フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

フウランと富貴蘭(1)

2006年02月17日 | ◆マンポウの独り言

 フウランと富貴蘭の違い
一般の園芸店のフウランコーナーに立ち寄るとフウランと富貴蘭の違いをよく聞かれる
ことがある。 

このような質問をされる方たちは 将来フウランの愛好家に成る可能性のある方と思い
愛好家が増えることは嬉しいので説明は惜しまない。
時間があれば詳しく説明してあげるが、時間の無い時は言葉足らずになって困ってしまう。

最近の関係書籍「富貴蘭事典」(富貴蘭研究会発行)では、
富貴蘭とは野生フウランの変異品種の雅名であると記述されている。

日本富貴蘭会という団体に登録されて始めて富貴蘭と呼べるのでありフウランの
変異種が新しく発見されてもそれはまだフウランの変りであって富貴蘭とは呼べない
とも記されている。

全ての総称がフウランでその中の変異品種を特別に富貴蘭と呼び区別することが
一般的となっている。
違いの説明は概要としてこれで良いように思われる。


ちなみに富貴蘭という言葉だが。

昭和45年発刊 角谷新次・榊莫山共著では「風貴蘭」としての字を使っている。
風のままに生きつづけるこの植物の本質にちなんで新しく「風貴蘭」の名をおこした、
とある。

書道家で有名な榊 莫山 先生は単独書で「フウラン」を昭和51年に発行しており
全てフウランという呼び方でとおしている。

従って富貴蘭・風貴蘭・フウラン・どの名前を使っても間違いでなく好みの問題と
思っている。

前記、莫山 先生の「フウラン」という書は何時までも心に残る内容であった。
愛培品を
ぼくのフウランと題し、ぼくはもう20余年フウラン作りにとぼけている・・・
とこの調子で続くのである。

ほのぼのとしたフウランと戯れる姿に感銘しフウランの楽しみ方を再発見した
一人である。

この影響で フウランと表現するのが口癖で今更変えようが無いのである。

 

 



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