原発フェードアウト公約「見直す」維新・石原代表:
11/30 日本維新の会の石原慎太郎代表は30日午後の党首討論会(日本記者クラブ主催)で、29日に発表した政権公約に「(原発は)2030年代までにフェードアウト(消えていく)」と盛り込んでいることについて「そういう公約はやっぱり直させます」と語り、見直す考えを示した。
石原氏は29日、維新代表代行の橋下徹大阪市長とともに記者会見して政権公約「骨太2013~2016」を発表。「脱原発依存体制の構築」「原発政策のメカニズム・ルールを変える」と明記した。政策の実例として「既設の原子炉による原子力発電は30年代までにフェードアウトすることになる」とした。
石原氏は討論会で、原子力利用の選択肢を失うことは「困る」とした上で、「私はそういう公約はやっぱり直させます。(エネルギー政策などの)シミュレーションをして、そのシミュレーションの中で、原発の淘汰(とうた)を考えていくことだ」と語った。
原発、30年代までにフェードアウト 維新の政権公約:
11/29 日本維新の会の石原慎太郎代表と橋下徹代表代行(大阪市長)は29日午後、東京都内で記者会見し、総選挙の政権公約「骨太2013~2016」を発表した。原発政策は旧太陽の党との合流で後退していた「脱原発依存」を明記する一方、これまで「改正」の表現にとどめていた憲法で石原氏の持論の「自主憲法の制定」を盛り込むなど、両氏の主張に配慮した。
会見で石原代表は「硬直した中央官僚体制を壊す」、橋下代行は「具体的な工程表や官僚が出すようなものは示していない。センターピン(中核)になるものだけを出した」などと述べた。
公約は「日本を賢く強くする~したたかな日本~」と題し、経済・財政▽社会保障▽国家システム▽エネルギー供給体制▽外交安全保障で構成。自主憲法制定は基本方針に明記され、首相公選制、参院廃止に加えて憲法改正を実現する96条改正なども盛り込んだ。
他党見解:
みんな・渡辺代表は、(日本維新の会の公約は)中身を詳細に確認しておりませんので、ちょっとまだ、中途の段階でのことなんですが、相当、橋下さんがご苦労された感がありますね。「原発をフェードアウトする」という表現などは、苦心の跡がよく表れていると思います。おそらく(党内で)相当反対があったのを押し切って、こういう表現にしたんだと思います。
橋下さんは、最初から「原発ゼロ」を言ってきましたね。ただ、太陽の党のみなさんが、相当違ったお考えの方がいらっしゃる。そこで、大変なご苦労をされたんだと思います。しかし、相当の議論をしたんだと思いますが、最終的に「原発ゼロ」に近い表現になったと。というのは、ご苦労のあとが見受けられますね。(記者団に)
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