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米恐怖指数高水準 トランプの起死回生で市場心理が急変(マネーの逃避が止まらない)

2016-11-06 | Weblog

11月第一月曜日の翌日、8日は米大統領選の投票日だ。日本時間9日午後には大勢が判明するという。古傷を抱えた両候補、世論調査では誤差の範囲内という1%台の僅差の戦いが続いていた。だが10月になると、共和党候補トランプの古傷である人種差別言動、とりわけ彼から身体的なハラスメントをうけた被害女性が次々にメディアの前で証言する事態になると、クリントンが当選に必要な過半数の選挙人270を超える勢いを見せてきた。金融市場はこれを大いに歓迎していた。ところが10月28日、米司法省の助言を無視し、米連邦捜査局FBIのコミ―長官(ブッシュ共和党政権下で司法副長官を務めた)は、一端は矛先を収めたクリントンの古傷、公務上での私用メール問題について、新たに捜査するとの爆弾発言。この発言に助けられるように、劣勢だったトランプは息を吹き返し、5日現在、クリントンとの差を1.7ポイントまで追い上げている。こうした米大統領選を巡る不透明感から市場の不安心理が高まっており、株などリスク資産を処分し市場からマネーを引き揚げる動きが加速している。管理人


米恐怖指数、連日で4カ月ぶり高水準 大統領選巡る不透明感で

2016/11/5 日経

投資家心理を測る指標である変動性指数(VIX)は4日、前日比0.43ポイント(1.9%)高の22.51となった。上昇は算出開始以来、最長となる9日連続。英国の欧州連合(EU)離脱が決まった直後で市場が混乱していた6月27日以来およそ4カ月ぶりの高水準を連日で更新した。取引時間中には23台に乗せる場面もあった。

VIXはS&P500種のオプションから算出する指数で「恐怖指数」と呼ばれる。20を上回ると投資家の不安心理が高まった状態とされる。


トランプ氏の影におびえる世界市場、24市場で下落 

2016/11/5 日経 

今週(10月31日~11月4日)の世界の株式市場はほぼ全面安。主要25市場のうち24市場で下落。米大統領選の世論調査で共和党候補のドナルド・トランプ氏の支持率が民主党候補のヒラリー・クリントン氏に肉薄し、先行き不透明感が高まりリスクを回避する売りが広がった。

米国のダウ平均は4日まで7日続落して約4カ月ぶりの安値を付け、機関投資家の多くが参考指標とするS&P500種株価指数は9営業日続落となった。

9連続下落は1980年以来、36年ぶりの記録だ。

 

 
 

トランプ氏の影におびえる市場
2016/11/5 日経

米大統領選が大詰めを迎えるなか、共和党候補、ドナルド・トランプ氏の影が市場を覆っている。

リスクを避ける動きは市場のあちこちに広がる。選挙結果がでる来週まで、投資家は嵐が通り過ぎるのをじっと待つ。

36年ぶりの9日続落――。多くの投資家が運用の指標にするS&P500種株価指数が4日、0.2%安で終え、1980年以来の珍事となった。ダウ工業株30種平均も7日続落し、4カ月ぶりの安値をつけた。


トランプ氏台頭でリスク回避、新興国・資源国通貨売り

2016/11/5 日経 

日経通貨インデックスを構成する25通貨のうち、4日までの1週間で最も下落したのはブラジルレアルだった。この1週間は米大統領選を巡る動きに市場が反応。世論調査で共和党トランプ候補の支持率が高まってきて投資家のリスク回避姿勢が強まった。

 

 

日経通貨インデックス 日本経済新聞社が算出する実効為替レートの指標。25通貨が対象。2008年=100
 

日経通貨インデックス 日本経済新聞社が算出する実効為替レートの指標。

 

 


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