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日本人にとっての人権とは、受刑者にみる日米の違い

2013-01-22 | Weblog

 

米国ABG放送のNIGHTLINEによると、米メリーランド州ジェサップにある刑務所では、毎週木曜日に編み物教室が開かれるという。

先生はボランティアの二人の白人女性だ。名前はズウェリング(Zwerling)とロブスティド(Rovelstad)。共に編み物が趣味だったが、60の定年を過ぎたころ、何か社会のために役立ちたいと考えるようになったという。

そこで刑務所の囚人に編み物を教えることを思いつき、刑務所長に話を持ちかけたところ、編み物の棒針が凶器になる恐れがあるとの理由で当初は断られたという。

それでもなお交渉し続けたところ許しがでて、2年ほど前からボランティアで教えはじめた。はじめると人気となり、いまでは100人以上の受刑者が編み物を楽しんでいる。そしてさらに参加希望者が順番待ちしている状態という。

受刑者からは、編み物をしている時がとても気持ちが落ち着くと好評だ。編んだ毛糸の帽子は小学校の子供たちにプレゼントされている。

誘拐や殺人未遂の重犯罪で服役している囚人達だが、いまでは心の落ち着きを取り戻しており、刑務所内の暴力も減り、なによりも、囚人たちにとって、ボランティアの二人は自分たちのお袋(母親)のような存在になってきているという。

 


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