本を次々と購入してしまうだろうからだ。
とはいえ、大型書店がやはり懐かしい。
文庫や新書の新刊チェックなどはネットでは面倒なのでしていない。
店頭なら、何気なく立ち寄って手に取り、書き出しの文章を少し読んで、その本の良し悪しを吟味できる。
ま、たいていは魅力を感じてしまうわけだが。
数年前にAmazonの「おすすめ」機能が大幅に改悪されてから、Amazonで本を買うことはほとんどなくなった。
懐かしくなってググってみたが、はっきりした時期はわからない。
だいたい2018年ごろのことだったようである。
改悪前のAmazonの「おすすめ」機能はけっこう優秀で、購入した本から、かなりの精度で「グッと来る」ものを「これはどうですか?」と提案してくるのである。
基本的にネット広告の氾濫には辟易しているくちなので、購入履歴やら検索履歴やらを収集されるのは嫌と感じるのだが、かつてのAmazonのおすすめ機能だけは、ありがたいというか、信頼が置けるというか、とにかく便利だった。
上がってくるおすすめリストに対して、「これはすでに持っている」とか「興味がない」とか登録することができ、実質的な蔵書目録代わりになっていた。
が、それも、2018年に終わりを告げた。
もともと遅読だったのが、うつ病でさらに遅くなり、ここ数年は老いのせいだろうか、またさらに遅くなった。
困ったものだ。
で、その本はどこで買っているかというと楽天ブックスである。
要するに、「ポイント乞食」をやっているわけだ。
楽天ブックスには、しっかりしたおすすめ機能がないので(一応おすすめはあるのだが、的はずれなものばかり示してくる)、購入する際はAmazonで調べる。
とはいえ、最初の知るきっかけとなる情報元が以前に比べて格段に少なくなってしまったことは事実で、書評サイトくらいしか現状頼るものがないのは寂しいところ。
で、おすすめ改悪後のAmazonは、私にはほとんど「定期おトク便」だけのものとなっている。
まぁ、私も人並みにサプリとかには関心があり、色々と飲んでいる。
サプリメントとは、現代人一般が罹っている、一種のおまじない信仰のようなものだ。
そうは言っても「病は気から」ともいう。
バカにはできない。
医薬品の効能の検査には二重盲検法という、プラシーボ効果(偽薬効果)を見込んだ方法が採られているくらいだ。
しかし、逆に困るのは、サプリばかり買っているので、たまに本について調べようとAmazonを開くと、サプリのおすすめばかりが出てくること。
それが嫌で、さらにAmazonから遠のきつつあるのが現状。
いやはや。