人生、消去法
世捨て人のつぶやき




そういうや33になっていたので、直しますた。
やれやれ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする




このところなかなか書く気力がわかなかったのだが、率直かつ真剣なコメントを頂いたので、この機会にひとつ。
>yukaさん
コメントありがとうございます。
長くなりそうなのでエントリとしてお返事させて頂きます。

まず、コメント頂いたエントリはナンシー・マクウィリアムズの本についてのものでしたが、それ以外にも書籍では岡田尊司氏の著作などもご参考にしていただければ、と(一部はゲーム脳がらみの本で酷評されてます(その本は読んでないので評論は控えます)が、『パーソナリティ障害』(PHP新書)と『人格障害の時代』(平凡社新書)はよくまとめられていると思います)。
また、R.D.レインの『引き裂かれた自己』(みすず書房)も難しいですがおすすめです。

(以下、いつもの口調に戻します)

さて、正直に言って、自分もこのような思いを誰かにさせてしまっているということ(事実そうなのだが・・・)、そのことに改めて心苦しい、申し訳ない気持ちになる。

コメントをくださったyukaさんは、シゾイドっぽい男性に好意を寄せていらっしゃるのだが、いかんせんシゾイドなもので(って私が言うことではないのだが)うまく関係が深まらないようだ。

> 私は長い間彼のことが好きですが、彼はそうではないようです。

なんと申し上げていいか言葉に詰まるが、

>私は、友人としては嫌われてないようですが、私が好意を示すと拒絶反応を示します。

ここでの「好意」とは、いわゆる恋仲・男女の仲になろうとする一種の「迫ってくる」ようなタイプのもののことだろうか。
とすると、確かにシゾイド型にはつらいところだろうな、とは言える。
また、その「好意」がもうちょっとモデレートなものだとしても、それに対して男のほうから何らかのアプローチをするということはこれまた難しいだろう。

ただ、察するに、「拒絶反応」を示されはするが、「嫌われてはいない」というところがポイントなのだろう。
これはおそらくyukaさんにとっては「好かれていない」ということになるのだろうが、一概にそうとは言えないとも思う。
彼の側に何らかの「好意」のようなもの(と言うしかないのが実情)がある可能性は否定できない。
しかし、逆に言うと、それはまたyukaさんにとってのアンビバレントな苦しみの原因でもあるだろう。
諦めるに諦めにくい状況ということだから。

>初めの頃は、私はただ傷ついて、もういい。と思おうとしましたがうまくはいきません。結局そんなまま、四年くらい経ちました。

四年・・・
私に同情する資格はまったくない。ある女性に好意を示されながら、ずーっと距離を取り続け、さらに突然その人の前から姿を消してしまったのだから(しかも、あいさつもせずに、突然「いなくなった」)。

こんな私に比べると、「彼」は社会に適応している度合いが高く、大過なく毎日を過ごしていらっしゃるようでもある。


さて、

>彼からしたら迷惑きわまりないですが、人とは深く関わろうとはとしない彼がたまに心配になります。
> 彼はちゃんと仕事もしているし社会人としては立派です。心配などする必要はないのでしょうか。

おそらくは、その彼も人付き合いはできるにこしたことはないと考えている可能性は高い。
ただ、心配してもらっても、それに対して何らかの「返答」というか「成果」を出すということが、もうほぼ無理だということもいやというほど実感している可能性も同時に高い。

yukaさんの心配を彼が気づくことはできるかもしれないが、それに対して「応える」ことがどうしてもできない。
シゾイドにも幅があるだろうから一概には言えないが、この「自分が他者の優しさに応えられない」という無能感あるいは無力感というものは、本人にとっては非常に心苦しいものとなる(そういったことをいっさい感じない類のひともいることだろうが)。

>彼が誰も必要としていないとしたら、私は自分の価値観で一方的に余計な心配をしてたのだ、と最近思いました。

これはどうコメントしていいか難しいところだが、余計な心配だったと思うことで彼に対する気持ちを少しでも整理できるのならいいのかもしれない。
が、わたしが彼の立場であれば、女性が「好意」を持ってくれること自体には感謝したい気持ちになっていたと思う。
しかし、それがその「好意」に応えるという段になると、とたんになにもできなくなってしまうので、申し訳ないし、嫌われたり恨まれたりしても文句は言えないな、とも思うだろう。

>複雑ですが、彼に親密になる人ができたら、それが私でなくてもいいことなんだと思います。

「彼に親密になる人ができる」というのはおそらく、かなり難しいことで、そしてだからこそ(?)諦めきれないのではないだろうか。

>しかし彼にとって私の接近が脅威となってしまうならそっとしてあげるのが一番でしょう。
>ただ、やはりつらいです。

わたしには適切な言葉を掛ける資格もないが、その「つらい」気持ちは当然のものだと思うし、おそらく「彼」も気づいてはいつつも、どうすることもできない自分に歯がゆさを感じ、また一方で、ずっと距離を取り続けていれば精神的には平穏に過ごせるということも感じているだろう。

うまくまとまらなかった。すいません。
機会があれば、また。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


   記事一覧画像一覧読者一覧フォトチャンネル一覧