先ほど、家の前の林から、ミンミンゼミの鳴き声がこの夏初めて聞こえた。
やっと梅雨が明けたかと思っていたら、もう晩夏の兆しだ。
早い。早すぎる。
今年は特に時間の経過が早く感じる。
ついこの間、年が明けたような気がするのだが、もはや半分以上が過ぎてしまったようだ。
困ったものだ。
いよいよ私も老年期に差し掛かってきたようで、日々老いを感じることが多い。
白髪が増え、体力が低下し、つい先日はついに遠近両用眼鏡まで使い始めた。
過ぎゆく時間には抵抗しようがない。
もう、あとは死ぬだけだ。
これが余生というものか。