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[国際競争] 学歴にこだわる日本企業(2)

2012-12-01 | Weblog

  卒業生を輩出し始めてわずかに5年。なのに日本の一流企業の人事担当者たちが、国際社会で活躍する人材を多く輩出している、と見ている大学がある。それはなぜ?

 
※日本経済新聞社が主要企業の人事トップ(人事部長以上)に「人材育成の取り組みで注目する大学」をアンケート調査。136社から回答。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一向に出口が見えない不況は、学生たちを未曾有の就職難に陥れている。そんな中、2004年に設置され、2007年度に第1期卒業生を送り出した秋田県の公立大学法人、国際教養大学(略称AIU)は、2011年度に至るまでの5年、ほぼ100%の就職率を誇っているのだ。今夏、日本経済新聞社が日本を代表する企業の人事担当者を対象に実施した「人材育成の取り組みで注目する大学」というアンケートでは、名だたる大学を抑えてダントツ1位。実際に卒業生の就職先には新日本製鐵、三菱商事、三井住友銀行など、優良企業が並ぶ。

 失礼を承知で言わせてもらえば新設の、しかも田舎にある大学の何がそれほど魅力なのか、大変気になってしまうところ。そこでまず、大学側に「人材教育に関しての授業」の内容を聞いてみた。

「本学の特徴としては、

①すべての授業を英語で行なう。

②入学後に英語集中プログラム(EAP)を受講する。

③1年間の寮生活。

④1年間の留学。

⑤少人数教育、

などが挙げられます。

ほかにも、言語異文化学習センターや24時間開館している図書館なども独特ですね」(企画広報チーム)

①は英語を学ぶのではなく、英語で幅広い教養を身につけるため。

②は英語での授業を理解するのに必要な英語力の習得のため。

③は留学生を含めた共同生活で社会性やたくましさを養うため。

④は全学生が対象で、留学により多様な価値観などを育み、人間的な成長を促すため。

⑤は教員と学生のコミュニケーションの機会を増やし、学生が自ら考え、意見を主張できる能力を養うためだという。


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