最終処分場「栃木・矢板に」、指定廃棄物で環境省 地元は反発(日経新聞)
一種の観測気球が上げられた格好だが
しばらくはもういくつかの候補地も出てきてゴタゴタするのだろう。
来年からの作業開始とか言っているができるのか?
だいたいこれも20~30年スパンの大議論になりそう。
(とも言っていられないのが辛いところだが)
以前にも書いたが最終処分場の最有力候補は
福島第一原子力発電所の周辺である。
あまりにも酷な選択ではあるけれども
他に有力な選択肢がない以上、仕方がない。
放射能を閉じ込めるという意味では
一種のモニュメント的な大施設になると思われる。
仮にそれを福島原子力大社とでも呼ぼうか。
福島原子力大社が生まれ、全国には福島の分社が建立されることになるだろう。
中レベル・低レベル廃棄物はみんなでシェア、なのだ。
震災瓦礫などは市町村レベルでシェア!
あたりまえだろう。
しかし、顔を出すのは既存のゴミ焼却場上建設問題と同じ構図である。
「私のところに来るのはイヤ」
これである。
そんなことを行っていたら生きていけないってこと学びませんでしたか?
街中にゴミが溢れたらどうしますよ?
自分だけは、っていうエゴが諸悪の根源だってこともわからんかね。
結局のところ、放射性廃棄物の処分も
国と行政のせめぎ合いをだらだら何年も続けて
うやむやのうちに落とし所を探るしかないのだろう。
そしてそもそも「脱原発」を目指す方々は
原発の解体によって出る高レベル放射性廃棄物の処分場候補地に
「よろしくお願いします」と頭をさげるべきである。
この日本の何処かに埋めなければならない物なのだから。
| Trackback ( 0 )
|
|